第21話
夜空に輝け!星の光の仲間たち

アクダイカーン 「ゴーヤーン!」
ゴーヤーン 「ういぃ…」
アクダイカーン 「ダークフォールに存在する、我々の使命は何か、答えてみよ!」
ゴーヤーン 「ははぁ、われらの使命は7つの泉を奪い、全てを『永遠の滅びの世界』とすることにございます。」
アクダイカーン 「ならば何故だ!?『木の泉』『火の泉』ばかりか『土の泉』までもがプリキュアによって奪われてしまったではないか!」
ゴーヤーン 「お、お怒りごもっともにございます。それもこれもドロドロン殿が不甲斐ないせいで…ん?」
ミチル 「プリキュアをなめてかかるからよ」
カオル 「いずれにせよ、ドロドロンなんかに倒せるはずがなかったけどね」
ゴーヤーン 「ほう、カオル殿にミチル殿、ようやくおでましですか?」
ミチル 「次は私たちの番でしょう。アクダイカーン様、われらにお任せを」
アクダイカーン 「ミチル、カオル、お前達に勝算はあるのだな」
ミチル 「『緑の郷』に出向いたのは、『伝説の戦士』と呼ばれるプリキュアの力の秘密を探るため」
カオル 「すでに奴らのことは知り尽くしております」
アクダイカーン 「よかろう。ゆけ!プリキュアを葬り全ての泉を手中に、『滅びの力』で世界を覆い尽くすのだ!」
ミチル 「おおせのままに」
カオル 「アクダイカーン様」


カオル 「ねえ、ミチル?」
ミチル 「なに?」
カオル 「滅びの力が世界を覆い尽くせば、どうなるの?」
ミチル 「消えてしまうのよ。なにもかも…」
カオル 「そう…」



OP「まかせてSplash☆Star」


「どうする、薫?」
「早く終わらせたいわ」
「そうね。邪魔の入らないところに連れ出して、一気に叩き潰しましょう」
「チチチチチ」


「おなかすいちゃったね」
「ふふ、まだ朝よ」
「ん?おはよう」
「おはよう」
「ねえねえ、満、薫」
「ちょっと、お話があるんだけど」
「へへ、じゃーん、えへ」
満&薫 「!!?」



タイトル「夜空に輝け!星の光の仲間たち」


「天体…観測?」
「今夜、私の家でお父さんと一緒に星の観察をするの。ふたりにも是非来て欲しくて」
「お天気もいいし、今日ならばっちりなんだって」
「そう、それなら参加させてもらうわ」
「やったー。舞の家の望遠鏡、こんなに大きいんだよ。本物見たら絶対ビックリするから」
「へえ、楽しみね」
「どうでもいいわ…」
「え、なんか言った?」
「ああ、なんでもないのよ。じゃ」
「待って」
「教科書、この間英語教えてもらった時、間違って満のも持って帰っちゃったんだ。ごめん」
「ああ、そうだったの」
「それでさ、あのとき『お礼にうちのパンもって来る』って約束したよね」
「そうだっけ?」
「あちゃー、忘れちゃった。またまたごめん」
「そう、気にしないで」
「ほんとにごめんね満。今度、必ず持ってくるから」
「どうでもいいわよ…」
「満、本気で星なんか見に行く気?」
「せっかく向うから誘ってくれたんだし、チャンスをうかがって早く終わらせましょ」


「いい月ね…、今夜が見納めだけど」
「この風もやがて止まる…」
「そして、なにもかも」
「消えてしまう」
「満、薫」
健太 「よっ」
優子 「今夜はよろしくね」
仁美 「マジ、よろしく」
「あ…」


健太 「…んでさ、父ちゃんくしゃみひとつ『ヘプシ』ってな。いつもこんな調子なんだよ。」
優子 「あはは」
「すいぶん大勢呼んだのね」
「そりゃそうだよ。こういうのって大勢でワイワイやった方が楽しいじゃない」
健太 「咲は一人でもわいわい騒いでるけどな。『ワイワイしすぎ、わいはかなわんわい』なんつって、へへ、へへへへへ」
「寒い、寒すぎる…。みんなが凍えちゃうよ」
健太 「ん、寒いは余計だろ。俺のセンスが咲にわかんねえだけだ」
「そんなの誰にもわからないって。自分のまわり見てみなさいよ。」
健太 「なにを、バカウケに決まってんだろ。なあみんな…っておい!なんだよこの無反応。俺のギャグはそんなに寒いのか」
「ねえ、満も薫も健太のギャグ寒いって思うでしょ」
「え?ああ、まあ、そうなの?」
「そういえば、今日は少し冷えるわね」
「あ、そうだ」
「その格好じゃ寒いでしょ。望遠鏡のあるドームはまだ冷えるから」
「そうね、遠慮なく借りるわ」
「ほらみなさい、満と薫も『寒い』って」
健太 「『寒い』ってそういう意味じゃねえだろ」
「とにかくつまんないの。悔しかったらみんなを笑わせてみなさいよ」
健太 「ぐぐ、なにー」
「まあまあ、そろそろ時間だから上に行きましょ」


