平成20年8月1日(金)〜3日(日) 晴れ
槍ヶ岳(3180m)


朝日に染まる槍ヶ岳
槍ヶ岳
  • 鋭い穂先を天に向けている槍ヶ岳は、日本のマッターホルンとも言われ、クライマー憧れの山である。どの方向から見ても同じ姿で、鋭い剣を天に向けている槍ヶ岳は、何時どこから見ても見間違うことのない富士山と似ている。
  • 標高は日本第五位の3180m。百名山。40数年ぶりに仲間と登頂した。今回は上高地から槍沢をつめ、槍ヶ岳往復コースである。
  • 次をクリックすると槍ヶ岳で見られた高山植物が見られす。
2 登山コース・登山データー(時刻、標高の記入例 ※着時刻・場所(標高m)・発時刻。休憩時間を含む概数)
一 メンバー・登山口までの交通等
  • 7名(ただし登山ツアーに参加。ツアー参加者25名)
  • (往)8/1 JR町田6:46=電車・バス=11:15上高地・昼食
  • (複)上高地16:25=バス・電車=11:10JR町田
二 コース・時刻・標高
  • 8/1(金)
    上高地(1500m)12:15→明神→14:05徳沢園(1560m)(泊)
  • 8/2(土)
    徳沢園(1562m)5:00→6:10横尾→8:10槍沢ロッジ(1820m)8:20→9:30大曲(2094m)→11:10天狗原分岐(2350m)11:30・・・12:00尾根(2550m)→12:50殺生小屋分岐(2800m)→13:50槍ヶ岳山荘(3020m)14:10→14:50槍ヶ岳(3180m)15:05→15:30槍ヶ岳山荘(3020m)(泊)
  • 8/3(日)
    槍ヶ岳山荘(3020m)4:20→4:30殺生小屋分岐(2800m)→7:00大曲(2094m)→7:50槍沢ロッジ(1480m)8:10→9:40横尾→10:45徳沢園(1562m)・昼食11:40→13:15上高地(1500)・入浴・散策
三 山行データまとめ
  • 登り標高差  初日60m 2日目1620 合計1680m
  • 行動時間  初日 1.50 2日目 10.30 3日目 8.55
    合計行動時間  21.15   歩行距離 往復44km
3 コメント・画像
 <上高地から槍岳山荘へ>
  • 8/1上高地でバスを下車、昼食後観光客で溢れる河童橋を後に、登山開始。本日は徳沢園で宿泊。
  • 8/2 AM3:30起床。早い朝食を摂りAM5:00槍ヶ岳を目指し出発。眼前には朝日を受ける前穂高岳がくっきり浮かんでおりおり、今日の好天を確信する。しばらく梓川、更にその上流の槍沢を進む。樹林帯を抜け草原状の川原はクルマユリ、シナノキンバイなどの高山植物が多く咲いている。沢が左に回りこむ大曲からは傾斜がきつくなる。氷河により形成されたU字形の沢の両側には垂直の岩の壁が見られる。雪渓の残る沢の先に槍ヶ岳が聳え立っている。
  • 雪渓を数回渡り返し、稜線を目指す。振り返ると、常念岳・蝶ヶ岳の山並みがみられ、槍ヶ岳が眼前に大きく立ちはだかっている。最後のガレ場を登り稜線の槍ヶ岳山荘にたどり着く。

上高地のシンボル河童橋。槍・穂高登山基地でもある。

朝日を受けた前穂高岳(AM4:50徳沢園)

しばらく梓川に沿って進む。

槍沢沿いの草原はお花畑である。

氷河で形成されたU字形の槍沢


沢の先には槍ヶ岳が大きく聳えている。


振り返ると槍沢の上に常念岳(左)、蝶ヶ岳(右)の山並みがみられる。

眼前に槍ヶ岳が大きく聳えている

尾根に取り付く最後の登り
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<山頂アタックと山頂からの展望>
  • 山荘にリュックを下ろし、槍の穂先に向かう。大勢のクライマーが山頂を目指している。登・下山の交錯する箇所は登りコース、下りコースが設置されており思ったよりは渋滞が見られず、クサリ・ハシゴを頼りに念願の山頂に立つ。
  • 20名程度しか立てない狭い山頂は、高度感抜群、登ってきた槍沢や山荘が真下に見える。一部ガスが舞っており360度の展望は無理であるが、東側(大天井岳・常念岳方面)の展望を楽しむ。

槍の穂先をアタックする多くの登山客

頂上アタック


クサリ場


ハシゴ場


槍ヶ岳山頂

苦労して登ってきた槍沢

宿泊場所の槍ヶ岳山荘

槍ヶ岳東方面の展望(大天井岳・常念岳方面)
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<朝日・夕日・下山道)
  • 夕焼けに染まる山並みが、時々刻々変化し幻想的な表情を見せている。3000m高峰ならではのすばらしい情景に感動を覚える。
  • 3日目は日の出前の、AM4:20下山開始、下山途中で朝日を迎える。直接ご来光は見ることは出来ないが、朝日を受け槍ヶ岳が輝いている。また、進行方向前面には、朝焼けの地平線に、富士山を中心に、右に甲斐駒ケ岳・北岳・塩見岳等の南アルプス、右に八ヶ岳の大展望に出会えた幸運に感謝する。

夕焼けに染まる山並み


同(右は槍の穂先、中央にピラミダルな常念岳)

3日目AM4:20ヘッドランプを装着し下山開始

朝日を受ける槍ヶ岳(右端)

朝焼けに浮かぶ山並み(中央富士山の右に、甲斐駒・北岳・南ア。左の山並みは八ヶ岳)