第15話
ソフトボールは親子の絆

「いってきまーす」
沙織 「咲」
「え?」
沙織 「これ、忘れてるわよ」
「ああー、ありがとう。これがないと朝練できないよね。じゃ、いってきまーす」
沙織 「毎日頑張ってるわね、ふふっ」


みのり 「おねえちゃん、また朝練なの?」
沙織 「そうよ。明日は大事な試合だって」
みのり 「みのりもソフトボールやりたい」
沙織 「もう少し大きくなったらね」
みのり 「『大きく』っていつ?」
沙織 「うーん、そうね…」
(回想)「いくよー」
(回想)「えい」
沙織 「お姉ちゃんがソフトを始めたのと同じくらいになったらかな」
みのり 「ええー、ぶー」
沙織 「朝ごはんちゃんと食べたら、うんと大きくなって、すぐにソフトボールできるようになるわよ」
みのり 「えっ、うん。わかったご飯ちゃんと食べる」
沙織 「わぁ。その調子よ」


大介 「咲、もう行ったのか」
沙織 「さてと、私も頑張らなきゃね」
「よし、今日も絶好調なり!…にひ」



OP「まかせて Splash☆Star」


「朝早くから忙しそうね」
「なにが楽しいのかしら?」
「さあ?」
ゴーヤーン 「カオル殿にミチル殿。こんなところで何をしておるのですか」
「ふふっ、わからない?偵察に来てるのよ」
「プリキュアをね」
ゴーヤーン 「プリキュアのことはドロドロン殿に任せてあります。アクダイカーン様から託された泉に早く戻るのです」
満&薫 「嫌よ」
ゴーヤーン 「なんですとー!…ん…ぬぬぬ…」
「私たちもこの学校の生徒だから、チャイムがなったら教室に戻らないといけないの。じゃあね、バイバイ」
ゴーヤーン 「全く困ったものですな。いまどきの若い者は」



タイトル「ソフトボールは親子の絆」


国語教師 「『春眠暁を覚えず』つまりこれは、春の夜は心地よく、朝になっても目が覚めないという意味で…」
「こら、ソフト部員!太田」
優子 「ん」
国語教師 「伊藤」
仁美 「まじ…」
国語教師 「日向」
「ん」
ソフト部 「ふぁーあ」
国語教師 「あんたたちねぇ!」
健太 「すげえなソフト部、寝たままキャッチか」
「もう、咲ったら。でも、明日の試合、咲たちなら勝てそうな気がする」
健太 「へっ、確かにな」
国語教師 「こら、起きなさい」
ソフト部 「ふぁーい」
「ふーん…」


「ふんっ!」
「よっしゃー、絶好調なりー」
仁美 「明日の試合任せたわよ」
「ばっちり、まかせといて」
優子 「よし、もういっちょこい」
ドロドロン 「ふんふふん、今日こそ倒すぞプリキュア。うん、絶対倒しちゃうからねー」
「はーい、ドロドロン」
ドロドロン 「ミチル、カオル…。僕の邪魔したら許さないからね。フンフンフフン♪」
「待ちなさいよ」
ドロドロン 「んだよー」
「モエルンバみたくワンパターンで攻めても勝てないわよ」
ドロドロン 「え?」
「あの力よ」
ドロドロン 「あの力って」
「ソフトボールをしたり絵を描いているとき、あの子達から何か強い力を感じるわ。あの力がプリキュアに変身した時のパワーに繋がっているみたい」
「つまり、あの力を断ってしまえば」
「プリキュアの力も弱くなる…かもね」
ドロドロン 「そっかー、とりあえずあいつらの力が発揮できなくなるように、今やってることを邪魔すればいいのかー、をほ、をふふふほ」
「ふん!」
「絶好調なリー」
仁美 「ちょっと咲、マジ手加減してよ。これじゃマジ練習になんないじゃん」
ウザイナー 「うざいなー」
「いつなんどきでも、全力投球が私のモットーなの。相手のピッチャーも速球投手らしいし実戦向きの練習ってことで、もういっちょいこうか」
仁美 「マジ?…ったく、咲にはかなわないよ」
「いくよ!」
ウザイナー 「うざいなー」
「ふん!」
仁美 「う!?」
「ああっ」
「ちょっと咲!」
「ああっ、ごめーん。おかしいな、すっぽ抜けたかな」
優子 「ドンマイドンマイ」
「よし!」
ウザイナー 「うざいなー」
「ふん!」
優子&仁美 「ああ…」
「ああっ…」
ドロドロン 「ふふふん♪やったぞー、これでいいんだな、うん、間違いなし」
「さあ、どうなるのかしら。楽しみね」


「30球連続ボール、最悪だー」
「咲、元気出して。ピッチングフォームは絶好調の時と同じだったわ」
「うん…、優子もそういってた」
「舞」
「なあに」
「もう一度投げてみるから、みててくれる」
「うん」


