プリキュアオールスターズ感想
〜歴代プリキュアの能力比較〜
キュアブラック&ホワイト編



#Buddy-System
キュアブラック(以下『黒』)とキュアホワイト(以下『白』)は、二人一組の『バディ』を構成しています。
『バディ』とは『Buddy-System』の略で、一般的にはスキューバダイビングやオリエンテーションなどの野外活動で、二人一組になり、相互の安全確認をしながら行動することを指します。




この『バディ』は、歩兵を運用する際の基本的な行動単位として軍隊でも活用されています。
敵性地帯や競合地帯(敵味方が入り乱れて存在する可能性のある場所)では、歩兵を1人単位では運用せず『バディ』を基本としています。

歩兵を『バディ』で運用する主な利点は以下の通り

・目が4つになることにより、注視できる範囲が広がり、敵を発見しやすくなる。
・1人あたりの警戒する範囲が少なくてすむため、負担が減り、疲労が溜まりにくい。

プリキュアの場合、敵が勝手に出てくるのでこの辺はあまり関係ない部分です。


・乱戦になったりした場合、お互いが背中を守ることで死角を減らすことが出来る。
・装弾の際や手榴弾の投擲時など、タイミングを合わせることで攻撃の切れ目が発生するのを防ぐ。

白黒の戦い方の基本です。
無印やMaxHeartでは、ザケンナーの『軍団』を相手にするエピソードが何度かありますが、そういうときは背中合わせでお互いを守りながら戦っています。
また、大技(この場合、マーブルスクリューではなく突撃パンチとか回転キック)にいくときは、事前にどちらかが敵の体制を崩してから行うのがセオリーです。


・二人一組を維持することで、常に1対2の状況を作り出し『数の有利』を演出可能。
オールスターズDXでは白黒が、まさにこういう戦い方をしています。
『照明塔ザケンナー』と『鉄アレイコワイナー』に挟まれた時に、白黒は迷わず前へ出て『鉄アレイコワイナー』を蹴り飛ばし、相手の体制が崩れたところで二人同時に背後の『照明塔ザケンナー』に飛び掛って撃墜しています。
タイミングをずらして『2対1の状況』を2回作り出すことで、自らに有利な状態を維持する。
『バディ』の利点を最大限生かした戦い方です。



・二人が行動することにより、「一人じゃない」という安心感を与えることができる。
これに関しては、そのまま『だからプリキュアはふたりなの!』につながります。




こうしてみると、白黒の戦い方は『バディ』の基本に忠実です。
・多数の敵を相手にする場合は、背中合わせで死角を減らす。
・それなりの敵に挟撃されたときは、自ら飛び込んでタイミングをずらし『1対2』で各個撃破
・幹部クラスを2名同時に相手にする時は、それぞれ分かれて戦う。

(できれば1対2で戦いたいのでしょうが、相手が簡単にやらせてくれず分断される場合が多い)
・相手が強敵(バルデス級)一人なら、左右からラッシュを掛けて揺さぶる。

相手と自分の状況に応じて、変幻自在に『ふたり』を使い分ける。
この戦い方は、白黒が無印で1年間戦ってきた経験の蓄積です。
他の『プリキュア』と比べると白黒は元々格闘センスが高いのもありますが、それ以上に経験豊富な点が強みです。
Splash☆Star組は最後まで『3人以上の敵』との戦いを経験していません。
また、プリキュア5も『自分より多数の敵』を相手にするのは極端に苦手です。
ですが、白黒は『ザケンナーの軍団』から『敵幹部3人がかり』や『身長数百m以上のラスボス』まで、様々な激戦を『ふたり』で潜り抜けています。




また、なぎさとほのか自身が「お互いに違う同士がケンカして乗り越えてきた」というのも大きなポイントです。

プリキュアの力の源である『絆』は、人によって少しずつ違います。
なぎさとほのかの場合は「一緒に乗り越えてきた経験の蓄積」が、『絆』の最大の理由です。
オールスターDXでは、S☆S組はイーグレットがレモネードを助けに入り、ドリームとブルームが同時攻撃を行うなど、それぞれ単独でも行動しています。
ですが、白黒は常にそばを離れません。
また、アクアから援護射撃が飛んできたときにかなり驚いています。
(サファイアアローが横を抜けたのに驚いたのではなく、援護が来たことそのものに驚いている)

「わたしの背中を預けられるのはほのか(なぎさ)だけ!」
といった信頼感こそが白黒の力の源であり、だからこそ、挟撃されたときに『迷いなしで前に出る』などの思い切った行動で状況を切り開く。
そして、一瞬ごとに変わる状況に臨機応変に『バディ』として対応してゆく。


白黒の強さの真の秘訣は、ここにあるのでしょう!





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