チーム・バチスタの栄光


原作
海堂 尊

監督
中村 義洋

出演
竹内結子(田口公子)
阿部寛(白鳥圭輔)
吉川晃司(桐生恭一)
池内博之(鳴海涼)
佐野史郎(垣谷雄次)
玉山鉄ニ(酒井利樹)
田口浩正(羽場貴之)
田中直樹(氷室貢一郎)
井川遥(大友直美)

<私の評価>
★★★★☆
<あらすじ>
東城大学付属病院では、成功率60%といわれる心臓手術”バチスタ手術”の専門集団「チーム・バチスタ」を結成、奇跡的に26連勝という手術成功記録を伸ばしていた。 しかし突如、三例続けて術中死が発生。 事故なのか?殺人なのか?内部調査を診療内科医の田口(竹内結子)があたる事となる。 外科は全くの素人である田口は、渋々にわか探偵を引き受けるが、当然上手くいかない。 「問題はありません、これは単純な事故です」と締め括ろうとした田口に「あなたの報告書、感心しました。こんなに騙されやすい人がいるとは!」と一刀両断する男が現れた。 厚生労働省の破天荒なキレモノ役人・白鳥(阿部寛)

「これは殺人だ、犯人はチーム・バチスタの7人の中にいる!」

二人は、バチスタチームのメンバーを再調査することになる。 まるで滑稽なホームズとワトソン・・・。 コミカルなやりとりの過程で浮かび上がってくる様々な人間関係。 エリート医師たちの思いが交錯する中、乾いた殺意が浮かび上がる・・・。

詳しくは公式サイト
<感  想>
めったに観ない連続ドラマでこの作品を観ました。「あら、面白い」と翌週も見たくなるスピード感ある展開にワクワクし、 待ちきれず本屋さんで原作購入 ドラマは原作と犯人が変わっている設定だったので、読み始めた時にはオリジナルストーリーになっちゃっていたのですが、 この原作本がまた面白い。お人よしだけではなく、いたずら心も持ったグッチーに実はイケメンではない土砂崩れの様なウインクをする白鳥さん。 病院ならではの生き字引、看護師に絶大な支持を得ているマコリンこと藤原さんに狸の異名を持つ病院長。 バチスタメンバーも個性豊かで、さくさく読めました。 その足で、続編まで読んでしまいました。

監督、”アヒルと鴨〜”の方だったとは!!あの作品も中々好きなので、楽しみにしてたんですよね。 ただ、やはりこれだけボリュームがあるものを2時間は厳しかったみたいですね。白鳥調査官のアクティブ・フェーズ講習は1セリフのみの登場でしたし、 満天レストランのうどんばかり食べる話も割愛、解決後のバチスタメンバーの生活ぶり・・・カットされたシーンが多く、キャラが出きってないのが残念でした。

でもグッチーが女性?と最初は首を傾げていましたが、竹内結子さんのおっとりゆっくり話すお人よしグッチーは中々良かったです。 男性だらけなので、術中死の壮絶さに涙できる役どころだったのもいいかもでした。
白鳥さんはどうしてもイケメンになるんですね〜。イケメンが仕立てのいいスーツ着ちゃったら、それはもうエリートですよ。 5年間左遷されていた感じが微塵も出ないエリートさです。
他のバチスタメンバーもほぼ原作のイメージに合いました。桐生先生はちょっと違ったかな?と思いましたが、鳴海先生の池内氏ははまってました。 繊細な感じのイケメンを想像してたのですが、整った顔立ちで「パーフェクト!!」とかいわれると、おぉ、鳴海先生!!と鳴海先生にしか見えなくなりました。 現在、海堂尊さんのシリーズ、はまっています。
2008.12.31