平成22年4月18(日) 快晴
岩櫃山
(いわびつやま-803m-)
1 岩櫃山
鋭い岩峰の岩櫃山
吾妻八景を代表する景勝の地として知られる岩櫃山は鋭い岩峰を見せる岩山である。山頂からは赤城、榛名、妙義の上州の山々をはじめ、上信越県境の谷川岳、白根山、浅間山等大展望が広がる。
岩櫃山の東面中腹には、南北朝のころ築城されたといわれる岩櫃城跡がある。岩櫃城・・・典型的な中世の山城で、本丸、二の丸、中城を持つ上州最大規模の城跡。甲斐武田氏、越後上杉氏、小田原北条氏の支配権争いが繰り広げられ、武田氏の家臣真田の配下にあったが、徳川氏天下統一、戦国時代の終焉とともに岩櫃城のその役割を終えた(東吾妻町観光協会設置の案内板)。
2 登山コース・データ ※時刻・標高等の記入は、着時刻・場所(標高)・発時刻で、休憩時間を含む概数である。
一 メンバー・登山口までの交通等
2名
(往)自宅(町田市)5:20=マイカー=9:15平沢登山口(一本松駐車場)
(復)平沢登山口13:40=マイカー=18:15自宅
二 コース・時刻・標高
平沢登山口(515m)9:30…9:45岩櫃城跡(585m)…10:15天狗の蹴上げ岩…10:40九合目10:55…11:05岩櫃山(803m)11:20…11:45天狗の蹴上げ岩…12:20赤岩通り登山口・昼食(510m)12:35…13:00郷原駅Y字路(420m)…13:35平沢登山口(515m)
三 山行データまとめ
登り標高差 383m
行動時間 4時間5分
歩行距離 5km
3 コメントと画像
登山前日(17日)、列島は厳しい寒波の来週で、東京でも41年前の記録に並ぶもっとも遅い降雪に襲われたが天候急回復、予定通り岩櫃山へ出かけた。しかし、最寄の郷原駅から駐車場への道路が通行止め(工事中?、降雪のため?)。親切な地元の住民に、ご本人のマイカーで、別ルート経由駐車場まで先導していただきました。(予定通り登山ができました。ありがとうございました。)
登山口には、「登山口休憩舎」が設置され、詳細なコース案内が入手できたほかトイレ、広い駐車場も完備している。登頂コースは幾つかあるが、今回は駐車場の完備している平沢登山口から山頂を目指す。樹林帯を少し登った小高い丘が展望のよい岩櫃城跡である。城跡の先は、岩稜の尾根が続き、天狗の蹴上げ岩に近づくにつれ巨岩が多く見られるようになる。
天狗の蹴上げ岩から先、八合目〜九合目〜山頂が岩櫃山の核心部分である。九合目ピークから、クサリ、ハシゴで登る山頂が眼前に立ちはだかり少々緊張する。ハシゴ、クサリを頼りに山頂に立ち、大展望を楽しむ。
下山は山頂から天狗の蹴上げ石まで往路を戻り、そこから十二様通りを経由郷原駅へ下り、駅から駐車場まで登り返しマイカーを回収する周遊コースを設定。
平沢登山口(広い駐車場 休憩舎、トイレもある)
戦国時代のロマンを語る岩櫃城跡
芽吹き前の尾根を進む
尾根でであったニホンカモシカ?
天狗の蹴上げ岩付近から山頂まで岩場の尾根を進む
ハシゴ、クサリにガードされている狭い山頂(九合目から山頂を望む)
4 登頂風景
小さな画像にマウスを乗せると大きな画像がが見られます。
岩櫃城から先は岩稜の尾根
巨岩が現れる
ハシゴ
巨岩
クサリ
九合目の登り
山頂への登り
同
同
5 山頂からの展望
上越県境(谷川岳方面)
上信県境(白根山方面)
浅間山
榛名山塊