平成20年8月22日(金) 晴れ
皇海山(2144m)


渡良瀬川水源碑の建っている皇海山山頂
皇海山(すかいさん)
  • 深田久弥の百名山
  • 栃木県足尾方面から、庚申山〜鋸山十一峰〜皇海山に至る厳しい岩峰の続く山塊は、江戸時代は日光修験道の道場として利用されていたそうである。足尾側から皇海山登頂は、深い樹林、笹薮、アップダウンの連続する登山道で苦労の末に山頂に立てる山であったが、現在では、国道120号線の吹割の滝付近から、栗原川林道を皇海橋までマイカーで入り、登頂するコースが主流。往復6時間弱で山頂をピストンが可。
  • 栗原川林道は約20km、1車線、砂利道、悪路の連続。地元タクシー乗務員の意見を参考に、帰路は皇海橋から整備の良い根利林道を利用した。
2 登山コース・登山データー(時刻、標高の記入例 ※着時刻・場所(標高m)・発時刻。休憩時間を含む概数)
一 メンバー・登山口までの交通等
  • 2名
  • (往)自宅(町田市)4:00=マイカー(栗原川林道経由)=8:15皇海橋
  • (複)皇海橋14:25=マイカー(根利林道経由)=20:15自宅
二 コース・時刻・標高
  • 皇海橋(1350m)8:30→9:35中間点標識(1600m)8:40→10:20稜線のコル(1860m)10:30→11:25皇海山(2144m)11:50→12:30稜線のコル(1860m)→13:15中間点(1600m)→14:15皇海橋(1350m)
三 山行データまとめ
  • 登り標高差   794m
  • 行動時間    5.45
  • 歩行距離    往復7.2km
3 コメント・画像
  • 登山口の皇海橋から、不動沢沿いの登山道に入る。沢を数回わたり返し、笹に覆われた樹林の登山道を進む。沢べりの岩が苔に覆われ手付かずの自然が印象的。
  • 山頂までの歩行距離の中間点を過ぎると傾斜がきつくなる。コースは、やがてガレた小さな沢の中を進むようになる。ペンキや標識のテープを目印に、コースを外れないよう慎重に行動。沢をツメ、木の根を頼りに急坂を登れば稜線のコルである。皇海山から庚申山への稜線に立つ、岩峰の鋸山が眼前に飛び込んでくる。
  • 稜線のコルから、一部立ち枯れ・倒木交じりの尾根を山頂に向かう。木の根、岩角を頼りに、山頂直下の急騰を通過すれば、渡良瀬川水源碑の立つ山頂である。樹林と急に湧き出したガスで展望なし。
  • 皇海橋からの登山道が開かれ日帰りで登れる山になったが、登山口の皇海橋までは人里から20kmのラフな林道走行を余儀なくされる。それが幸いし、手付かずの自然が残されている山域である。※帰路、皇海橋から約5km走った林道のカーブする地点で、林道を横断する熊(マイカー約30m手前)を見かけた他、林道脇の草むらには鹿も見られた。

沢沿いの登山道(笹に覆われた樹林の登山道)

不動沢や枝沢を数回渡り返す

沢縁の岩は苔に覆われている

登山口〜山頂の歩行距離中間点

沢を直登(ガレ場の急登)

同(同)

鋸山(鋸山十一峰と言われ岩峰の連続する峰)

稜線のコルから山頂への尾根(立ち枯れ、倒木混じりの樹林)

同(樹林の中の急登)

同(大きな岩を迂回)

山頂(樹林とガスで展望はなかった)