平成22年9月18(土)晴れ
伊予ヶ岳(337m)・大山千枚田

1 大山千枚田散策と伊予ヶ岳登山
  • 早朝に、東京から一番近い、農水省認定「棚田百選」の一つ大山千枚田を散策し、その後、標高は低いが岩峰の伊予ヶ岳登山を兼ねて訪れてみた。

2 行動スケジュール・登山・データ  ※時刻・標高等の記入は、着時刻・場所(標高)・発時刻で、休憩時間を含む概数である。
一 メンバー・登山口までの交通等
  • 参加者  2名
  • (往)自宅(町田市)4:50=マイカー=6:35大山千枚田7:50=8:20平群神社(伊予ヶ岳登山口)
  • (復)群神社12:00=マイカー=14:20自宅
二 コース・時刻・標高
  • 大山千枚田散策
    6:35〜7:50
  • 伊予ヶ岳登山
    平群神社(60m)9:00…9:55南峯(325m)10:05…10:15北峰(337m)10:20…10:30南峰10:35…11:10平群神社
三 山行データまとめ
  • 登り標高差   277m
  • 行動時間   2.10
  • 歩行距離   2.5km

3 大山千枚田散策(現地案内板を参照)
  • 起伏が多く、平坦な土地が少ない南房総の山間部は、山の斜面を開墾し地形を巧みに利用して棚田が盛んに造成された。その一つ「大山千枚田」は、平成11年に農水省の「日本の棚田百選」に認定され、棚田の活用と保存が行われている。東京に一番近い棚田百選として脚光を浴びている。
  • 大山千枚田および、至近距離にある大山寺(※1)とその参道にあるバクチの木(※2)の群生地を散策した。
    ※1 神亀元年(724年)開基との伝承もあるが創建年代は不明の由。現存の建造物は古く古刹の佇まいを見せている。
    ※2 別名ビラン樹(ジュ)とも言われる。幹の皮が剥げ落ちて灰褐色になる様子が、バクチに負けて身ぐるみ裸にされることに見たてて名づけられたという。

大山千枚田

大山寺

バクチの木
4 伊予ヶ岳登山
  • 標高400mに満たない山であるが、高山の少ない房総ではよく登られている山である。北峰(337m)、南峯325mを持つ双耳峰の山。岩峰を空に突き上げる南峯の山容から「房総のマッターホルン(?)」とも言われているようである。
  • 短時間で山頂に立つことができるが、山頂直下は一部ロープ・クサリを頼りに登ることになる。岩峰の頂を持つ南峰は、房総の山並みが一望できるほか、房総半島、伊豆半島、伊豆大島、富士山等360度の展望が広がっている。なお、三角点の置かれている北峰は(最高地点)は、南峰同様360度の展望が開けているが、山頂に山名の表示もないひっそりとした頂である。

伊予ヶ岳(右が岩峰の南峯)

登山者用駐車場、トイレも設置されている平群神社

登山道

山頂直下のロープ、クサリ場


南峰山頂

北峰からから見た南峰の岩稜