平成23年10月08日(土) 快れ 
小富士(2646m)

1 小富士

グランドキャニオンといわれる砂地の渓谷
  • 大手私鉄の「のんびりハイク&ウォーク」に参加し、須走口新五合目付近にある小ピーク「小富士」に登った。コースは、富士あざみライン旧馬返しから、あざみライン右側の砂地の渓谷(グランドキャニオン※)に入る。渓谷の上部で、あざみラインに沿って伸びる旧須走登山道に合流。樹林の登山道を小富士遊歩道(新五合目〜小富士の遊歩道)まで直登し、遊歩道を右折すれば小富士である。
    (※)宝永火山の噴火で、厚く堆積した噴出物が、融雪流で削られた渓谷状の様相を見せている砂地の断崖。「富士山グランドキャニオン」と呼ばれている。
  • コメツガ、ダテカンバの樹林に覆われた遊歩道を抜けると、砂地の小富士に飛び出す。快晴であれば富士山頂、山中湖、富士五湖周辺の展望が雄大(本日は遠望なし)

2 登山コース・データ  ※時刻・標高等の記入は、着時刻・場所(標高)・発時刻で、休憩時間を含む概数である
一 メンバー・登山口までの交通等
  • 参加者 8名
  • (往) 小田急町田7:46=電車・バス=10:00富士あざみライン旧馬返し
  • (復) 須走新五合目14:30=バス・電車=16:40小田急町田
二 コース・時刻・標高
  • 旧馬返し(1350m)10:15…グランドキャニオン…10:45旧須走登山道に合流(1520m)…11:55御室浅間神社跡(1835m)12:00…12:20小富士遊歩道に合流(1950m)…12:35小富士・昼食(1979m)13:25…13:45須走口新五合目(1959m)
三 山行データまとめ
  • 登り標高差  629m    
  • 行動時間   3時間30
  • 歩行距離  4.5km

3 コメント・画像
  • 富士山登山は、五合目を基点にし登頂するのが普通で、今では、五合目までの登山道を歩く人はまれである。小富士は、車で須走り口五合目まで来れば、小富士遊歩道約30分で登れる観光客の山である。今回は富士山二合目の旧馬帰し基点に、小富士登頂を予定。
  • 富士あざみライン旧馬帰しから堰堤を越えて登山開始。すぐに、グランドキャニオンが現れる。幾重にも重なる地層を見せるめずらしい地形は雄大である。渓谷上部で、係員の誘導に従い、「旧登山道」に取り付く。紅葉の始まった樹林に覆われた登山道の雰囲気は快適。五合目の小富士遊歩道を目指してひたすら登る。(「旧登山道」とは、・・・今は登山道ではないのだろうか?。登山の案内書にもあまり紹介されていないコースで、途中には崩れ落ちた御室浅間神社跡がある。小富士参道の石の標識が寂しく建っていた。)
  • 小富士遊歩道を右折し小富士に向かう。樹林を抜けると、突然目の前に砂・砂利で出来た小富士が顔を見せる。

富士あざみライン旧馬返しから堰堤を越えて登山開始

グランドキャニオンと云われる砂地の渓谷を進む




渓谷から旧須走口登山道に取り付く

旧須走口登山道



朽ちて倒壊している御室浅間神社
(旧須走口登山道)

小富士山参道の標識
(同)

小富士遊歩道

樹林に覆われた遊歩道



樹林を抜けると、砂・小砂利の小富士

小富士山頂