Yes!プリキュア5感想
〜ブラッディとハデーニャ〜



ナイトメアの敗因としては、「カワリーノの暴走」が根本的な原因のひとつです。
ですが、それはあくまで「大きな流れ」であり、個々の戦闘ではあまり関係ありません。
個人の実力としては、プリキュア5を凌駕していたハデーニャとブラッディ
なぜ、彼らはことごとく敗北したのでしょうか?





まぁ、理由ははっきりしています。

プリキュア5が5人いたからです!!
対するナイトメア側は、本人+コワイナーの2人だけ…。



ハデーニャが何回吹き飛ばしても、仲間を守るために何度でも立ち上がり
ついには、騎士アクアやミント砲が覚醒して逆転を喰らってしまいました。

ブラッディは、プリキュア5の力が「お互いの絆」にあることに気づき、
結界コワイナーで分断して、要の人物(ミント、ドリーム)を直接心理攻撃で潰そうとするも
いつも、残ったメンバーにコワイナーを倒されて救助が間に合ってしまいます。



彼らは、自分の戦い方を貫き、自分のペースで戦っているのですが
プリキュア5の「数」を、コワイナーが押さえきれずに負けるのが基本パターンです。

(ハデーニャの場合は、さらに「プリキュアの逆鱗に触れて、限界以上の反撃を食らう」のもあります。)


5人という数と、阿吽の呼吸を超えたチームワークで、無限の連携をこなすプリキュア5に対して、
(吹き飛ばしてボロボロにしても、説教タイムに入ると全回復してますし…)
常に1体のコワイナーしか使えない状態では、どうやってもハンデがありすぎます。
(コワイナーが撃破されると、本人は苦しそうにしますので、何らかの反動がきているのでしょう。)
結局、「力」や「策」で一度は圧倒しても、「数」と「超回復」の前に屈しているのが実情でしょう。




じゃあ、それに対抗するにはどうすればよかったのか…?
一番簡単で確実なのは、こちらも「数」で対抗することです。

「ブラッディ&ハデーニャ」や「ブラッディ&カワリーノ」ができれば最強タッグでしょうけど、
彼らの性格を考えれば、実現は無理でしょう。
ですが、うまく使える人物が一人います。「ブンビー」という適役が…。


ブンビーなら実力的に申し分ありませんし、彼もコワイナーを使えば5対4になります。
その上で、ドリームを隔離してブラッディが心理攻撃をかけてもよし、
ブンビーとコワイナーで連携を撹乱し、ハデーニャが各個撃破するもよし、
彼らの部下にあたるわけですし、ブンビー本人もハデーニャやブラッディに敬意を払っています。
立場的にもかなり追い詰められていましたし、命令すれば喜んで一緒に戦うでしょう。





では、なぜ一緒に戦わなかったのか…?

ブンビー:「ガマオは私の部下で…」
ハデーニャ:「使えない奴は使えない、哀れみをかける必要はないんだよ。さっさと忘れな!」
ブンビー:「ええっ…」
ハデーニャ:「さあて、腹ごなしにちょっと出かけようかね」
(第37話:ココのヘルシー大作戦!)



この時期、彼らはカワリーノの暴走に気づいてませんでした。
たった1年で、ナイトメア自体が変質してしまっていたことも…


カワリーノに言葉巧みに乗せられたアラクネアの運命を知っているブンビーは「ヤバイ」事に気づいていました。
ですが、何も知らないブラッディやハデーニャは、ブンビーの部下に対して「使えなかったから死んだ」という評価しか下していません。



彼らが「おかしい」と気づいたときには、既に遅かったんです…。
組織を半ば放り出されるような形で、最後の戦いに出向いたハデーニャ
プリキュアとの戦いから帰ったときには、自分の椅子がなかったブラッディ



彼らの敗因のひとつは、「ブンビー!一緒に来い!!」と言えなかった事です。

カワリーノの報告を信じて「ブンビーは無能だから部署を潰した」と思いこみ、
本人の目の前ではっきりとそれを口にしてしまった。
今さら「あの時は悪かった、一緒に戦ってくれ」と言えなかったのでしょう。

(ブンビーの性格を考えると、「ブラッディさん、私もついていきます」はとても言えないでしょう。「退職願を出すか、そのまま逃げるか」でギリギリまで悩むほどの現状維持派ですから…)



プリキュア5は彼らが考えていたよりも、はるかに強く…
ブンビーは彼らが考えていたより、無能でもなかった。
そうこうしている間にも、プリキュアはピンキーを次々と集め…
一刻も早くドリームコレットを奪わなければいけない。
部署の最高幹部であるカワリーノは、ただ急かすだけ…
デスパライア様とも連絡は取れず、ジワジワと状況だけが追い詰められていく…
まともにやりあえば、自分ひとりで勝てる見込みは少ないが…
…かといって頼める人物は……





ハデーニャ:「ブンビーッ!!」
ブンビー:
「は、はいっ!」
ハデーニャ:「呼んでみただけだよ!」
ブンビー:
「わ、私も…返事してみただけです…」
(第43話:ナッツの鍵とこまちの心)





多分、最後にハデーニャがいえなかった言葉は…





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