平成22年9月11(土)晴れ 〜 12(日)雨
西穂独標(2709m)

1 西穂独標

西穂独標
  • 北アルプスを代表する穂高山塊の一つ西穂高岳の登頂を予定し入山。入山日は好天であったが、山頂登頂日は朝から、強風・雨・濃霧の悪天候で雨具装着の山歩きとなった。西穂高岳の登頂は断念し、「西穂独標」登頂のみで下山。独標は、西穂高岳への一ピークであるが、穂高山塊の一角に位置する岩稜のピークである。
  • 入山日の好天を生かし、@ロープウエイ山頂駅の「展望台」や森林限界の上に顔を出す「西穂丸山」から、360度の大展望が堪能できたこと、A西穂高岳登頂は断念したが、岩稜の「独標」に登頂できたことで、記憶に残る山行となった。

2 登山コース・データ  ※時刻・標高等の記入は、着時刻・場所(標高)・発時刻で、休憩時間を含む概数である。
一 メンバー・登山口までの交通等
  • 参加者  2名
  • (往)11日 自宅(町田市)4:50=マイカー=10:40新穂高温泉=ロープウエイ=11:55西穂高口・昼食
  • (復)西穂高口11:45=ロープウエイ=12:30新穂高温泉=12:40マイカー=21:30自宅
二 コース・時刻・標高
  • 11日
    西穂高口(2156m)12:35…14:05西穂山荘(2385m)・泊
    好天に誘われ山荘から「西穂丸山」まで散策
  • 12日
    西穂山荘(2385m)7:05…7:20西穂丸山(2452m)…8:20(西穂)独標(2701m)8:45…9:35西穂丸山…9:55西穂山荘10:15…11:25西穂高口
三 山行データまとめ
  • 登り標高差  初日229m 2日目316m  合計 545m
  • 行動時間   初日3.30  2日目4.20   合計 7時間50分
  • 歩行距離   初日2km   5km       合計 7km

3 コメント・画像(初日)
  • 新穂高温泉から、二階建てロープウエイで西穂高口駅へ。山頂駅周辺は、ハイキングコース(千石園地)で観光客が多く訪れるところである。駅屋上の展望台からは360度の大展望が得られ、明日登頂する西穂高岳、笠岳、焼岳等が一望された。
  • 観光地から登山道に入る。オオシラビソ、コメツガの樹林の中の登山道が、宿泊場所の西穂山荘まで続いている。冬季の積雪時の状況を見越してか、コース案内板が頭上4mほどの位置の木の幹に取り付けられていた。山荘到着後、森林限界の上にある「西穂丸山」まで足を延ばし展望を楽しむ。

二階建てのロープウエイ

西穂高岳(西穂山荘、独標も認識できる)-駅屋上展望台から-

笠ヶ岳(2898m、百名山)-同-

焼岳(2455m、百名山)−同-

山頂駅付近の散策路

遊歩道と別れ登山道に入る

西穂山荘までは樹林帯が続く

冬の積雪を見越し、頭上約4mに案内板が設置

西穂山荘

好天に誘われ西穂丸山まで足を延ばし展望を堪能

丸山からの展望
4 コメント・画像(2日目)
  • 西穂登頂日は朝から、強風・雨・濃霧。カッパ装着の登山となる。山荘を後に登山道に入るとすぐに森林限界を超える。昨日散策した丸山を過ぎると、岩稜の尾根歩きが続く。
  • 濃霧で他の登山者が見えなかったが独標山頂に取り付く岩場で、登山者6〜7名と合流、内心ホ-としながら山頂に立つ。
  • 歴史的な猛暑・酷暑の夏であったが、見かけた高山植物の大多数が、花後の結実の時期を迎えていた。

カッパを装着し登山開始


同(傾斜がきつくなる)


独標への取り付き(同行者数名と同道)


独標山頂(西穂高岳独標の標識と11峰のペンキ)


サンカヨウ(実)

ハリブキ(実)

イワツメクサ

タケシマラン(実)

シラタマノキ(実)

ナナカマド(実)

ゴゼンタチバナ(実)