最終兵器彼女/高橋しん


 ち、ちせぇぇぇ!
 切ねぇ、すっげぇ切ねぇよ。

 かなり有名どころのこの作品。『いいひと。』で名を売った高橋しんが「単行本1〜2巻で終わる作品を云々(後書きより抜粋)」と言っていて、結局7巻まで作っちゃった、大作になっちゃった。みたいな作品。ちなみに最近映画化されました。
 最近のライトノベルなんかの主流でもある、最強がヒロイン、主人公が一般人であるのですが、それがありきたりに見えないのは、やはりちせは「まきこまれた最強」であり、一般人でありたいと願っていたところにあるのではないでしょうか。
 そんな考察はともかく、とにかく感情移入ができれば必ず泣ける漫画です。文句なしに泣けます。ちせのシーンもシュウジのシーンも一つ一つが練りこまれていて、人前では読めない漫画って、私の中ではこれくらいです。

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