フラッピ 「チョッピチョピ、待つラピ」
チョッピ 「チョピー」
フラッピ 「待つラピー」
ウザイナー 「うざいなー」
「ふん!」
「あっ」
フラッピ 「ラ、ピー!?」
「ラピー」
チョッピ 「チョピー」
「ああっ」
フラッピ 「危ないラピ。咲のノーコンのせいでチョッピが怪我するところだったラピ」
「ごめん。だけど、ノーコンて言い方はないでしょ」
フラッピ 「ノーコンはノーコンラピ」
「なんですって!」
「まあまあ。咲、もう一回」
「うん」
ウザイナー 「うざいなー」
「ふん!」
「!?」
「!?…そんな。どうしてよ。こんなこと今までなかったのに…。絶不調なり…がくっ」
フラッピ 「らぴー」
チョッピ 「ちょぴー」
「咲…」
ドロドロン 「ぬふふふふ、プリキュアめ、もっと苦しむがいい。ぬふふ、ざまあみろだ。バイバイ」



アイキャッチ


みのり 「だからね。さやかちゃんとなおみちゃんと一緒にお弁当食べてたんだけど、いくよちゃんもいっしょに食べないって誘ってみたの。」
沙織 「へえ」
みのり 「そしたらね、いくよちゃんのお弁当にたこさんウインナーが入ってたんだ。だからお母さん、こんどみのりも」
「ごちそうさま」
みのり・両親 「え?」
みのり 「うわ、おねえちゃんが、ハンバーグカレーを残した」
大介 「きっと疲れてるんだよ。そっとしといてあげよ」


「まさか、あんたのせいじゃないよね」
「って、道具のせいにしちゃ駄目だよね」


健太 「いけ!いけいけ、いけいけ日向」
応援 「おせ!おせおせ、おせおせ日向」
「うぅ」
ランナー 「ふふん」
「ふふん」
バッター 「ふっ」
「ええい。ふん!」
「ええっ!?」
ランナー 「よっしゃー。100回連続ファーボールなり」
「えっ!うそー」
「うーっ、絶不調なリーーー、がくっ」


「はっ」
みのり 「くー」
「あ…夢か。…おなかすいた」


「パンの匂い。誰だろ」
「お母さん」
沙織 「えっ、どうしたの咲、こんな時間に」
「あ…」
沙織 「ああ、お腹空いたのね」
「へへ。どうしたの、これ」
沙織 「え?ああ、色々新しいパンを考えているんだけど、なかなか思い通りに行かなくて、悩みは尽きないわ」
「『悩みは尽きない』か」
沙織 「どうしたの?」
「え?」
「別に、なんでもないよ」
「あ…」
沙織 「ちゃんとわかるのよ。お母さんが見てないと思った?」
「お母さん」
沙織 「ふふ」

沙織 「なるほど、ストライクがね…」
「うん、こんなのはじめて」
沙織 「ううん、はじめてじゃないでしょ。咲が私のマネをしてソフトはじめた頃はどうだった?」
「え?」
(回想)「おかあさん、いくよー、ええい」
(回想)「ああ…」
沙織 (回想)「あら、咲」
(回想)「お母さんのがいい、お母さんの使えば上手になるもん」
沙織 (回想)「咲、ほらね」
(回想)「ああ…」
沙織 (回想)「咲はまだ手が小さいから、このグローブは合わないでしょ。だから今はそのグローブで力いっぱい、一生懸命、そして楽しく、やってごらんなさい」
(回想)「うん…」
(回想)「おかあさん、いくよー、えい!」
沙織 (回想)「あっ、ほら、前より良くなったじゃない」
(回想)「あ、うん」
「そういえば、私がソフト好きになったのって、あのときからかも」
沙織 「これ、覚えてる?」
「うん、お母さんのグローブ。確か私小さい頃そのグローブで」
沙織 「もう、お母さんと変わらないね。明日は気分転換にお母さんの使ってみる?今ならきっとピッタリよ」
「お母さん」
沙織 「ほら、覚えてる?」
「えっ?」
沙織 「力いっぱい、一生懸命、そして楽しく
「ああっ」
沙織 「明日の試合は勇気を出して、どーんと投げてきなさい」
「うん、ありがとう」


「いってきまーす」
みのり 「あ、おねえちゃんいってらっしゃい」
「ふっ、ふっ、ふっ」
フラッピ 「咲、どうしてそんなに元気ラピ。試合は大丈夫ラピ」
「うん、大丈夫!」


「はぁ、はぁ、舞」
「咲」
「おまたせ」
「今日は応援頑張るからね」
「うん」


「へぇ、お母さんに」
「うん!だから今日は、お母さんのグローブ使ってみるの」
「うん、がんばってね」
ドロドロン 「そいつは困るんだむー」


「それでさ、遅くまで起きてたのに、お弁当まで作ってくれたんだ」
「すごいね、咲のお母さん」
「だからね、私にも何かできないかなと思って」
「そうね、だったら」
ドロドロン 「なにもしなくていいんだよ」
咲&舞 「え?」
ドロドロン 「どーん…ふっ」
「あっ、あなたは」
ドロドロン 「ドロドロンでっす」
「ちょっと、今日はあんたの相手をしているヒマはないのよ」
ドロドロン 「うん、邪魔しない」
咲&舞 「ええっ?」
ドロドロン 「そのかわり、試合には自分のグローブを使ってくださーい」
「はぁ?駄目!今日はお母さんの使うって決めたのよ」
ドロドロン 「駄目、自分の使ってください」
「な、なんでよ、絶対に嫌!」
ドロドロン 「絶対につかいましょう」
「絶対、嫌!」
ドロドロン 「ぬんーー、もー、こうなったら…こうです!」
「なに?」
咲&舞 「ああっ」
ウザイナー 「うざいなー」
「ああっ!」
「何で私のグローブから?」
フラッピ 「咲、舞」
チョッピ 「変身するチョピ」
咲&舞 「うん!」


