平成22年11月02(火)晴れ 
荒船山(1423m)

1 荒船山

荒船山のシンボル(絶壁の艫岩)
  • 長野・群馬県境に位置する荒船山は、荒海に高さ200m、長さ2kmに及ぶ巨大艦船が浮かんでいるような山容をみせている。山頂部に広がる2kmの平坦地の南端ピーク(経塚山)が最高峰。
  • 平坦地北部の大絶壁-艫岩(トモイワ)-からの展望は圧巻で、気象条件がよければ、浅間山、妙義山、白根山等の上信国境山々をはじめ、北アルプスの大展望が楽しめる。(本日は地平線付近ガスのため、快晴であったが遠望なし。)
  • 山頂部は紅葉の最盛期が過ぎていたが、登山口付近は今が最盛期。紅葉を楽しみながらの登山者が大勢訪れていた。

2 登山コース・データ  ※時刻・標高等の記入は、着時刻・場所(標高)・発時刻で、休憩時間を含む概数である。
一 メンバー・登山口までの交通等
  • 参加者 11名(ミニバスチャーター)
  • (往)町田7:00=バス=10:15内山峠登山口駐車場
  • (復)荒船の湯18:30=バス=21:10
二 コース・時刻・標高
  • 内山峠(1080m)10:25〜11:40一杯水(1240m)11:50〜12:15艫岩・昼食(1330m)13:00〜13:35経塚山(1423m)13:45〜14:15艫岩(1330m)14:20〜16:00相沢登山口(580m)16:10〜17:00荒船の湯・入浴(470m)
三 山行データまとめ
  • 登り標高差   343m    下り標高差   953m  
  • 行動時間   6時間35分
  • 歩行距離   11km

3 コメント・画像
  • 山の会の例会登山として、西上州で特異な山容を見せている荒船山を取り上げた。公共交通機関利用での日帰り登山は、時間的に無理なためミニバスをチャーター。絶壁の上にある艫岩展望台からの大展望には定評のある山で、紅葉も期待しての登山である。
  • 内山峠登山口から入山。内山峠から一杯水周辺までは期待通り紅葉の最盛期。美しい紅葉に歓声を上げながら、小ピークを数回通過し一杯水を目指す。一杯水から先は一部岩場のトラバースもあるが、急坂を登りきれば艫岩展望台に飛び出す。足元は約200mの絶壁の上である。眼前に広がる紅葉の山並みと浅間山の展望がすばらしい。
  • 艫岩での展望を堪能し最高峰の経塚山に向かう。山頂部とは思われない2kmにも広がる平坦部の先にある樹林に覆われた小ピークが最高峰の経塚山(荒船山)である。艫岩まで引き返し下山口の相沢登山口に向かう。
  • 艫岩の絶壁に等しい約200mの急坂を一気に下るが、階段や手摺が設置されており安全に通過できる。沢のせせらぎ音が大きくなれば登山口である。集落にある「荒船の湯」で汗を流し帰京した。

内山峠から登山開始、紅葉を見ながら進む




山頂部が平坦な荒船山(右サイドピークが経塚山)

紅葉に染まる登山道

一杯水(岩から清水が流れている)

岩場をトラバースして艫岩の絶壁を目指す

艫岩展望台(足元に200mの絶壁、展望抜群)

艫岩から紅葉の山並みを展望

眼前に浅間山が見える

山上の平原を経塚山へ(紅葉の最盛期は経過)


荒船山山頂(「経塚山」・「荒船山」二つの表示が出ている)

艫岩から下山開始(約200mの急降下)