H17.08.07(日)-曇り・山頂はガスの中-
八海山(大日岳-1710m-)

T コース・データ等   ※コース欄記入例  着時刻・地名(標高m)・発時刻(時刻、標高は概数である)
1 メンバー・交通 2名  (往) 自宅3:35⇒マイカー⇒7:20八海山ロープウエイ山麓駅(376m)8:00
    (復) 15:10ロープウエイ山麓駅15:30⇒マイカー⇒21:30自宅
2 コース・時間・標高等 8:10山頂駅(1147m)…8:30大倉分岐(1220m)…9:10女人堂(1370m)9:20…10:05薬師岳(1654m)10:15…10:25千本桧小屋(1640m)10:35…11:30大日岳(1710m)11:50…12:35千本桧小屋…12:45薬師岳・昼食13:05…13:45女人堂13:55…14:30大倉分岐…14:50山頂駅15:00
3 データー ・登り標高差 563m ・行動時間 6時間40分
              ・歩行時間 5時間20分 

U コメントと写真
1 越後駒ケ岳(百名山)・中ノ岳と併せ、八海山は越後(魚沼)三山の一つに数えられている。古くから山岳信仰の霊山として知られており、登山道の各所に石碑や石塔があり、今でも白装束の信仰登山者が訪れている。山頂は鋸の歯のような岩峰で、地蔵岳・不動岳・七曜岳・白川岳・釈迦岳・摩利支岳・剣ヶ峰・大日岳と名付けられ「八ッ峰」と呼ばれている。山塊の最高峰は少し離れた「入道岳(1778m)」。八ツ峰は垂直に近いクサリ、ハシゴの連続で、修験者達の修行の場らしくその険しさは半端ではないという。
2 マイカー利用の日帰り登山を計画、3時30分に自宅を出る。大気が不安定で、午後は山間部に「雷雨」の天気予報。少しでも早く下山するため始発のロープウエイに乗る。山頂駅から緩やかな尾根を進み、避難小屋のある女人堂に立つ。かっては、女性はこの先への登山を禁じられ、ここで八海山を遥拝したのだという。ここから先、標高差300mの薬師岳への登りである。ハシゴ、クサリの岩場を通過し薬師岳の山頂に立つ。晴天であれば越後の山々が望まれる場所であるが、ガスで展望なし。目の前に赤い屋根の千本桧小屋とその後に「八ツ峰」の岩峰がかすんで見えている。
3 千本桧小屋から先がいよいよ「八ッ峰」である。無理をせず迂回路を進む。迂回路とはいえクサリ、ハシゴの架かる悪路の連続で緊張を強いられる。慎重に足場を固め最奥の「大日岳」へ進む。垂直に近い15mのクサリを攀じ登り岩峰の大日岳山頂に立つ。岩場、クサリ、ハシゴの楽しめた山行となった。
4 今にも降り出しそうな天気から、山塊の最高峰「入道岳」の登頂を断念し下山を急ぐ。ロープウエイ山頂駅到着5分前小雨。マイカーの中で激しい雷鳴、ドシャ降りに襲われたが、タイミングの良さに安堵する。秋晴れの日に再度挑戦してみたい山である。
八海神社里宮
八海神社参道の杉林

山麓から望む薬師岳(中央。右ガスの中が八ッ峰)

スキー場の上をロープウエイで行く

コケモモ

ホツツジ

クガイソウ

ヒメシジミチョウ

ハシゴ場

クサリ場

白装束の登山者(薬師岳)

千本桧小屋と八ツ峰(薬師岳から望む)

クサリ場

大日岳

大日岳山頂

大日岳山頂から八ツ峰を望む