研究報告『大イソメの謎』

私は元来長物が嫌いです。例えばミミズ、イソメ、ゴカイ・‥ 本来なら絶対に触りたくはない代物です。ただ釣りを趣味にしている以上避けては通れない生き物です。長年釣りをしていると釣場で触るのは何も感じなくなりましたが、家で塩イソメを作る時は今でもあまり気持ちの良いものではありません。

数年前、道南へ釣行した時の帰りに鹿部町に住む友人の松本氏の家に泊めていただいたことがありました。釣り仲間数人と庭でバーベキューをしながら釣りの話で盛り上がっていたのですが、一緒に食事をしていた松本氏の息子(中一)さんが『昨日の夕方、港の中を「ジャ虫(蛇虫?)」が沢山泳いでいたよ』と話し出しました。話を聞くと「ジャ虫」というのはイソメにそっくりの姿で太さは大人の親指2本分位、長さは大きいもので何と1mもあるというのです。その「ジャ虫」が港の中いっぱいにいたということですから、相当な数になるはずです。最初は随分大袈裟な話として聞いていたのですが実際に昨日の夕方、その「ジャ虫」を棒に巻き付けて家に持ち帰り母親に見せたとのことでした。奥さんに確認すると本当の話でした。すぐに皆で見に行こうという事になり下戸の私が車を運転し港に行きました。港はすでに真っ暗闇で、外灯の光が照らした水面に目を凝らすと何かが泳いだ後に出来る波紋は見ることは出来ましたが「ジャ虫」そのものは見つけることが出来ませんでした。

今度見つけた時は写真に撮って送ってくれるようお願いして札幌へ戻ったのですが、先日松本氏よりメールが届きました。内容は『昨日の夜、港の中には「ジャ虫」で溢れていたらしく、翌朝潮が引いた後の斜路に取り残されたものを撮影しました』とのことでした。結構な大きさになる「オニイソメ」の話を聞いたことはありますが実際に見たことは無く、ましてや何千・何万の大群を一度は見てみたいと思いました。


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