プリキュアオールスターズDX3感想
〜プリズムフラワーの力の意味〜




2011年3月公開のプリキュアオールスターズDX3に登場したプリズムフラワーの力の意味とは……




プリズムフラワーの力の意味  投稿者:くっきーもんすたー


プリズムフラワーは、映画で「ココたちの世界とのぞみたちの世界をつなぐ光のエネルギー空間のこと」だと説明されています。
説明のシーンで、シロップが飛行している場所を見ると、どっからどうみても「ミラクルライト空間」ですね!!

プリズムフラワー、劇中で出てきた事項は以下の通り
・プリズムフラワーは、世界をつなぐ光のエネルギー空間の事である。
・シロップたちは、プリズムフラワーの力を使って地球に来ている。
・地球などの惑星はプリズムフラワーを中心に「光の道(エネルギーの流れ)」でつながっていて、プリズムフラワーが失われると、その流れが止まる。
・それと同時に、ココたちは強制的に元の世界に戻されて、他の世界との行き来が出来なくなる。
・プリズムフラワーが危機に陥った時、プリズムスターミラクルライトが地球に落下した。
・粉々になったプリズムフラワーから無数のミラクルライトが地上に降り注ぎ、プリキュアが最後の変身をする力を与えた。
・心の大樹から、虹の花が咲き、その種から新しいプリズムフラワーが咲いた。


さて、こうして見ると「プリズムフラワー」という言葉には2つの意味があります。
ひとつは、劇中で登場した「プリズムフラワー」という花そのもの。
もうひとつは、「光のエネルギー空間」のことです。

心の大樹から種が生まれて成長した以上「プリズムフラワー」自体は物質(おそらく植物)であること自体は間違いありません。
ただ、それでは、ココが「光のエネルギーの流れ」と説明しているのと矛盾します。
説明しているイメージ画像を見ると、「プリズムフラワー本体」を中心に光の道ができていますので、おそらく、本体から噴き出す光のエネルギーが「周囲のエネルギー空間の流れ」を引き起こしているのでしょう。
ココたちは、その「流れ」からエネルギーを取り出して空間移動その他の技術に使用しているとすれば、まぁ、辻褄は合います。
(「プリズムフラワー」という言葉は、狭義では花そのものだけど、広義ではエネルギー空間とその流れをさすと……)



前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
プリズムフラワーが作り出す「世界をつなぐ光のエネルギーが流れる空間」ですが、どう見たってミラクルライト空間です。
(ミラクルライトは作品によって演出が違います。オールスター3作品で登場して、プリキュアに力を与えたミラクルライト空間とそっくりという意味です。)
「レインボー」「クリスタル」「プリズムスター」の3種のミラクルライトは、『プリキュアをプリズムフラワーの光のエネルギー空間に転送してエネルギーをブーストする装置』だったのです!!
おそらくは、プリズムスターがオリジナルで、レインボーはそれをナッツが再現しただけのものでしょう。
(だから、体力が回復する程度でキュアレインボーになる力はなかった。)
DX2のクリスタルミラクルライトについては、あとで説明します……。


ここまでのことを前提に置くと、プリキュアに変身すること自体が「プリズムフラワーのエネルギー」を流用している可能性が非常に高いことが推測できます。
「デュアルオーロラウェイブ」や「デュアルスピリチュアルパワー」など、プリキュアが変身する際は、一度光のエネルギーがあふれる空間に転移してから変身し、地上に飛来するパターンがほとんどです。
変身時に登場する光の奔流に満ちた空間は、プリズムフラワー空間なんじゃないでしょうか。
作品によって空間が違うのは、「光の園→虹の園」や「緑の郷→泉の郷」など通っている通路の差でしょう。


映画の説明を見ると、地球は、いくつもの世界とのプリズムフラワーの通路がつながっている交点になっています。
また、地球にプリズムフラワーの本体が隠れていた点や、地球を守っている「心の大樹」から新しい種が生まれたことなどを見ても、地球がプリズムフラワーにとって重要な位置をしみるのは間違いありません。

……てことは、神奈川県周辺にプリキュアが集中してるのは、ある意味で必然だったんだなぁ……。
(下手すりゃ、何年も前からプリズムフラワーは東京湾周辺で雲に隠れてたのかもしれませんね)







ブラックホールの力の意味  投稿者:くっきーもんすたー


前回の続きです。

#ブラックホールとは何者か?
今度は、DX3の敵役「邪悪の神ブラックホール」についての話です。
ブラックホールについては、劇中で「ドツクゾーンをはじめとする、『プリキュアに敗れた者達の邪悪なパワー』が融合して生まれた存在」と説明されています。
魔女は「プリキュアに浄化された邪悪なパワーが宇宙をさまよい、そこで出会って融合した」とはっきり断言しています。

