H15.08.05(火)〜08.07(木)  初日 晴れ・夕立、  2日目〜3日目 晴れ
大天井岳(2922m)・常念岳(2857m)

Tコース・データ    ※コース記入例…着時刻・地点(標高m)・発時刻    ※時刻、データは概数である。
1 メンバー 9名
2 コース、時間、標高等 (第1日目)10:10JR穂高→タクシー→11:00中房温泉(1462m)11:20…12:05第一ベンチ(1660m)12:30…15:30合戦小屋(2363m)15:50…17:00燕山荘(2710m)・泊

(第2日目)燕山荘05.25…06.35大下りの頭(2678m)06:50…08:45槍・常念分岐(2600m)08:50…09:45大天井岳(2922m)09:55…10:05大天荘(2880m)10:15…11:05東天井岳(2750m)11:40…14:00常念小屋(2440m)14:30…16:00常念岳(2857m)16:15…17:20常念小屋(2440m)・泊

(第3日目)常念小屋06:35…07:20水場(2200m)07:40…11:00ヒエ平駐車場(1320m)
3 データ ・歩行時間295分+595分+245分=1135分(18時間55分)
・行動時間5:40+11:55+4:25=22時間
・標高差1460m、累積標高差2360m

Uコメントと写真-初日(中房温泉〜燕山荘)-)
  1. 昨年に引き続き、2泊3日の夏山登山を計画。参加 9名。今年のコースは、槍・穂高の大展望と高山植物が楽しめる燕岳〜大天井岳〜常念岳縦走である。早朝、町田を出発、JR穂高駅からタクシーで登山口の中房温泉に向う。今日の行程は、合戦尾根を燕山荘まで、標高差1248mの登りである。
  2. ジグザグの急登が続く合戦尾根を3時間、ようやく合戦小屋に辿りつき、名物のスイカをいただく。一息いれて宿泊地の燕山荘に向う。
  3. 合戦小屋から上は、勾配も緩くなり展望も開けてくる。小屋が前方に見え隠れしだし、到着直前に、豪雨に襲われカッパを着る間もなく数分で全身びしょ濡れ、山の天候の恐ろしさを実感する。燕岳登頂を断念し小屋に駆け込む。

中房温泉登山口

合戦小屋でスイカを食べる

燕山荘の主人の演奏
V コメントと写真-2日目(燕山荘〜大天井岳〜常念岳〜常念小屋)-)
  1. 夜半まで音を立てて降っていた雨が上がり朝から快晴、予想も出来なかった日の出を見ることが出来た。振り帰ると、昨日登頂を断念した、燕岳が輝いていたが先を急ぐ。
  2. 今日のコースは、槍・常念分岐までは、北ア表銀座といわれる稜線歩きである。これから登頂する大天井岳を筆頭に槍・穂高・双六・鷲羽・野口五郎・さらに遠方に立山・剣まで一望しながらの尾根歩きである。クサリ場1ヶ所は難なく通過、喜作レリーフを見て表銀座コースと分かれ、大天井岳の登りにかかる。
  3. 山頂までの標高差約400m、岩のゴロゴロした登山道を大天井岳を巻くようにして登る。今回の山行の最高峰、大天井岳2922mの山頂に立つ。ここも360度の大展望である。
  4. 足元のあちこちに、コマクサを始め、数多くの高山植物が見られ目を楽しませてくれる。圧巻は、ハイマツと岩の入り混じった窪地に、ヒナ鳥4羽を連れた雷鳥が、ゆっくり歩いている姿を見せてくれたことである。しばし立ち止まって眺める。
  5. 進行方向に常念岳が時々顔を見せ始める。横通岳を巻いて鞍部への急坂250mを下れば今日の宿泊地常念小屋である。午後になり、黒いガスが巻き始める。
  6. 小屋にチェックイン、不要な荷物を置き、常念岳登頂に取り掛かる。今にも降り出しそうな天候が気がかりであるが、雨具装着で登頂開始。標高差約400m、山頂まで直登である。朝からの行動時間は、9時間を越え、厳しい登りとなったが1時間30分をかけ、全員、ついにピラミダルな山容で人気の百名山、常念岳の頂きに立つ。ガスが巻いており展望はなかったが、それでも大満足。

夜半までの雨が上がり朝日が見られた

登頂を断念した燕岳

これから登る大天井岳(後右)

大天井岳(左)と槍ヶ岳(右)

槍ヶ岳

クサリ場

槍・常念分岐

大天井岳山頂

ガスが巻き始める

ヒナ鳥を連れた雷鳥

常念岳山頂

常念岳をバックに
W コメントと写真-3日目(常念小屋〜ヒエ平)-
  1. 最終日は常念小屋からヒエ平まで約1100mの下りである。しばらくはお花畑の斜面を下る。色とりどりの高山植物が咲いている。今日は登りがない安心感もあり、全員足取りは快調である。水場で喉を潤す。
  2. 水場からは沢沿いのコースである。沢には所々雪渓が残っていて引き続き高山植物が咲き乱れている。山の神の祠が現れれば駐車場が近い。JR穂高駅駅への途中「湯の宿常念坊」で汗を流し、ビールで乾杯・昼食をとる。
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