平成20年10月17日(金) 快晴
中山(2496m)・丸山(2330m)-北八ヶ岳
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1 中山・丸山

深い樹林の続く丸山・中山登山道
  • 麦草峠から、北八ヶ岳縦走路上に位置する丸山(2330m)および中山(2496m)を踏み、帰路に白駒池の湖畔を散策し出発点に戻る。
  • 丸山・中山は深い原生林に覆われた山域で、所々に好展望場所もあるが、倒木や岩交じりの登山道は苔に覆われ深山の雰囲気を漂わせている。標高2500mに迫る山頂まで、麦草峠から手軽に登るこことが出来る山域である。(奥深い山であるが、「中山」、「丸山」と特長のない山名がさびしく感じられた。)

2 登山コース・データ  ※時刻・標高等の記入は、着時刻・場所(標高)・発時刻で、休憩時間を含む概数である。
一 メンバー・登山口までの交通等
  • 2名
  • (往)自宅4:30=マイカー=8:00麦草峠
  • (復)麦草峠14:40=マイカー=20:10自宅
二 コース・時刻・標高
  • 麦草峠(2127m)8:20…9:20丸山(2330m)9.30…9:50高見石(2270m)10:10…11:20中山・展望台(2496m)・昼食11:50…12:50高見石…13:30白駒池(2115m)14:00…14:35麦草峠
三 山行データまとめ
  • 登り標高差  369m (累積約500m)
  • 行動時間   6時間15分
  • 歩行距離   約 10km

3 コメント
  • 登山口の麦草峠は標高2127m、国道としては渋峠に次いで日本で2番目の高さである。峠周辺は明るく気持ちのよい笹原が広がっている。まず、丸山へ向かう。駐車場から登山道に入ると、すぐに深い樹林帯が続く。倒木や岩には、絨毯を敷いたように苔が一面に覆っている。滑りやすく歩きにくい箇所もある。樹林の中でホシガラスが餌を食べていた。丸山山頂は樹林帯の中の小ピークで、小さな祠と山頂標識が設置されている。
  • 丸山山頂から中山への鞍部に向かう。鞍部近くにある高見石(巨岩が数十メートルも累積している好展望台)に登り展望を楽しむ。帰路に立ち寄る白駒池が樹林の中で神秘的な姿を見せている。
  • 中山への登りも樹林帯が続く。山頂手前に多くの岩とハイマツに敷き詰められた広い展望台に出る。5分ほど先の樹林帯にある山頂の標識を確認し展望台に引き返し、蓼科山や北八ヶ岳でよく見られる樹林の縞枯れ現象を展望しながら昼食を摂る。
  • 昼食後、高見石まで往路を引き返し、午前中に高見石から眺めた白駒池に向かう。最盛期は少々過ぎていたが紅葉も一部残る湖畔を散策する。白駒池から、ハイマツの生い茂った「白駒の奥庭」と表示されている木道の散策路を出発点の麦草峠に引き返す。

麦草峠(明るい笹原が広がっている)

丸山への樹林帯

木の根・岩は苔に厚く覆われている

ホシガラス
黒い体に星をちりばめたように白斑が並ぶ。体長はハトくらい。
ハイマツの実や昆虫も食べる。

丸山山頂

高見石

高見石からの大展望(白駒池が樹林の中に神秘的な姿を見せている)

中山山頂(深い樹林の中)


中山山頂近くの展望台から蓼科山を望む
(縞枯れ現象が広く見られる)

白駒池