弘一郎 「みんな、今日は集まってくれてどうもありがとう。普段見ている星空にも宇宙の神秘が隠されている。そのことに少しでも気づいてもらえたら嬉しいな。よろしくね」
クラスメイト 「よろしくおねがいします」
弘一郎 「それじゃ、最初に東の空を見てみようか。」
「夏の夜空で一番綺麗に輝くのは『夏の大三角形』だよ。琴座のベガ・白鳥座のデネブ・鷲座のアルタイルだ」
「うわー、あの星がこんな風に見えるんだ。天体望遠鏡ってすごい」
健太 「なー、俺にも見せろよ」
「もうちょっと」


チョッピ 「チョピー、綺麗なお星様チョピ」
フラッピ 「ピ!」
「ふ、フラッピにはお星様より綺麗なものが見えるラピ」
チョッピ 「なにチョピ?」
フラッピ 「そ、それは…」
「か、カブトムシラピー!」
チョッピ 「フラッピはカブトムシが好きだったチョピ。知らなかったチョピ」
フラッピ 「そ、そうじゃないラピ…」


健太 「あー、でっかいよなー」
優子 「そうだよねー」
「星を見るなんて、なにが楽しいのかしらね」
「早く終わらせたいわ」
「満、薫、みないの?」
「ぐー、きゅるるる…」
健太 「なんだ咲、もう腹減ったのか」
「え…へへ、星を見るのが楽しみで、家に帰ってすぐ来ちゃったから」
「一応、お夜食を用意しておいたの。持ってくるからみんなで食べましょ」
「本当?さすが舞、私も手伝うよ」
「私たちも行くわ」


「うわー、おいしそう。ひとつ食べてもいい?」
「もう、しょうがないわね」
咲&舞 「あ!」
可南子 「あー、またやっちゃった」
「お母さん」
可南子 「ごめんね、大きな音立てちゃって」
「もう…」
可南子 「あはは、でも『形あるものはいつか壊れる』っていうでしょ」
「形あるものは?」
可南子 「『形あるものはいつか壊れる』、どんなものでもいつか壊れてなくなってしまうって事よ。だからこそ、形あるうち、命あるうちは大切に、愛情を持って扱わなくちゃいけないってことなんだけどね。ふふっ」
「なるほど」
「お母さんが言っても、説得力ゼロだけど…」
可南子 「やっぱり…あは、あははは…」



アイキャッチ


優子 「本当に綺麗だったね」
仁美 「マジすごいよ」
「おまたせ」
「ねえねえ、今度はなに見てるの?」
優子 「北極星よ、1年中北に見えるから、昔の人が方角を調べるのに使ってたんだって」
健太 「なんか、寒そうな星の名前だよな」
「寒いギャグばっかり言ってる、健太みたいな星だね」
健太 「な、なに!」
(想像)健太 「俺のギャグは最高だ!あ、あれ…みんなどうしたの、うそー」
仁美 「あああああああ…」
健太 「だったら咲は、パン食いまくってるからブラックホールだな」
(想像)咲 「えー、こんなに食べられなーい」
「なに言ってんの!大体それって星じゃないでしょ」
健太 「星がもったいないんだよ」
仁美 「まあまあ、でも、人を星にたとえるのってマジ面白くない。私は長身のビーナスってどう。…ふふふ、うふふふ」
健太 「…え…」
「舞は鳥みたいに可愛いから、白鳥座の一番大きい星」
「え、なんか、ちょっと照れちゃう」
「じゃあ、優子は何かな」
優子 「わ、私は…北極星のそばなら…」
健太 「なんだよ、急に赤くなって」
「赤、じゃあ火星」
「満は、なんとなく神秘的だから月ね。」
「月…」
「薫さんは」
「どうでもいい」
健太 「で、咲はなんなんだよ。やっぱブラックホール確定か?」
「違うってば、私は、ええと…」
和也 「太陽」
「あ、お兄ちゃん」
和也 「みんなを明るく照らす太陽で良いんじゃないかな。咲ちゃんが来ると、うちがにぎやかになるからね。ふふっ」
「え、あ、そんなことないですよ。でも、太陽、私が太陽…決めた、これから私のこと『太陽』って呼んで」
健太 「どう考えてもおかしいだろ、それ。咲も大田も顔を赤くして、変だぞ」
弘一郎 「ははは、だったら私はこの隕石みたいに、星空を泳ぐ流れ星になって、もっと近くから星を見ていたいかな。宇宙にはこんなに小さな岩や大きな星、明るい星、暗い星、若い星、年老いた星、色んな星が輝いている。この星空は、星たちが生きている証なんだよ」
「生きている、証…」


