- 昨年に引き続き、2泊3日の夏山登山を計画。参加 9名。今年のコースは、槍・穂高の大展望と高山植物が楽しめる燕岳〜大天井岳〜常念岳縦走である。早朝、町田を出発、JR穂高駅からタクシーで登山口の中房温泉に向う。今日の行程は、合戦尾根を燕山荘まで、標高差1248mの登りである。
- ジグザグの急登が続く合戦尾根を3時間、ようやく合戦小屋に辿りつき、名物のスイカをいただく。一息いれて宿泊地の燕山荘に向う。
- 合戦小屋から上は、勾配も緩くなり展望も開けてくる。小屋が前方に見え隠れしだし、到着直前に、豪雨に襲われカッパを着る間もなく数分で全身びしょ濡れ、山の天候の恐ろしさを実感する。燕岳登頂を断念し小屋に駆け込む。
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中房温泉登山口 |
合戦小屋でスイカを食べる |
燕山荘の主人の演奏 |
V コメントと写真-2日目(燕山荘〜大天井岳〜常念岳〜常念小屋)-) |
- 夜半まで音を立てて降っていた雨が上がり朝から快晴、予想も出来なかった日の出を見ることが出来た。振り帰ると、昨日登頂を断念した、燕岳が輝いていたが先を急ぐ。
- 今日のコースは、槍・常念分岐までは、北ア表銀座といわれる稜線歩きである。これから登頂する大天井岳を筆頭に槍・穂高・双六・鷲羽・野口五郎・さらに遠方に立山・剣まで一望しながらの尾根歩きである。クサリ場1ヶ所は難なく通過、喜作レリーフを見て表銀座コースと分かれ、大天井岳の登りにかかる。
- 山頂までの標高差約400m、岩のゴロゴロした登山道を大天井岳を巻くようにして登る。今回の山行の最高峰、大天井岳2922mの山頂に立つ。ここも360度の大展望である。
- 足元のあちこちに、コマクサを始め、数多くの高山植物が見られ目を楽しませてくれる。圧巻は、ハイマツと岩の入り混じった窪地に、ヒナ鳥4羽を連れた雷鳥が、ゆっくり歩いている姿を見せてくれたことである。しばし立ち止まって眺める。
- 進行方向に常念岳が時々顔を見せ始める。横通岳を巻いて鞍部への急坂250mを下れば今日の宿泊地常念小屋である。午後になり、黒いガスが巻き始める。
- 小屋にチェックイン、不要な荷物を置き、常念岳登頂に取り掛かる。今にも降り出しそうな天候が気がかりであるが、雨具装着で登頂開始。標高差約400m、山頂まで直登である。朝からの行動時間は、9時間を越え、厳しい登りとなったが1時間30分をかけ、全員、ついにピラミダルな山容で人気の百名山、常念岳の頂きに立つ。ガスが巻いており展望はなかったが、それでも大満足。
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夜半までの雨が上がり朝日が見られた |
登頂を断念した燕岳 |
これから登る大天井岳(後右) |
大天井岳(左)と槍ヶ岳(右) |
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槍ヶ岳 |
クサリ場 |
槍・常念分岐 |
大天井岳山頂 |
ガスが巻き始める |
ヒナ鳥を連れた雷鳥 |
常念岳山頂 |
常念岳をバックに |
W コメントと写真-3日目(常念小屋〜ヒエ平)- |
- 最終日は常念小屋からヒエ平まで約1100mの下りである。しばらくはお花畑の斜面を下る。色とりどりの高山植物が咲いている。今日は登りがない安心感もあり、全員足取りは快調である。水場で喉を潤す。
- 水場からは沢沿いのコースである。沢には所々雪渓が残っていて引き続き高山植物が咲き乱れている。山の神の祠が現れれば駐車場が近い。JR穂高駅駅への途中「湯の宿常念坊」で汗を流し、ビールで乾杯・昼食をとる。
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