DIARY
2005年11月〜12月末までのDIARYです。
はまりにはまったアニメ「SAMURAI 7」のこと、すっかりおなじみとなったデザインフェスタvol.22のこと、そして楽しいクリスマスのことなど、わくわく気分の日記です。


★2005年12月26日(月)★

昨日のクリスマスはいかがでしたか。
沙天はパン屋さんにつとめている友人Sちゃんからの贈り物の
「パネトーネ・ヴェネツィアーナ」という
イタリアのクリスマス・ケーキを食べながら
楽しく、おいしい時を過ごしました。

これがホールのパネトーネ。

直径30cm近くありました。

香ばしいアーモンドと

砂糖の甘〜い香りが広がります。
カットすると

中にはドライフルーツが

たくさん詰まっていました。

それから、女子フィギュアスケートです。
この日の「全日本選手権」は、その結果で
来年のトリノ オリンピックへの出場者が決まると言う、
大事な大事な一戦です。
沙天は、テレビにかじりついて、試合を見ていました。

候補者とされる五人が、五人とも最高の演技をし
誰がトリノへ行ってもおかしくない状況でした。
結果は実績のある村主章枝(すぐりふみえ)さん、荒川静香さん
そして話題の安藤美姫さんが選ばれました。

沙天は、個人的に村主章枝さんを応援していたので
選出されて、とっても嬉しいです。
トリノの大舞台で、
あの素晴らしい滑りを見ることができるなんて
夢のようです。
というのも、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが
村主さんは、今年の9月に右股関節を痛め、
長い間、練習ができす、出遅れていたからです。

村主さんは、細身の体型を活かした
繊細で美しい演技をする方です。
表現力がとても豊かなので
華奢な身体からは想像もできないくらいの
激しい踊りも見せてくれます。
今月、はじめに行われたNHK杯の
フリーの演技は特に鬼気迫っていて印象的でした。

オリンピックでは世界の競合選手に混じって
おのれの世界を突き進んでもらいたいと思っています。

ちなみに沙天はスケートは好きなのですが
悲しいくらいのへたっぴーです
(誰も聞いていないでしょうか?)




★2005年12月24日(土)★

Merry Christmas、皆さま!
なかなかサイトの更新をしないでいましたが、
沙天は元気にしております。

今日はクリスマス・イヴですね。
皆さまも、ちょっと気持ちが特別になる
素敵な一日を過ごしていることと思います。

毎年、クリスマス前の時期に楽しみにしているものがあります。
それは銀座「和光」と日本橋「三越」のディスプレイです。
和光はクリスマスをモチーフにしながらも斬新な感覚の表現を、
三越はクリスマスにちなんだ物語を華麗な衣装をまとった人形で表現し、
どちらも毎年、楽しませてくれます。

それから「いいちこ」のポスターです。
これは、駅構内などに月に一度のペースで
貼られているお酒のポスターで、
季節に合わせた美しい風景とさりげない言葉のコピーとで
毎月、心を洗われているのですが、
とりわけクリスマス時期の作品は素晴らしいものが多いので
毎年、特別に期待しています。
そして、今年はかなりやられました。

今月14日にお目見えしたポスターはこうです。

場所はロシアでしょうか。
北をおもわせる荒涼とした大地に
大きな河が流れています。
その河のほとりに、
暗い灰色の巨木でつくられた聖堂のような小屋が立っています。
北の大地では、これがせいいっぱいとでも言いたげな
ちょっとくすんだ青空の下、
その小屋はこっそりと、でも堂々と立っています。
そしてコピーです。

黙って流れを見ています。

あわただしく過ぎていく一年の終わりを
やさしいまなざしで見守ってくれているような
そんな安堵感に包まれるポスターでした。

そして、なんと、一昨日の22日には
年末に向けた「いいちこ」ポスターが貼られていました。
こちらは前作の続きのようで
広がる北の大地と河が再登場しています。
大地の先は崖でしょうか、そしてその下には
広々とした大河が流れています。
コピーはこうです。

大河を流れるか 小道をゆくか。

社会の動きに流されていることへの警句とも、
それとも、
人生には人それぞれの楽しみ方があるのだという励ましの言葉とも
取れるのですが、その真意は定かではありません。
いや、真意など無意味で、
感じたままに、受け取っていい、
そんな大きさを感じさせる、ポスターでした。

そんな「いいちこ」にインスパイアされて(本当か?)、
沙天もクリスマス当日用にトップを変えて見ました。
皆さまが、今宵、きよき調べで包まれますように!