「待ってても終わりそうに無いわね」
「形あるものはいつか壊れる。私たちがやらなくてもいずれこの世界は消えるってことね」
「だとしたら、今私たちがやろうとしていることに意味はあるの?」
「満、薫」
「どうしちゃったの、ふたりとも」
「別に、あなたたちに付き合ってられなくてね」
「星なんか見て、なにが楽しいの?」
「ええー、楽しいよ。みんなと一緒だと星空がいつもより綺麗に見えるもん」
「この星空は、星たちの生きている証。まるで私たちみたい。顔も性格も、考えていることも全然違うけど、みんな一生懸命生きて輝いている。私たち一人一人が星なのよ。」
「そっか、星空には私もいるし舞もいる。仁美も優子も健太も、満と薫も」
「私たちみんなは」
「星空の仲間、えへ」
「星空の…」
「仲間…」
咲&舞 「うん!」
弘一郎 「おーい、舞、咲ちゃん、ちょっと手伝って欲しいんだ」
咲&舞 「はい」
「上で待ってるから」
「ね」
「なにが、なにが『星空の仲間』よ!」
「私たちは、いつも『ふたり』でやってきた」
「これからも、ずっとふたりきり」
ミチル 「今こそプリキュアと!」
カオル 「決着をつける!」


「な、なに?」
フラッピ 「咲、舞、嫌な気配ラピ」
チョッピ 「気をつけるチョピ」


ミチル 「ウザイナー!」
咲&舞 「はぁ、はぁ、…あ!」
ウザイナー 「うざいなー」
咲&舞 「うん!」


咲&舞 「デュアル・スピリティアル・パワー!」
ブルーム 「花開け、大地に!」
イーグレット 「はばたけ、空に!」
ブルーム 「輝く金の花、キュアブルーム。」
イーグレット 「煌く銀の翼、キュアイーグレット。」
プリキュア 「ふたりはプリキュア。」
イーグレット 「聖なる泉を汚すものよ。」
ブルーム 「あこぎなまねはお止めなさい。」


ウザイナー 「うざいなー」
プリキュア 「あ!」
「はっ!」
「ああっ!」
ブルーム 「舞の家が危ない」
イーグレット 「なんとかしなきゃ」
ブルーム 「みんなが危険な目に」
ウザイナー 「うざいなー」
イーグレット 「お父さん、お母さん、お兄ちゃん」
ブルーム 「優子、仁美、健太、満、薫」
カオル 「なにもいらない…」
ミチル 「私たちが生きること、その、ただひとつの証は」
ミチル&カオル 「プリキュアを倒すこと!」
ウザイナー 「うざいなー」
ブルーム 「ふん!はあぁ」
イーグレット 「はあぁ、やー!」
ウザイナー 「うざいなー!」
プリキュア 「きゃー」
カオル 「ふん、他愛もない…」
ミチル 「これで終わりだ…」
プリキュア 「うぅ…くっ」
ウザイナー 「うざいなー」
ブルーム 「絶対に行かせないわ」
イーグレット 「今日は特別な日なの。薫さんと満さんが私の家に来てくれた」
ブルーム 「ちょっと人付き合いが下手で、変わったところもあるけど、いいところもいっぱいある」
ミチル&カオル 「え?」
イーグレット 「ふたりは私たちの」
プリキュア 「大切な友達なのよ!」
ミチル 「な、なに?」
カオル 「ふ、ふざけたことを!」
イーグレット 「大切な家族!」
ブルーム 「大切な友達!」
イーグレット 「絶対にみんなを!」
ブルーム 「守ってみせる!」
カオル 「ぷ、プリキュアは…」
ミチル 「私たちのために戦っているというの!?」
ウザイナー 「うざいなー」
プリキュア 「ふん…やぁー!」
「うん」
ブルーム 「大地の精霊よ…」
イーグレット 「大空の精霊よ…」
「今、プリキュアと共に」
ブルーム 「奇跡の力を解き放て」
プリキュア 「プリキュア・ツインストリーム・スプラッシュ!」
ウザイナー 「うざいなー」
「うざいなー!」
空の精霊 「ありがとう」


「ん…これは?」
「あ…」
チョッピ 「舞、気になることがあるチョピ」
フラッピ 「どうして今日は、ウザイナーだけしかいなかったラピ?」
「いったい誰がウザイナーを…」
「……」


弘一郎 「みんな、今日はありがとう。気をつけて帰るんだよ」
和也 「また遊びに来てね」
「はい」
仁美 「霧生さんたちが来てくれて、マジ嬉しかった」
優子 「今度は私のお家にもきてね」
健太 「俺の新作ギャグも聞かせてやるぜ」
「あ、そうだ、家のパンちゃんと持ってきたよ」
「これ、ありがとう。じゃあ、また」
「あ…。木の葉?、森に落ちてきた隕石…」
「満、薫、またね。バイバイ」
「はっ!ま、まさか!?」



ED「『笑うが勝ち!』でGO!」


次回予告


「舞の様子がなんだか変。朝からずっと沈んでるし」
「へ、平気。な、なんでもないの」
「って言ってるけど、気になるよ。満と薫に相談してみようかな」
「ああっ!あ、あの…実は」
「ん?」
「私見ちゃったの!」
咲&舞 「ふたりはプリキュアSplash☆Star・『超オドロキ!満と薫の衝撃告白!!』
ぶっちゃけはっちゃけ、ときめきパワーで絶好調!」





戻る