H15.07.27(日)〜07.29(火)  初日〜3日目 快晴
大雪山(2290m)

Tコース・データ    ※コース記入例…着時刻・地点(標高m)・発時刻    ※時刻、データは概数である。
1 メンバー 5名
2 コース、時間、標高等
(第1日目)町田05:30→羽田07:25→09:00旭川→12:00銀泉平・昼食(1512m)12:45…14:40コマクサ平(1860m)14:55…16:05銀泉平16:20→層雲峡温泉・泊

(第2日目)層雲峡温泉05:40→ロープウエイ・リフト→07;00黒岳七合目(1500m)07:10…08:50黒岳(1984m)09:00…09:30黒岳石室(1810m)09:40…11:20北海岳(2149m)11:45…12:45間宮岳(2185m)12:55…14:05旭岳(2290m)14:25…15:50姿見の池(1680)16:00…16:15姿見(1600m)16:30→ロープウエイ→17:00旭岳温泉・泊

(第3日目)旭岳温泉→ロープウエイ→08;25姿見(1600m)08:35…11;00中岳温泉・昼食(1810m)11:50…13:45姿見(1600m)14:00→ロープウエイ・バス→旭川空港20:30→22:10羽田空港→23:30町田
3 データ
・歩行時間185分+460分+260分=905分(15時間05分)
・行動時間3.20+9.05+5.10=17時間35分
・標高差348m+790m+210m=1348m

Uコメントと写真
  1. 初めての北海道登山として、北海道の屋根と言われる大雪山を選ぶ。今年は梅雨明けが遅れ関東地方はまだ、梅雨明けが聞かれないが、大雪山縦走3日間とも快晴に恵まれ、雄大な自然と高山植物の満喫出来た山行きとなった。
  2. (初日)
  3. 半日コースの、銀泉平〜コマクサ平散策である。銀線平ヒュッテで昼食を済ませ、コマクサ平を目差す。標高差約350mを登りきるとコマクサ平で、一面お花畑の雰囲気のよい台地が開けいる。コマクサの大群落、チングルマ、イワブクロ等多くの高山植物が色鮮やかに咲いているのは圧巻。層雲峡温泉(泊)
  4. (2日目)
  5. 今回の山行のメーンである大雪山縦走(黒岳〜北海岳〜間宮岳〜旭岳)である。早朝に層雲峡温泉を発ち、ロープウエイで黒滝駅へ。散策路が設置されており早くもお花畑に出会う。ここまでは観光客の世界である。朝食を済ませ、リフトで黒岳七合目の登山口に立つ。登山口の標高1500m。
  6. 高度が増すに連れまわりの山がくっきる顔を見せてくる。行く手にこれから登る黒岳、背後にニセイカウシュッペが鋭い山容を見せている。ダケカンバの林を抜けると花の草原である。ここから先は展望の良い稜線を黒岳へと進む。
  7. 黒岳から先は、幾つもの峰を越える大雪連山の縦走である。お鉢平(火山の火口)を南周りで半周して旭岳に至るルートである。小雪渓を幾つか越えお鉢平の縁を回りながら、北海岳の登りにかかる。山頂の展望は一段と良くなり、お鉢平を取り巻く黒岳・凌雲岳・北鎮岳・間宮岳山々・さらに白雲岳・遠くにトムラウシが見える。山の斜面に鳥型の残雪がいくつも見える。
  8. お鉢平の縁にある間宮岳を越え、旭岳との鞍部に下る。鞍部から旭岳山頂まで標高差約200m、砂礫の中の急騰でコース中の一番の難所、登りきれば北海道の最高峰、大展望の旭岳山頂である。
  9. 下山は爆裂火口で今でも激しく噴煙を上げている地獄谷の縁を、姿見の池まで700mを一気に下る。姿見の池周辺は、お花畑、雪渓の残る窪地、多くの池の点在する観光地で、遊歩道が縦横に整備されている。姿見の池・噴煙の地獄谷越しに見あげる旭岳の威容は素晴らしいの一語である。数時間前に山頂に立っていたことが夢のようである。ロープウエイで旭岳温泉に下る。(泊)
  10. (3日目)
  11. 中岳温泉からロープウエイで姿見駅へ。今日は、旭岳の西斜面に広がる裾合平を中岳温泉まで往復する半日コースは。斜面に残る雪渓を幾つか越え、一部木道の広々とした草原歩きである。溶けた雪渓の後に間髪をいれず一面のお花畑に変わる以前の営みに感心する。温泉が沢に湧き出している中岳温泉は、足のみ浸せる温泉である。

コマクサ平

コマクサ

層雲峡温泉

ロープウエイ黒岳駅

これから登る黒岳

振り返れば朝もやの中にニセイカウシュッペ

黒岳山頂

斜面にいろいろな雪型

お鉢平(火山口)

トムラウシの山並み

尾根の前方にこれから登る旭岳が見える

北海道最高峰旭岳山頂

姿見の池(池、噴煙越しに旭岳が見える

白鳥の雪型(旭岳西斜面)
W山で見られた花
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