ストロベリーダイキリ
苺と毒
苺に毒がないなんて 誰がいったの
甘い香りで誘い出し
艶めく色で気をひかす解放された赫い実は
一目あなたに見てほしくて
一夜あなたに食べてほしくて
迷わずあなたのもとへ飛ぶ
あなたはわたしに気づくでしょうか
あなたはこころに報いるでしょうか
思いつめてるいちずな苺
もしもおもいが通じぬのなら
いっそのこと齧られて
血色のしるをしたたらせ
ゆっくりまわる毒を吐くでしょう
いとしい人の美しい姿が
崩れ落ちていくさまを
時間をかけて いつまでも
眺められるよう 眺められるよう
18 Jan.2004
厚口トレッシングペーパー
色鉛筆、パステル、アイシャドー
サイズ:A4
三人展用に描いたもの。
展示の中に「いちご」を描く事が、隠れた課題(?)だったので
瓶の中にいちごを浮かせてみました。
この時はとにかくピンクが描きたくて、
嬉々としてぬっていました。
ピンクが似合う女の子は
どこか甘え上手な感じですね。