平成23年06月07(火)晴れ 
黒斑岩(2404m)

1 黒斑山

黒斑山(トーミの頭から撮影))
  • 黒斑山は、今でも噴煙を上げている三重式火山浅間山の西側を囲む第一外輪山の最高峰である。車坂峠から見るとなだらかな稜線を見せているが、浅間山に面した東側は鋭く切れ落ちており、荒々しい山容を見せている。トーミの頭〜黒斑山〜鋸岳と続く稜線は浅間山の好展望台となっている。
  • 関東地方は先月27日梅雨入り宣言(平年より17日、昨年より12日早い梅雨入り)、その後も天候不順が続き懸念していたが幸い晴天に恵まれ、期待通り浅間山の大展望が満喫できる山行となった。

2 登山コース・データ  ※時刻・標高等の記入は、着時刻・場所(標高)・発時刻で、休憩時間を含む概数である
一 メンバー・登山口までの交通等
  • 参加者 12名
  • (往)町田6:30=バス=10:15車坂峠
  • (復)車坂峠15:00=バス=19:10町田
二 コース・時刻・標高
  • 車坂峠(1973m)10:30…11:50避難小屋(シェルター)(2280m)12:00…12:15トーミの頭・昼食(2320m)12:45…13:05黒斑山(2404m)13:25…13:45中コース分岐(2280m)〜14:55車坂峠(1973m)
三 山行データまとめ
  • 登り標高差   431m    
  • 行動時間   4時間25分
  • 歩行距離   5km

3 コメント・画像
  • 標高1973mの車坂峠を基点に表コースから登頂、中コース経由で下山する歩きやすいコースである。芽吹きの始まったカラマツ林を進み小ピーク(車坂山)を通過し、いったん鞍部に下り登り返す。シャクナゲが多く見られる樹林と溶岩のガレ場を数回繰り返し高度を上げてゆく(シャクナゲは数輪咲き始めた程度。)。樹林の途切れている溶岩のガレ場からは、高峯高原の山々が一望できた(条件がよければ北アルプスが一望できる斜面である)。
  • 溶岩のガレ場から一登りすると一登りすると、浅間山噴火時の避難小屋(鉄製のシェルター)の前にでる。浅間山第一外輪山の南端で、眼前に浅間山とこれから登るトーミの頭が立ちはだかっている。ここから先は、右に浅間山を視界に入れての山行である。小休止後、いったん急斜面を鞍部まで下りトーミの頭に登り返す。
  • トーミの頭は、黒斑山から鋸岳に連なる第一外輪山と浅間山展望の最良のビューポイント。最終目的地の黒斑山は目と鼻の先に近づいており気分も爽快、壮大な浅間山を展望しながら昼食を摂った。昼食後黒斑山山頂に立ち、壮大な浅間山の展望を再確認し、穏やかな樹林の続く中コース経由で車坂峠に下山した。、

車坂峠から表コースで山頂を目指す

芽吹きの始まった針葉樹林

溶岩のガレ場

樹林帯

高峯高原方面の展望(条件がよければ北アルプスの山々が一望できるもよう

浅間山噴火時の避難シェルター

これから目指すトーミの頭(左)と浅間山

浅間山を見ながらトーミの頭へ取り付く


浅間山(トーミの頭から望む)

浅間山と第一外輪山の大パノラマ(トーミの頭から展望)

黒斑山山頂

なだらかな中コースを車坂峠を目指す

4 山で出合った高山植物

  小さな画像をマウスでポイントすると大きな画像が見られます。

ツガザクラ

オオヤマザクラ

ミツバオオレン

ミヤマカタバミ

イワカガミ

ハクサンイチゲ

アズマシャクナゲ