ふたりはプリキュアSplash☆Star感想
〜キントレスキー総括(第40話)〜

この回で、キントレスキー様はプリキュアに正々堂々と決戦を挑み、力を使い果たして消滅しました。


「これまでか…、しかし私は満足した!
すばらしい戦いだった!あっぱれだプリキュア」



この言葉を残し、キントレスキーは元の姿に返ります。

物語後半、プリキュアを「自分が全力で戦えるような戦士」に鍛えることに拘っています。
しかし、前半に「勝負は勝たねば意味が無い」と言っていました。


「勝つことよりも全力でやることの方が大事」などとぬかす、貴様のチームメイトにもあきれるわ!




「全力で戦うこと」のために、わざわざ勝ちを相手に譲ってまでプリキュアを鍛えているのは彼のほうです。
しかし、このときのキントレスキーの台詞は真に迫っていました、とても演技とは思えません。

(つか、彼の演技の怪しさはミミンガのときに確認済みw)


もしかして、キントレスキーは…
咲のチームメイトが羨ましかったんじゃないかな。





彼はダークフォール最強の戦士です。
そして「勝つために己を磨く」ことに命を懸けています。
しかし、彼はあまりにも強すぎるため、「全力で戦う」ことができなかったのでしょう。
ハイパーモードを使うまでもなく倒れる敵、せっかく鍛えた己を、極限まで引き出す相手もいない…



だからこそ彼はプリキュアを「対等に戦える相手」に鍛えようとしていました。

「うれしいぞプリキュア!私はこの時を待っていた。
私の全てをぶつける相手に出会う、この時を!」




いつから…?
おそらく「お月見」のときに決心したのでしょう。
「ウザイナーごときに手こずっているようでは私と戦うことなどできんぞ!」


しかし、そのことを他人に知られるわけにはいきません。
アクダイカーン様にしても、ゴーヤーンにしても、知れば反対するに決まっています。
(だからこそ、ギリギリまで言わなかったと考えるのが自然です。)




「自分の全てをぶつける戦い」をするために、人知れずプリキュアを鍛えようとするキントレスキー
そんな彼の目の前で、全てをしぼりだし、一丸となって戦うソフト部
『それより私は、この最後の試合でチームみんなが全力を出し切って戦えたことが何より一番嬉しいんだ』という泉田先輩の言葉…

全力を出してもあと一歩届かなかったのが悔しくて涙する咲…



そんな姿が自分とダブってカチンと来たんじゃないかな。

キントレスキー様のことですから、そんな風に自分自身を把握しているとは思えませんけど、
無意識のうちに、そんな姿に反感を覚えてたんじゃないでしょうか。



咲の反論に、マジ切れして「トレーニングは終わりだぁ!」と突撃したのが良い証拠です。
(鍛えるつもりだったのなら、あそこで倒しちゃ駄目でしょ…)




その後、キントレスキー様は何度もプリキュアと戦いますが、段々と「勝つことが全て」という主張は薄くなっていき、プリキュアと全力で戦うことにシフトしていきます。
プリキュアが強くなってきて、自分の悲願が近づいてきた喜びもあるでしょう。
(ミミンガのときとか、めっちゃ嬉しそうだったし)

それ以上に、プリキュアと戦い続けたことにより、咲と舞に感化された部分もあるんじゃないかな。
良くも悪くも一直線のキントレスキー様ですから、それが「プリキュアを正々堂々と倒す」のにターボがかかる方向に行ったのでしょう。




もしかしたら、キントレスキー様も「プリキュアに憧れていた」面があったのかもしれません。

…なんてことを、「なぜ奴ら(満&薫)は、あんなに仲良くしておるのだ!」という彼を見て思ってみたり…




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