広い宇宙で邪悪なパワーが偶然(全シリーズ揃って)1ヶ所に集中したとは考えづらいので、なんらかの必然があったと見るほうがいいでしょう。
おそらくは、プリズムフラワーのような「邪悪なエネルギーが流れる空間」が地球の近くに存在して、プリキュアに敗れた者たちのエネルギーがそこに流れ込んだのでしょう。
その「流れ」には吹き溜まりのような場所があり、ブラックホールはそこで生まれたとするならば、辻褄はあいますね。


#歴代オールスターズの敵
過去のオールスターズDXを見ていくと、敵の規模がどんどん大きくなっていくのが判ります。
・フュージョン:素では1分程度しか戦闘を継続できず、プリキュアの攻撃を吸収することで力を手に入れた。
・ボトム   :歴代の最強クラスの幹部を召喚(レインボージュエルの力を得たとはいえ)、プリキュアは誰一人として幹部を倒せなかった。
・ブラックホール:地球を覆うほどの巨大な存在。プリズムフラワーをその手で握りつぶす寸前まで追い詰めた。

DX1では、銀色の玉を送り込むのがやっとだったはずのブラックホールは、DX3では地球より大きくなって直接攻め込めるほどになっています。
おそらく、ブラックホールがこれだけ大きくなったのは、無限シルエットさんが宇宙で「デューンの憎しみを払った」(周囲にばら撒いた)せいなんでしょうねw
映画ハートキャッチで、サラマンダー男爵は400年間溜まった怒りと憎しみを使って自らを火竜と化しました。
最終回のデューン巨大化も同じ理屈でしょう。
数百年間プリキュアと戦い、負け続けた同胞の無念や、50年間、力を奪われた自らの怒りと憎しみを吸収して巨大化した。その憎しみを無限シルエットさんが払ってデューンは元に戻った。周囲に散った怒りと憎しみのエネルギーは、闇のエネルギー空間に流れ込み、それがダメ押しになってブラックホールが実体化したという流れだったんじゃないでしょうか。

また、それと同時に、今まで地球を守っていた「心の大樹の守り」はデューンによって破られました。
それで、プリズムフラワーがむき出しになって、場所(地球の関東地方周辺)を特定されるに至ったのでしょう。

これも「DX1=心の大樹は健在」「DX2=ムーンライトが敗れて花が散り弱っている」「DX3=枯れてから再生中」とすれば、ブラックホールが送り込める存在の強さに差があったのも説明できますね。


まだまだ続きます







レインボージュエルの力の意味  投稿者:くっきーもんすたー


DX2に登場するレインボージュエル。
1000年に1回開いて、中から『奇跡の宝石』が姿を現します。
そのとき、世界中の人々の夢と希望と幸せを受けて光り輝きます。
同じく「希望の光」を放つミラクルライトを使って、祝福するというのがフェアリーパークの主旨でした。


これですが、過去の作品に似たものがあります。
「映画ふたりはプリキュアMax Heart」に登場した、希望の園のダイヤモンドラインです。
希望の園の『ダイヤモンドライン』は、未来に続く希望のエネルギーを放ち、世界を希望で満たしています。
1年に1度、ダイヤモンドラインを希望の泉にささげる儀式を行い、『希望』のエネルギーを世界中に満たすのです。


放映当時はなんのこっちゃわかりませんでしたが、今なら解ります。
プリキュアにとって『希望』というのはエネルギーの1種です。
プリズムフラワーから噴き出す、光のエネルギー空間の流れを『希望の光』という名で呼んでいるのです!
(作品によって「光の力」「希望の力」「しあわせ」などと呼び変えられたりもします。)
レインボージュエルも原理は一緒で、プリズムフラワーの力(希望の光)で地球を満たすためのものです。


プリズムフラワーのミラクルライト空間の力は、生のエネルギーそのものだと考えていいでしょう。
『世界をつなぐ』ほどの力を、一部だけ取りだして、安全に利用するための手順というのがあるのです。
それが「光の力」「精霊の力」「希望の光」などと呼ばれる力であり、それらを操る手段が「プリキュア」であり「ミラクルライト」であり「レインボージュエル」だと。

レインボージュエルやダイヤモンドラインは、世界全体を薄い『希望の光』で満たすためのものでしょう。
儀式の間隔が1000年と長いのは、地球がプリズムフラワーに近い位置に存在しているからでしょう。
その儀式のために生み出された『クリスタルミラクルライト』は、生のプリズムフラワーに近い位置までプリキュアを転送させることができた。
だから、DX3と同じキュアレインボーを生み出した……と。
(DX3でハートキャッチ組がスーパーシルエットになったのは要研究といったところでしょうか)



