H17.09.09(金)〜10(土)ー初日曇り、2日目快晴ー
鳳凰三山(-薬師岳2780m・観音岳2840m・地蔵岳2764m-


白峰三山の大展望 {右から北岳(3192m)・間ノ岳(3189m)・農鳥岳(3051m)}
(薬師岳山頂から)
T コース・データ等   ※コース欄記入例  着時刻・地名(標高m)・発時刻(時刻、標高は概数である)
1 メンバー・交通 6名  (往)9/9 町田7:16⇒JR・バス⇒10:45夜叉神峠登山口
    (復)9/10 青木鉱泉17:00⇒バス・JR⇒町田20:15
2 コース・時間・標高等 9日 夜叉神登山口(1380m)11:00…12:00夜叉神峠・昼食(1770m)12:30…14:00杖立峠(2180m)14:15…15:15苺平(2510m)15:35…16:05南御室小屋(2440m)・泊
10日 南御室小屋(2440m)5:55…6:55尾根ピーク7:05…7:20薬師岳(2780m)7:30…8:00観音岳(2840m)8:15…9:25地蔵岳賽ノ河原(2710m)9:40…10:10鳳凰小屋(2380m)10:25…11:05五色ノ滝(2200m)11:15…12:30鳳凰ノ滝・昼食(1785m)13:10…13:45南精進ノ滝(1610m)13:55…14:55沢分岐(13:00m)14:05…15:55青木鉱泉・入浴
3 データー ・登り標高差 1日目1130m+2日目400m=合計1530m (登り標高差累計約1800m)
・行動時間 (初日)5.05+(2日目)10.00=(合計)15時間05分
・歩行時間 (初日)4.00+(2日目)7.45=(合計)11時間45分) 
U コメントと写真
1 中央高速道で、甲府を過ぎると、左手に大きな山塊の鳳凰三山が横たわっている。そしてその山塊は、その背後にある南アルプスの山々(わが国標高2位の北岳、同4位の間ノ岳、更に甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳等)を里から隔離している。そんな位置関係から、鳳凰山は南アルプスの展望台と言われ、晴れた日に登れば南アルプスの大展望が楽しめるコースである。今回は、夜叉神峠登山口から入り、南御室小屋で1泊し、翌日三山を踏破し、ドンドコ沢を青木鉱泉に下るコースを歩く。
2 初日、南御室小屋までは、樹林帯の中の登りである。標高差約1200m、5時間。快晴であれば、夜叉神峠や尾根から白峰三山が望まれるが、今日は展望無し。高山植物が見られる以外はひたすら登り続けるコースである。南アルプスの大展望は翌日にお預けである。


夜叉神峠登山口

夜叉神峠ー今日は展望無しー

南御室小屋への登り

小屋にて

3 2日目、今日は三山縦走と、長いドンドコ沢の下りである。早朝6時前に小屋を出発。台風一過の快晴である。勇躍薬師岳に向かう。鬱蒼とした原生林の中の急登を通過、ハイマツ帯を抜け巨岩のピークを1〜2通過すると薬師岳である。原生林を抜けると、青松白砂の日本庭園の中を歩いているようなコースとなる。期待通り南アルプス・富士山・八ヶ岳等の大展望が待っていた。開けた尾根をコースの最高峰の観音岳に向かう。

青松白砂の中の急登

三山の最高峰観音岳山頂

白峰三山

北岳

薬師岳越しに雲海に浮く富士山

八ヶ岳

4 巨岩の稜線を地蔵岳に向かう。今まで小さく見えていた地蔵岳(岩峰のオベリスク)が眼前に大きく広がる。オベリスクを間近に見ながら賽ノ河原出る。名前に似合わず開放的な雰囲気である。子宝を願う多くの地蔵尊が安置されている。
5 オベリスクの登頂を割愛し下山路のドンドコ沢を、青木鉱泉に向かう。賽ノ河原から青木鉱泉まで下り標高差約1600m、途中、落差の大きい五色ノ滝、白糸ノ滝を見学、昼食時間を含め6時間の行程である。下山後の筋肉痛は必至。青木鉱泉で汗を流しビールで乾杯、大展望に恵まれた爽快な山行となった。


地蔵岳への縦走

地蔵岳(オベリスク)

賽ノ河原に安置されている地蔵尊

ドンドコ沢の下り

渡渉

五色ノ滝
V 山で見られた花
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