H18.03.23(木)-曇りのち晴れ-
笹子雁ヶ腹摺山(1358m)

T コース・データ等   ※コース欄記入例  着時刻・地名(標高m)・発時刻(時刻、標高は概数である)
1 メンバー・交通 9名
 (往)JR町田6:29⇒電車⇒7:56JR笹子
 (復)JR笹子16:08⇒電車⇒18:00JR町田
2 コース・時間・標高等 笹子(610m)8:10…8:40新中橋登山口(720m)8:45…9:45小ピーク(1188m)10:00…11:40山頂・昼食(1358m)12:20…12:50小ピーク(1290m)…13:25笹子峠(1096m)13:40…13:45笹子隧道(1050)14:00…14:20矢立の杉(905m)14:30…15:10新中橋登山口15:20…16:00笹子駅(610m)
3 データー ・登り標高差 748m ・行動時間 7時間50分 ・歩行時間 5時間

U コメントと写真
1 大菩薩南峰には、雁ヶ腹摺山が三座ある。旧五百円紙幣裏面の富士山撮影地と言われている「雁ヶ腹摺山」、その北にある「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」、それに今回歩いた「笹子雁ヶ腹摺山」である。笹子雁ヶ腹摺山一帯の山塊は、標高1500mに満たない山であるが、甲府盆地を東京方面と分ける稜線で展望の良い登り応えのある山である。
2 夜半から雨が降り出し登山が危ぶまれていたが、小雨覚悟で出かける。行動開始直前には雨も上がり天候は急回復、想定外の雲海が眼前に広がる。雲海に浮かぶ富士山、御坂山塊、大菩薩嶺、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父の山々が美しい。
3 山頂で充分展望を満喫し、笹子峠方面にコースをとる。芽吹き前で展望の良い斜面を日溜りハイク。四方を山に囲まれた甲斐の国にとって重要な交通のルートであった旧甲州街道、その最大の難所といわれた笹子峠に立つ。峠の真下には、昭和13年に開削された笹子隧道が通っている。笹子隧道は、昭和33年の新笹子トンネル開通までは、甲州方面から東京への幹線道路、甲州街道の交通を支えてきた。新トンネル開通により大役を終え今は通る車もなく静寂な佇まいを見せていた。
4 笹子隧道から先は、スギ林の中に続くハイキングコースである。途中、山梨県指定天然記念物「矢立のスギ」に立ち寄り笹子駅に向かう。
※ 矢立のスギ
 ・ 昔の武士が出陣にあたって、矢をこのスギにうちたてて武運を祈ったところから「矢立のスギ」と呼ばれている。
 ・ 根廻り幹囲 14.80m  目通り幹囲 9.00m  樹高 約26.50m  
 ・ 地上約 21.5mで折れ、樹幹中は空洞になっちて何人も中に立てる。空洞で空が見える。

新中橋登山口に立つ標識

雨は止んだがガスの中を登山開始

昨夜の下界の雨は、山では雪

天候急回復、日溜りハイキングとなる

360度の雲海(正面に富士山)

同(御坂山塊の釈迦ヶ岳左と黒岳左)

同(三ッ峠山)

同(北岳・間ノ岳・農鳥岳)

同(丹沢方面)

同(大菩薩嶺)

山頂

笹子峠

笹子隧道(登録有形文化財指定)

矢立のスギ(山梨県指定天然記念物)

同(樹幹中は空洞で人が入れる)

同(空洞に入り天を撮影)