#伝説の楽譜
さて、1年に1度、儀式をするといえばスイートプリキュア♪の「伝説の楽譜」も同じです。
これも、理屈は一緒なのでしょう。
1年に1度、「幸せのメロディ」を楽譜に刻むことで、世界を希望と幸せ(プリズムフラワーのエネルギー)に満たします。
マイナーランドが、それを「不幸のメロディ」に書き換えようとして物語は始まりました。


「不幸」といえば、フレッシュプリキュアで、ラビリンスが「FUKOのゲージ」を貯めていました。
人々の嘆きと悲しみから発生するエネルギーで、FUKOのゲージの中に実体化して溜まり、それが解放されると、世界中にFUKOがまき散らされて世界は汚染され、人々が嘆き悲しむと説明されています。

「不幸のメロディ」も同様に、人々を悲しい気分にさせて嘆き悲しみを生み出していました。
これは、プリキュアの敵側にも同様のエネルギーが存在することの証明です。


続きます。







希望の光と絶望の闇  投稿者:くっきーもんすたー


#敵勢力のエネルギー源
プリキュア側の勢力は、基本的に「プリズムフラワーの力」を流用しているのを、今まで話してきました。
対する、プリキュアの敵側の勢力の力の源はなんなのでしょうか?


プリズムフラワーに対応する「邪悪なエネルギーの流れ」が存在する(可能性が高い)以上、それを使っている勢力がいても不思議ではありません。
ドツクゾーンの「闇の力」、ナイトメアの「絶望の闇」、「ラビリンス」のFUKO、(とマイナーランドの力)は、根源は、この『邪悪なエネルギーの流れ』だったと見ています。


砂漠の使徒は宇宙侵略者ですので、完全に別系統の力でしょう。
(むしろプリキュアのパワーに近いものと見ていいでしょう。ダークプリキュアとか再現できるわけですし。)
ダークフォールの滅びの力は、ゴーヤーンとサーロイン以外、精霊の力を加工したものであることは劇中で説明されていますので、これも、もう1ステップありそうです。
エターナルは……、どうにもこうにも情報不足すぎますね。あそこは……。



#希望の光と絶望の闇
プリズムフラワーの「光のエネルギー」も、それに対する「邪悪なエネルギー」も、どちらも根本は、そこに住む人たちの感情だったりします。
人々が希望に満ちあふれれば、心の花が咲き、心の大樹を強くします。
それは巡り巡って、プリズムフラワーの力となるはずです。

同様に、人々が絶望に打ちひしがれれば、心の大樹は弱ります。
それと同時に、怒り、憎しみ、嘆き、悲しみは「邪悪なエネルギー」となって、闇のエネルギー空間に流れていきます。
(結果、ブラックホールのような存在を強くするでしょう。)


プリキュアたちがやってきたこと……
人々の心を媒介にした、壮大なエネルギー争奪戦だったのです!!!



#追加、元の世界に強制送還されること
プリズムフラワーが失われたことで、ココたちは元の世界に強制送還されました。
これって、S☆Sで満と薫が消えたときの現象と同じです。
あのときは「ふたりは『不思議な力』でこの緑の郷にきていたから、その『力』が消えて、ふたりの存在も消えた」と説明されていました。
満と薫は、最初からいなかったことにされて、プリキュア以外の記憶からも消えていました。
(プリキュアが敵を倒すと、その敵が行った破壊が「時間をさかのぼってなかったことにされる」のはこういう理屈です。)


今回の映画では、それと同じことが世界単位で起きたと考えていいでしょう。
……ですが、例外があります。
映画のED後、みんなが遊んでいる中に「東せつな」がいますね。
彼女は、プリズムフラワーが失われたことによる改変に巻き込まれた形跡がありません。

……多分、ラビリンスはプリズムフラワーと別系統の力で世界をつないでるんだろうな。
おそらくは(FUKOを操る技術がある以上)「邪悪なエネルギーの流れ」の方で世界を渡っているのでしょう。
(満と薫が、プリズムフラワーが消えそうでも平然としてたのも同じ理由でしょうね。)

「邪悪なエネルギーの流れ」とブラックホールにたとえられた力は、まだ残っていると見て間違いありません。


来年は「スイートプリキュアvs○○プリキュア」でしょうけど、放映10周年記念の映画の敵は、おそらく……







現在までに書き込まれているのは以上です。





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