平成21年7月16(木) 快晴
雨飾山(1963m)

1 雨飾山

雨飾山(宿泊地の小谷温泉から望む)
  • 新潟・長野県境に位置する深田久弥の百名山。「信州の大町から糸魚川街道を辿って、佐野坂を越えたあたりで、遥か北のかなたに、特別高くはないが品のいい形をしたピラミッドが見えた。しかしそれは、街道の左手に立並んだ後立山連峰の威圧的な壮観に眼を奪われる旅行者には殆ど気付かれぬ、つつましやかな、むしろかわいらしいと言いたいような山であった。私はその山に心を引かれた。」(深田久弥)
  • まだ梅雨の明けぬ時期に、好天を祈る気持ちで仲間と登頂を計画。7月14日(登山2日前)、奇跡的にも例年より早く関東甲信地方に梅雨明け宣言、快晴に感謝しながら登頂してきた。

2 登山コース・データ  ※時刻・標高等の記入は、着時刻・場所(標高)・発時刻で、休憩時間を含む概数である。
一 メンバー・登山口までの交通等
  • 7名
  • (往)7/15JR町田10:48=電車・バス=16:50小谷温泉村営雨飾荘
       7/16雨飾荘5:00=バス=5:10雨飾高原キャンプ場
  • (復)7/16キャンプ場13:30=バス・電車(途中風呂・昼食)=21:10JR町田
二 コース・時刻・標高
  • キャンプ場(1170m)5:20…6:10尾根4地点・朝食(1385m)6:40…7:20荒菅沢出会(1450m)7:30…9:05主稜線出会(1890m)…9:45雨飾山(1963m)10:00…10:40主稜線出会(1890m)…11:50荒菅沢出会(1450m)…13:20キャンプ場(1385m)
三 山行データまとめ
  • 登り標高差  793m (累積標高 差約1050m)
  • 行動時間   8時間
  • 歩行距離   約 8.8km

3 コメント・画像
  • 朝食の弁当を持参し、キャンプ場から登山道に入る。しばらくは木道が置かれる湿原を進むが、すぐに樹林の中の急登が始まる。ブナの原生林が美しい。なお、山頂までは4.4km、400mおきに11枚の表示板が設置されており歩く目安になる。標識4/11地点で朝食を摂り樹林帯をジグザグに登る。
  • 標識6/11地点で、標高差約60m下り、荒菅沢出会に到着。沢の前方に山頂が顔を見せている。冷たい沢の水で喉を潤し稜線までの、標高差約450mの登りに取り掛かる。まずロープを頼りに樹林帯を急登し支尾根に出ると展望が開けてくる。路岩のガレ場を登りきれば、高山植物が多く見られる平坦な笹原に飛び出す。笹原を進み一登りで双耳峰の雨飾山山頂である。
  • 山頂から糸魚川市街や日本海、白馬岳をはじめ後立山連峰、妙高山、高妻山など北信、頚城山塊の大展望を堪能した。
  • 次をクリックするとこの山で見た高山植物が見られます。

キャンプ場からしばらく木道の置かれた湿原を進む

ブナの大木

400mごとに表示板が設置されている

荒菅沢(前方に雪渓、雨飾山が見える)

ロープを頼りに樹林帯を登る

稜線を目指し路岩のガレ場を登る


山頂を目指して高山植物の多い笹原を進む

雨飾山(背後の山は白馬三山)

山頂からの展望(西南方面-中央白馬三山)

同(東南方面-乙妻山(前)と高妻山)