咲&舞 「デュアル・スピリティアル・パワー!」
ブルーム 「花開け、大地に!」
イーグレット 「はばたけ、空に!」
ブルーム 「輝く金の花、キュアブルーム。」
イーグレット 「煌く銀の翼、キュアイーグレット。」
プリキュア 「ふたりはプリキュア。」
イーグレット 「聖なる泉を汚すものよ。」
ブルーム 「あこぎなまねはお止めなさい。」


ブルーム 「ちょっとあんた、そのウザイナーなんで私のグローブから出てきたのよ」
ドロドロン 「ふふふふん、ばれちゃったかー。そうさ!こいつはずっとお前のグローブに取り付いていたのさ!」
イーグレット 「じゃあ、咲の調子が悪かったのは」
ドロドロン 「そう!全て僕の作戦さ!」
イーグレット 「なんてことを」
ブルーム 「アンタの仕業だったのね」
ドロドロン 「驚いた驚いた?ソフトボールの邪魔をすればプリキュアは弱くなる。そうだろ!うん、絶対そうです」
ブルーム 「アンタのせいで友達やお母さんに心配かけちゃったじゃない」
ドロドロン 「だからこれで、おしまいだー!ふん」
プリキュア 「はっ!」
「ふっ!」
ドロドロン 「おん、のっ!」
プリキュア 「ふっ!」
「はあぁっ!!」
ドロドロン 「なんで?」
ウザイナー 「う。ざいなー」
プリキュア 「うぅ、えい!」
「だあぁっ!」
ドロドロン 「だからなんで?」
プリキュア 「やーっ!」
ウザイナー 「うざいなー」
ドロドロン 「おーほほほー。何でなんだよ、ソフトブールの邪魔したのに何で弱くならないんだよー」
ブルーム 「そんなことしたって無駄よ。私にはお母さんがついてる。イーグレットや友達がついてる!」
イーグレット 「そうよ、私たちはそんなことで弱くなったりしない」
ドロドロン 「むむむむむ…、そんなはずないだろー!ウザイナーが取り付いてるんだぞ」
ブルーム 「関係無いって言ってるでしょ。大体そんな卑怯な手に」
イーグレット 「私たちは絶対に」
プリキュア 「負けない!」
ドロドロン 「うるさーい」
イーグレット 「やーっ」
ブルーム 「はーっ」
ドロドロン 「のーはははー」
プリキュア 「ふっ!」
ドロドロン 「なっ!?」
プリキュア 「やーーっ!!」
ドロドロン 「のーほーー」
ウザイナー 「うざいなー」
ブルーム 「大地の精霊よ」
イーグレット 「大空の精霊よ」
ブルーム 「いま、プリキュアと共に」
イーグレット 「奇跡の力を解き放て」
プリキュア 「プリキュア・ツインストリーム・スプラッシュ」
ウザイナー 「うざいなー」
「うざいなー」
土の精霊 「ありがとう」
ドロドロン 「あーあ、また負けちゃったよ」
ブルーム 「ったく、もー」
「意外と強いのね」
「ドロドロンが弱いのよ」
「そうね。でも、まだまだ私たちの知らない力がありそう」
「プリキュアのこと、もっと調べる必要がありそうね」


「あと1球…力いっぱい、一生懸命、そして楽しく」
「ふん!」
審判 「ストライク」
「よっしゃー、絶好調なりー」
「わぁ、ふふっ」


「みんなー、晩御飯できたよ。じゃーん、咲ちゃん特製オムレツ」
大介 「これがオムレツ」
みのり 「みのりの知ってるオムレツと違う」
沙織 「どうしちゃったの、急に」
「にひひ、今日は私がお母さんの代わりにご飯作るって決めたの」
沙織 「そう、いただきます」
「ふ…、おいし」
みのり 「ほんと?おかあさん」
大介 「どれどれ、ん、見た目よりいけるな」
みのり 「うん、おいしい」
「本当、よかった、にひひ」
沙織 「咲、ありがと」
「うん!」



ED「『笑うが勝ち!』でGO!」


「うー…健太が暗いと調子でないよ」
「そうね、将来について悩むのは仕方ないけど大丈夫かしら」
「ここはやっぱり夢に向かって突っ走るっきゃない。とりあえず夕陽に向かって全力疾走」
「ああっ、でもそっちにいるのは」
咲&舞 「ウザイナー!?」
「ふたりはプリキュアSplash☆Star『夢と希望と健太の悩み!』」
「ぶっちゃけはっちゃけときめきパワーで絶好調」





戻る