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- 富士山は2度目の登山であるが、40数年前のことであり、頂上に立ったこと以外の記憶はない。梅雨明け直後で登山時期は最適。年間で一番賑わう時期であり多くの観光客・登山客が押し寄せていた。登山コースは富士スバルライン五合目までバスで行き、吉田口登山道で山頂に立ち御来光を迎え、その後時計回りで山頂のお鉢を一周し、吉田口須走下山道で出発点に帰るコースである。
- 歩き始めから約2時間30分は、砂利交じりのガレ場である。落石防護壁が設置されており、その防護壁に沿って進む。コースは七合目から溶岩帯に入る。地盤が安定しており多くの山小屋が並んでいる。溶岩帯のコースは、想像していたより変化に富んでおり飽きることのないコースである。高度を上げるに連れ展望もよくなり、雲海が下に見えたり、均整の取れた大きな富士山の裾野を見たり、溶岩の尾根を眺めたり、富士山ならではの風景を楽しみながら歩く。
- コースが渋滞するほど登山者が多く、予定時間の約一時間後に仮眠場所の八合目太子館に入る。20:00就寝。
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富士山スバルライン五合目 |
吉田口登山道に向かう |
七合目まではガレ場で、落石防護壁に沿って進む |
登山道は七合目付近から溶岩帯に変わる |
同 |
同(路岩を利用し山小屋が並んで現れてくる) |
変化に富んだ登山道風景 |
同 |
同 |
高度を上げ視界が開けてくる |
雲海が下に見える |
均整の取れた富士山の斜面 |
溶岩に覆われている斜面 |
八合目にある山小屋「太子館」で仮眠 |
3 コメント・画像(続き)
- 3時間仮眠後11:00起床。ヘッドランプを頼りに山頂に向かう。満天の星空、前も後ろもヘッドランプの登山者が列をなしている。コースは昨日同様、ガレ場、岩場が続いているようだが、足元以外は見えない。山頂に近づくにつれ渋滞が激しくなる。御来光時間に遅れはしないかと気が急いてくる。山頂で一時間ほどの余裕を見込んでのスケジュールであったが、御来光20分前に山頂に到着。
- 4:40御来光。山中湖の真上に太陽が顔を出す。バンザイ!。山頂滞在組を残し、12名でお鉢巡りに向かう。溶岩壁をたどり「日本最高峰富士山剣ヶ峰」に向かう。いつも見ている穏やかな富士山とは違い溶岩を剥き出しにした荒々しい富士山が目の前に広がっている。日本最高峰の剣ヶ峰に立ち感無量。途中、完璧な影富士にも出会えた。
- お鉢を一周し、吉田口須走下山道に入る。六合目まで単調な、埃の舞い上がる小石交じりの下山道が続く。
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仮眠後24日PM11:25 山頂を目指す。 |
ヘッドランプを頼りに深夜の行進 |
山頂でご来光を待つ大勢の登山者 |
AM4:40御来光、バンザイ! 山中湖が見える |
朝日を受けながらお鉢巡りに向かう |
日本最高峰の富士山剣ヶ峰 |
お鉢巡り風景{正面奥が剣ヶ峰(3776m)、右の大きな山が白山岳(3756m)。中央は大内院(火口)} |
くっきりと浮かび上がった影富士 |
下山は吉田口須走下山道には入る |
六合目まで埃にまみれ、単調な下山が続く |