平成23年09月10日(土) 快晴 
焼岳(-北峰-2393m)

1 焼岳(-北峰-)

焼岳
  • 焼岳は上高地大正池の東に位置し、今でも噴煙を上げている活火山。大正池は大正4年の焼岳の噴火による土石流で梓川がせき止められ出来た池である。最高峰の南峰(2455m)は今でも立ち入りが禁止されている。
  • 槍ヶ岳・奥穂高岳等、標高3000m超の高峰が集中している上高地では、高さにおいて、数段引けをとる焼岳であるが、短時間(日帰り)で、鬱蒼とした樹林帯から、森林限界を抜けた後に歩くアルペン的雰囲気の岩峰歩き、噴煙を縫っての登頂等々変化に富んだ山歩きを楽しんできた。
  • 昨日の濃霧・強風の天候が一変、朝から快晴に恵まれ、槍・穂高をはじめ、360度の大展望を堪能してきた。

2 登山コース・データ  ※時刻・標高等の記入は、着時刻・場所(標高)・発時刻で、休憩時間を含む概数である
一 メンバー・登山口までの交通等
  • 参加者 3名(参加者23名の登山ツアーに山仲間3名で参加)
  • (往) 宿泊地西糸屋山荘から直接登山開始
  • (復) 中の湯温泉15:20=バス=20:40町田(道路混雑で約1時間渋滞)
二 コース・時刻・標高
  • 山荘(1500m)5:35…6:10登山道入口(1500m)6:15…8:40焼岳小屋(2080m)8:55…9:10展望台…10:35焼岳(2393m)10:50…11:20新中の湯分岐…(途中で昼食20分)…13:45林道の登山口(1600m)…14:10中の湯・入浴(1520m) (15:20バスで自宅へ)
三 山行データまとめ
  • 登り標高差  893m    
  • 行動時間   8時間35分
  • 歩行距離  10km

3 コメント・画像
  • 一大観光地「上高地」の西糸屋山荘に宿泊。登山前に河童橋、日本アルプスを西洋に紹介したウエストン卿の石碑を見学し登山開始。しばらくは鬱蒼とした樹林帯の歩きが続くが、次第に傾斜がきつくなる。傾斜地にはハシゴ(6〜7脚)が設置されている。最後の長いはしごを通過すると樹林帯を抜け草原状の尾根に変わる。前方に焼岳が顔を見せる。尾根への取り付きをジグザグに登りきり、焼岳小屋の建つ新中尾峠で小休止。
  • 焼岳を正面に見ながら展望のよい尾根を進む。明るく開けた展望のよい草原状の尾根を山頂に向う。焼岳の噴煙が次第に大きくなり、ところどころ硫黄の臭いが鼻をつく。噴気孔脇の岩場を登りきると山頂に飛び出す。笠ヶ岳、槍・穂高岳等北アルプスの名山、梓川の流れる上高地がが一望された。
  • 下山途中で食事を摂ることにし登山客で溢れる山頂を後にする。山頂直下の岩場を抜け、カール状の草原の斜面をひたすら下る。
  • 登山客の多い百名山であるが、行程中の位置を特定できる標識は @登り5時間のうち2ヶ所(焼岳小屋・展望台) A下り3時間20分のうち1ヶ所(中の湯方面のペンキ表示)のみで案内が不十分と思われた。登山道に入れば一本道で道に迷うことはないが、工程中の位置確認のためにも案内表示がほしい。

上高地観光のシンボル、河童橋

日本アルプスを世界に紹介した英牧師ウエストン卿の

朝焼け(登山日和を確信)

焼岳登山口入口

鬱蒼とした樹林帯を進む

傾斜がきつくなりハシゴが現れる

ハシゴ

4連ほど連結してある最長のハシゴ

クサリ場

焼岳小屋(新中尾峠)

樹林帯を抜け焼岳が顔を見せる(快適な尾根歩き)

同(同)

山頂が近くなり岩が積み重なっている登山道


山頂直下の岩場、噴煙の近くを通過

噴煙

北峰山頂への最後の登り

焼岳(北峰)頂上

                          山頂からの展望(次の画像の左へ続く)                      

同(前画像の右から続く)

上高地を山から一望

山頂から新中の湯へ下る

同(岩場の通過)

同(岩場の通過)

カール状の草原を中の湯温泉に下る