★2005年12月9日(金)★

今年は例年より、かなり早かったような気がします。
何が、かと言いますと
個人の家でのイルミネーションがお目見えする日です。
昨年までですと、12月に入ってから、
キラキラする家が多かったように感じますが、
それが今年は
早い家では11月19日(土曜日)の週末から出始め、
翌週27日(日曜日)にはほぼ出揃った感じでした。
そしてやはり今年は断然、青いイルミネーションが目立ちます。
イルミネーションにも新作や流行があるようで
かなり楽しめます。
(他人の家のことなのに、
沙天は何を勝手に言っているのでしょうかね。)
ちなみに沙天は
このようなリースをこしらえて
玄関の扉に飾って
喜んでいます。

道行く人も
このリースを見て
華やいだ気分になってくれたら
嬉しいです。
(などと、キレイごとを言ってみたり
します。)




★2005年11月28日(月)★

デザイン・フェスタvol.22が終わりました。
今は家に帰り、興奮さめやらぬ状態でこの日記を書いています。

そして、またもやお詫びせねばならないことがあります。
26日の土曜日は、遅刻をしてしまいました。
この日の午前中にいらっしゃって下さった皆様、
本当に、すみませんでした。

そういうことも含めて、反省点が多い展示でした。
ただ、来て下さった皆さまには、本当にお礼が言いたいです。
そして作品をじっくり見て下さった方々やグッズを購入して下さった皆さま、
本当に感謝しております。
ありがとうございました。
皆さまの励ましが、沙天の糧です。

それから、今回も友人たちと示し合わせて
ブースを並んで借りたのですが、
友人たちと一緒にできる楽しみを本当にかみしめました。
仲間がいるということは、本当に良いことですね。
みんなががんばっているから、沙天もがんばれます。
ありがとうございました!

話は変わりますが、
沙天のブースの斜め前では、自主制作DVDを販売していました。
そこでは一日中、デモンストレーションで
作品を大きなモニターに上映していました。
それが、日本の戦隊モノをぱくったものなどがあり、
今でも、その主題歌(オリジナル)が頭の中でまわっています。
だって、「地方戦隊 キタカントー」などと言っているのですよ。
忘れろ、と言う方がムリな話です。
かなり、ツボでした。



★2005年11月25日(金)★

いよいよ明日、あさってはデザインフェスタです。
沙天はまだまだ、準備中です。
明日、午前11時に無事に開業できるよう、
どうぞ、祈って下さいませ。

そんな状況なのに、
何をのんきに日記なんぞを更新しているのでしょうか。
実は、展示前恒例(?)の「ちらみせ」をしていなかったので
それではいけないと思い、パソコンに触れました。

さて、今回沙天は新しい試みで
「南蛮文化」イラストを制作しています。
そもそも南蛮文化とは、何かと申しますと
日本史で習った、「鉄砲伝来とポルトガル船の来航」
の頃の、外国からニッポンへ入って来た文化のことで、
ちょっと和洋折衷な感じです。
では、ちら見せです。
帆船がいたりします。
ようは、
カステラの箱のような絵ですね。

こんな感じのイラストを、
連作します

南蛮文化イラストには、
絵に合わせてつくる短歌も一緒に展示する予定です。
絵はどうにか完成したのですが、
まだ、歌ができず、印刷など、間に合うんか??
といったところです。

ちなみにこの南蛮文化イラストのBGMは
「ダンス・オブ・ルネサンス」という、ちょっとマニアックな一品でした。
これは、15〜16世紀のヨーロッパではやった
舞踏用の曲を集めたCDです。
この時代の曲って何?という感じですが、
例えば、今もCMなどで流れている「グリーン・スリーブス」などは
この頃の曲であり、なじみのある曲もあります。
郷愁を誘うメロディが多く、聴いていると懐かしい気分になります。
そんな曲が、きっと南蛮文化とともに、当時の日本にも入って来たと思い、
その時代にトリップするべく、
沙天はこのCDを聴きながら、かなりひたって、作品を描いていました。

