平成20年9月4日(木) 曇り
武尊山(2158m)

1 武尊山(ほたかやま)

クサリ場
  • 山塊は前武尊、中ノ岳、剣ヶ峰、沖武尊等、2000mを超える峰で形成されている。最高峰の沖武尊(2158m)をさして、武尊山(または上州武尊山)言われている。深田久弥の百名山。
  • 武尊山が「昔から宗教の山であったことは、最高峰の頂に御嶽山大神と刻んだ石が立っていたり、剣ヶ峰の頂きに普寛霊神が祀ってあったりすることによっても察しられる。(深田久弥の日本百名山より)。
  • 花咲登山口から山頂を目指せば、前武尊、中ノ岳を踏み最奥の武尊山に至るが、今回は裏見ノ滝から入山し、手小屋沢避難小屋から、直接最高峰の武尊山に取り付く。山伏の修行の場に相応しく、山頂近くはクサリ・ハシゴの連続する岩場の通過が待っている。
  • 武尊山は一等三角点が置かれ、日光・尾瀬・上越・南アルプスなど、360度の大展望に定評があるが、今日は濃いガスに覆われ残念ながら展望なし。

2 登山コース・データ  ※時刻・標高等の記入は、着時刻・場所(標高)・発時刻で、休憩時間を含む概数である。
一 メンバー・登山口までの交通等
  • 2名
  • (往)自宅(町田市)2:50=マイカー・水上IC=6:30武尊神社(裏見ノ滝)
  • (復)武尊神社(裏見ノ滝)15:25=マイカー=19:50自宅
二 コース・時刻・標高
  • 武尊神社(1040m)6:45…7:30剣ヶ峰・避難小屋分岐(1280m)7:45…8:55手小屋沢避難小屋(1650m)9:05…11:00武尊山頂(2158m)・昼食
  • 武尊山頂11:20…13:10手小屋沢避難小屋13:20…14:10剣ヶ峰・避難小屋分岐…14:45武尊神社…裏見ノ滝見学30分
三 山行データまとめ
  • 登り標高差   1118m
  • 行動時間    8時間
  • 歩行距離    11.4km

3 コメント・画像
  • 武尊神社から林道を直進、剣ヶ峰・手小屋沢避難小屋分岐を左折し避難小屋を目指しカラマツやブナの樹林をすすむ。次第に勾配がきつくなり、「懺悔坂 群馬修験」の札が木に下がっている箇所を通過すると尾根に出る。
  • 避難小屋を左手の樹林の中に見て、尾根を山頂に向かう。木の根が露出している、「懺悔尾根」の札が下がっている尾根歩きが約1時間。次にコース一番の難所、岩場が現れる。高さ10m程のほぼ垂直な岩場5〜6箇所を、クサリ、ハシゴに捕まりながら通過。足場はしっかりしていた。
  • 最後のクサリ場を通過すると、一気に視界が開ける。ハイマツ、シャクナゲに覆われた気持ちのよい尾根が山頂まで続いている。

剣ヶ峰・手小屋沢避難小屋分岐

カラマツ、ブナの林


尾根へ取り付く急坂(懺悔坂)

木の根が絡み合い歩きにくい急坂の尾根(愚痴尾根)

クサリ・ハシゴ場



ハイマツ、シャクナゲの中の気持ちのよい尾根道

ガスで、山頂がかすんでいる

360度の展望が得られる山頂

山頂から剣ヶ峰方面の展望

落差40mの豪快な滝。残念ながら、遊歩道崩落のため
今は、滝の裏からの見学は出来ない