気ままに山歩きー山行記ー


平成19年7月3日(火)〜5日(水)  雨、曇り、雨
姫神山(1123m)・岩手山(2038m)・早池峰山(1917m)(1231

1 登山コース・データ {時刻、標高等の記入例…着時刻・地名(標高m)・発時刻…数字は参考までに記入したもので、概数である。}
 メンバー・登山口までの交通
  • 2名(ただし、登山ツアーに参加。参加者25名)
  • (往)東京7:36=新幹線=10:02盛岡=バス=11:05一本杉登山口・昼食
  • (復)盛岡18:40=新幹線18:40=21:08東京=22:30自宅
二 コース・通過時刻・標高
 a 姫神山(7/3)


 b 岩手山(7/4))



 c 早池峰山(7/5))


  1. 一本杉登山口(540m)11:50…八合目…13:50山頂(1123m)14:10…八合目…15:20一本杉駐車場(540m)=バス=休暇村岩手網張温泉(泊)

  2. 網張温泉6:05=バス=馬返登山口(630m)7:05…三合目…10:55八合目(1760m)・昼食11:30…12:25山頂(2038m)12:45…平笠地蔵…ツルハシ分れ…16:30焼き走り登山口(568m)・入浴17:45=バス=19:30岳・大和坊(泊)
  3. 大和坊6:10=バス=小田越(1240m)7:00…五合目…9:15山頂(1917m)9:35…五合目…11:40小田越1150=バス=12:10河原坊・ビデオ鑑賞・昼食12:40=バス=16:30盛岡駅
三 山行データまとめ
  • 登り標高差  初日583m  2日目1408m  3日目677m  合計2668m
  • 行動時間  初日3時間30分2日目9時間25分 3日目4時間40分 合計17時間35分
四 備考
  1. 北奥の三霊山といわれる姫神山(二百名山)、岩手山(百名山)、早池峰山(百名山)に登る。あいにく梅雨時で天候に恵まれず、雨・曇り・雨の登山となり、特に3日目早池峰山は、一部「予定コース変更」の山行を余儀なくされたが、どうにか三山の山頂を踏むことが出来た。
  2. 今回登山の主な狙いは、三山山頂からの大展望と岩手山のコマクサ・早池峰山のハヤチネウスユキソウ鑑賞等であったが、雨とガスで展望は不可。しかし、花は期待通り最盛期に合致し、雨に濡れたコマクサ・ウスユキソウなど可憐な多くの花に出会うことが出来た(雨でカメラのシャッターチャンスが制限されたのは残念。)
  3. 次をクリックすると、山で出会った花が見られます。


2 姫神山(7月3日)
  1. 一番ポピュラーな一本杉登山口から山頂を往復するコースである。杉林の中のざんげ坂と言われる急坂を登り、山頂へ向かう。山頂付近の登山道は、雨に濡れた大きな花崗岩に覆われており慎重に進む。
  2. 360度の大展望が得られる山頂であるが、今日は展望なし。ハンショウヅル、ウスユキソウ等満開 

杉林の登山道

大きな花崗岩の露岩の登山道


山頂

ウスユキソウ

3 岩手山(7月4日)
  1. 那須火山帯の盟主岩手山は、南部富士とも言われ、宮沢賢治や石川啄木にも愛された岩手の名山である。平成10年から始まった火山活動で登山は一時全面禁止になっていたが、現在は一部ルートが解禁されている。山頂東斜面にコマクサの群生地があり、花のこの時期多くの登山者が訪れている。
  2. 馬返から柳沢コースで山頂に向かう。標高差1400m以上の長丁場である。樹林帯を抜けガレ場の急騰が八合目の避難小屋近くまでまで続く。八合目付近は傾斜も少なく登山道は、明るいお花畑の中を進む。最後の急騰を登り火口壁の外輪山に取り付く。外輪山を半周して山頂に向かう、ガスと強風に見舞われ、安全のため全員ガイドのザイルを掴み行進する。
  3. 下山は、コマクサの見られる焼走りコースである。噴出口付近のガレ場には、高山植物の女王と言われるコマクサの大群落に目を奪われる。

登山口付近は新緑が鮮やか

ガレ場の急騰




八合目避難小屋付近(急登から開放される)

八合目避難小屋

登山道の両脇はお花畑である(八合目避難小屋付近)

火口壁〜山頂はガスと強風に見舞われる

山頂

コマクサの群生地とコマクサ

焼走りコースの溶岩流

4 早池峰山(7月5日)
  1. 一晩中激しい雨が降り続き登山は無理と思われたが、登山開始頃にようやく小降りになり予定通り、小田越から登山開始。登山道はすぐに、大きな路岩の重なる道に出る。早池峰山は蛇紋岩で出来ている山塊で、山頂まで岩場の続く登山道である。(雨の中の蛇紋岩はすべり易く慎重な行動に心がける。)
  2. 早池峰山頂付近に咲く白い「ハヤチネウスユキソウ」は、ヨーロッパアルプスの「エーデルワイス」に一番よく似ている花とも言われ、多くの登山者に「憧れの高山植物」として喜ばれている花である。登山道の両側に、雨に濡れた白い「ハヤチネウスユキソウ」が見られ満足。
  3. 山頂から河原坊へ下る予定であったが、安全のため往路を辿り小田越に引き返す。

小田越登山口入り口

小田越コースはほとんど岩場の急登が続く

岩場にハヤチネウスユキソウが咲いている

岩場の急登


同(はしご場の通過

山頂付近の湿原

山頂