でも、これだけではありません。
デザインフェスタでは、現代物も展示する予定ですが、
そのイラストを描くときに聴いたのが超ヘヴィメタの曲です。
インギー様ことイングヴェイ・マルムスティーン( Yngwie Malmsteen )率いる
ライジング・フォース( Rising Force )というバンドの最新アルバム
「UNLEASH THE FURY」("怒りの解放"とでも訳すのでしょうか?)です。
インギー様は、スウェーデン出身の超はや弾き・技巧派のギタリストで、
現代のパガニーニかという感じです(すみません、勝手に言ってます)。
バッハを愛するインギー様の曲はどれも旋律が美しく、こっていて
それでいてスピード感にあふれて、ノリノリなのです。
現在、当サイトのトップを飾っております赤い髪のイラストは
このアルバムの「RUSSIAN ROULETTE」という曲を
イメージして描いていたりもします。

あらら、またもや長々と語ってしまっていますね。
読むのが大変ですよね。
デザインフェスタの準備があるから、
さくさく書いてやめようと思っていたのですが、
最近は絵ばかりを描いて、文章を書いていなかったので、
今、堰を切ったように、思いがとまらなくなってしまったようです。

ルネサンスのダンス曲や、
インギー様について語りたい方は、
どうぞ、明日のデザインフェスタにお越し下さいませ。
徹底的に沙天とお話しいたしましょう。
ブース「C―862」にて、お待ち申し上げます。
(あ、もちろん、「SAMURAI 7」ネタも受け付けております。)



★2005年11月17日(木)★

昨日は友人でイラストレーターのinaさんの個展へでかけて来ました。
場所は赤坂にオープンしたCafe。
そうです、トップページでは
「Cafeでゆっくりしたいのに、おあづけだ〜。」

みたいなことを書いていたのに、
念願かなって、昨日はゆっくりとしたいい時間をそこでおくりました。

小さくて、温かみのあるナチュラルな感じのいいCafeでした。
そこでinaさんは、そんなほっくりとした空間にあう、
やさしい表情の女の子や、男性を描いていました。
inaさんのイラストは、おしゃれなんですけど、
とてもあたたかみがあるのですよね。
ほんとに癒されました。

(それで、デザインフェスタの準備は、
相変わらず進んでいないのですが。
せまりつつある開催日に恐れを抱いている、
こりない沙天です。)



★2005年11月9日(水)★

11月です。今年もあと2ヶ月を切りました。
こう書くと、なんだか焦ってしまいますが、
今年もまだ、60日くらい残っている!
と書くと、やる気が出るから、不思議です。

先週は友人の展示を2つ見てきました。
ひとつはイラストレーターのうださんのグループ展。
場所は銀座のレトロなビルの一室。
うださんのB2サイズの絵画はひときわ目立って素敵でした。
中でも沙天は、黄金のうずをバックに、
大きな太刀を振りかざしている騎士の絵に一目ぼれ。
うださんいわくその絵は“金城武 似の雷神”だそう。
うん、確かに似てました。

もうひとつは立体のデザイナーである、のりぴーさんの展示。
こちらは赤坂のアークヒルズで行われていた
「TOKYO DESIGNER’S WEEK 2005」というイベントです。
広場には100点以上の作品が並んでいたでしょうか。
のりぴーさんの作品は、紙コップ型のおしゃれなゴミ箱。
ガーベラの花が、ゴミ箱からちょこんと顔を出す展示方法も
かわいかったです。

このように書くと、芸術三昧の日々をおくっているようですね。

話は(かなり)かわって、
昨日で沙天の大好きな「SAMURAI 7」が
ついに最終話を迎えてしまいました。
いくさに負けても、そして勝っても
無常観がただよう、サムライたちの世界。
地に足をつけて、働いている農民たちのほうが
どれだけ強く見えたことでしょうか。

とりあえず、沙天はこれを機会に
デザイン・フェスタの準備に専念しなければならないのでしょうが、
頭の中ではぐるぐると、彼らサムライたちのことを
考えてしまうのでした。



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