プリキュアオールスターズ感想
〜歴代プリキュアの能力比較〜
Yes!プリキュア5編



オールスターズDXでは、のぞみたちはGoGo!時の姿で登場しますので、『Yes!プリキュア5』(ナイトメア戦時)は直接は関係ありません。
ですが、まず、こちらから見ていく方が判りやすいため、別項にしてあります。


#パルミエ王国防衛システム
『Yes!プリキュア5』(以下、プリキュア5)は、そもそもが『パルミエ王国を守る5色の光の戦士』でした。
その最大の特徴としては、『5人』という人数と、極端に偏った能力です。

・360度防御可能な鉄壁バリアのミントプロテクションで仲間を守るキュアミント
・広域放射かつ敵味方識別可能なレモネードフラッシュで牽制するキュアレモネード
・威力が高く、ほぼ全てのコワイナーを撃破可能なドリームアタックで止めを刺すキュアドリーム


プリキュア5の戦術はこの3人を軸にしています。
そして、身体能力が高く、応用力の高い技を持つキュアアクアとキュアルージュが遊撃をこなします。


個々の役割分担がはっきりとしていて、戦術もはっきりとしています。

『軸』を中心にすえ、遊撃役が相手を引っ掻き回したり、障害を排除したり、ピンチになった仲間の救助に向かう。
相手が息切れしたところで、ドリームアタック他で止め!
これが、プリキュア5前半の戦い方でした。

チームで動くことを前提にしているからこその『役割分担』です。
そして、この『役割分担』のためにはチームとしての息が合っている必要があります。
プリキュア5には、このサイトで『Yesシステム』と呼んでしる精神感応システムが存在しています。
彼女達は、直接会わなくても心と心で直接つながり、仲間の情報その他を知ることができます。


本編で、何度かその場にいなかったメンバーが、まるで居合わせたかのように話すシーンがあります。
また、ブラッディに隔離されたミントが『私はここにいる!』と仲間に心で伝えて、そこにエネルギーを集中させて結界を破ったエピソードもあります。
仲間がバラバラで休日を満喫しているところを、夢原のぞみを強襲したはずのデスパライアは、何故かすぐに集まったプリキュア5によって撤退を余儀なくされました。

この、『極端に役割の異なる5人』と『精神感応Yesシステム』は表裏一体です。
基本戦術はブルーム&イーグレットと同じですが、5人という人数を生かし『チーム』として柔軟に対応する。
それが、プリキュア5の基本戦術にして強さの秘密です。





なぜ、プリキュア5はこのようなシステムを採っているのか?
それは、5色の蝶が『パルミエ王国防衛システム』だからでしょう!


キュアブラック&ホワイトは偶然にも格闘&戦術センスの高いなぎさ&ほのかに拾われました。
キュアブルーム&イーグレットを探すために、フラッピ&チョッピは5年以上をかけました。

プリキュア5が誕生する時、それはパルミエ王国に危機が迫った時です。
装着者は『蝶』(=ピンキーキャッチュ)が選ぶものの、あまり時間をかけるわけにはいきません。
ましてや、完全なる偶然に任せていいものではありません。

だから、素人にも比較的判り易い『役割分担』制になっているのでしょうね。




#プリキュア5の弱点
プリキュア5最大の弱点は、この『役割分担』をしていること自体です。

彼女達の『チーム』としての戦術の要はミントとドリームです。
さらに、ファイブエクスプロージョンを使うためには5人+ミルクが揃う必要があります。


だから、ブラッディは、『要』であるミントやドリームを狙って直接排除しにかかりました。
また、カワリーノは『機動キー』のミルクを狙っています。

(暴走ハデーニャ戦の時、ミルクを狙っていたのも、おそらくはファイブエクスプロージョン封じの意味合いもあったのでしょうね。)
ダークプリキュア戦で、シャドウは5人を完全に分断することに成功しています。

『チーム』で動く以上、分断されると一人で戦えるルージュ&アクア以外は極端に厳しくなります。
特に、相手の突進にカウンターを合わせるくらいしかないミントや、必殺技に威力がないレモネードは『詰み』になる可能性すらあります。
実際には、結界の中心部を心で伝えて狙撃してもらうことでピンチを脱していますが、これもかなりの綱渡りでした。
vsブラッディ戦は、相手の手持ち戦力がコワイナーしかいなかったから仲間の救助が間に合いましたが、ブンビー辺りが共闘していれば、プリキュア側が負けていても不思議はありませんでした。


『役割分担』によるチーム性というのは、単純ゆえに使いやすく強力です。
しかし、それ故に相手に対策されやすく、構造上の弱点を突かれると厳しくなるのです。





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