日記 ログ

  01月01日 (土)
 日記のサイズを小説に合わせてみた。

 「……はぁ」

 ため息は白くて、生ぬるかった。

 「………っち」

 そもそもなんで俺はここに居るんだか……いや、愚問。分かりきったこと。自業自得。あー、もうわかってるよ。だからうるさい、俺の心の声と心臓。
 「やばいな、いい加減に脳みそが沸いてきたか」
 自己嫌悪。うー、あー。なんでこんな中途半端に冷静で沸いてるんだこんちくしょう。

 「ごめんなさい。待ちました?」
 「――――――――っ、あ。いや、別に」
 たった30分ほど。とは言わなかった自分に幸あれ。ほんとうだったら逆の会話が世間で言う普通なのに、くそっ。

 「えっと、それじゃ行きましょうか?」
 「あ――あぁ。そうだな」

 彼女はクスッと微笑むと、やけににやけたというかなんというか。あくま? っぽい笑みで俺を見ている。な、なんでさ?
 「手でもつなぎましょうかっ」
 「な――――っ」
 「えいっ」
 「〜〜〜〜〜〜〜〜っ」
 「あははっ、照れてますねっ」
 思考停止。いや、まてまて。停止はヤバイ。まずはこの紅くなってる顔をおさめないとって自覚してきたらますます熱くなってきた――――っ!?
 「早く行きましょう初詣。ね、兄さんっ」


 ネットの友達からのリクエスト。『義妹に萌える小説を』とのこと。友達は選ぼうと思いましたよ真剣に私は。

 要約→結局(プロローグっぽいの)書いてる私も私だが。


  01月03日 (月)
 ほむー<え?

 新年早々何書いてる私は……。
 まぁ、そんな訳で、正直年を越したという感覚は無いんだが。かちょ〜さんはバイトで忙しいのですよ。って、自分でかちょ〜さんというの少し違和感が。でもこれからそんな風に自分を呼ぶことが増えるけどよろしくです。

 まー、ともかく。さっきも言ったとおりバイトで忙しいのですよ。なんというか、去年の27日から6連勤で、昨日は休みでしたが今日からまた3連勤。昨日も精神的にまいったから実質10日連続で疲れることになる。えーめん。いや、訳わからんし。

 あー、とくかく疲れてるってコトで。

 要約→プレステ2+グランツーリスモ4のセットを買おうか悩んでる。


  01月17日 (月)
 ぐだぐだ。

 本当に完全に2週間ぶりの更新。普通は謝罪って言うか暇してたなら小説とか更新するだろうという期待を見事にスルーしますよ?
 そんな訳でお久しぶり。
 まぁ、更新されなかったわけと言えばバイトだったりするんですが、私としてはその言い訳もしづらいところ。なんといっても土日祝日以外殆どシフトに入ってないって言う荒行。いや、フリーターの方々に尊敬すらされましたよ。
 そんな訳で言い訳にならないんですが、ね。

 要約→次の更新は本の紹介でも。


  01月18日 (火)
 本の紹介(久々)。

 今日は比較的新しく出来たブックオフととても新しいブックオフに行ってきた。
 あ、とても新しいブックオフはすっごく微妙だ。

 本の紹介。

 ランドリー/森淳一
 僕の名前はテル。本当は照夫だけどみんな「テル」って呼ぶ。
 僕はコインランドリーで働いている。
 洗濯物が盗まれないように見張っている仕事だ。

 傷つくことを知らない青年テルと、
 傷つくことを恐れながら生きる女性、水絵の物語。
                                  紹介文抜粋

 この物語は、淡々としたムードで、一人称で進んでいく。主役の二人の心は、殆ど盛り上がることはない。物語的にという意味ではない。感情的にという意味でもない。文章的にという意味だ。テルの一人称は、読んでいてどこか和み、どこか不思議なところを感じる。水絵の一人称にも、どこか不思議なところがあると思った。だけど、水絵は普通じゃないけど普通だ。
 私が一番印象に残ったのはどこだろうか、と思い返す。だが、思い浮かばない。一番感動したのは勿論ラストなんだけど、どうにも違う。やはりそれは淡々とした文章がそうさせたのか。だが、それが私にとってプラスだったようだ。
 実はこの本は、バイト中に補充作業をしていたときに見つけ、購入したものだ。だから、裏表紙に書いてある(上に載せた)紹介文に興味をもっただけで、この本が映画の原作だなんて知らなかった。
 そう、映画の原作だったんだ。
 窪塚洋介と小雪が演じたテルと水絵。見てみたい。本当に見てみたいと思う。

 もし、古本屋で見かけたら手にとって見て頂ければ、紹介した甲斐があるってものだ。

 要約→映画「ランドリー」のHPはこちら


  01月19日 (水)
 ライトノベルも嫌いじゃ、ない。

 『ブギーポップは笑わない』という小説をご存知だろうか?
 シリーズで進んでいるのだが、まだ一冊目しか読んでいない。というか、一応1話完結の形をとっているようだが……個人的に消化不良だった。
 昨日紹介した「ランドリー」と同じく、この小説は一人称で進んでいく。だが、その数が違う。「ランドリー」が2人の一人称に対し「ブギーポップ」は何人かの学生の一人称だ。
 内容自体は悪くない。だが、私が消化不良と言ったのはタイトルに負けているような気がしたからだ。
 『ブギーポップは笑わない』というタイトル。それなのに「笑わない」というところにそこまで突っ込んでいない。しかも2作目からのタイトルが『ブギーポップvs〜〜』という「笑わない」というところが消えている。
 ……あー、なんかやっぱりタイトルに負けている気がしてしまう。
 面白いことは面白い。だけど、正直タイトルにひかれて買った私としてはもったいないと思えるところが多すぎた。ちょっと残念だ。

 要約→ライトノベルが好きなら読んでも悪くは無いのですがね。


  01月20日 (木)
 終わったぁ。

 音楽の海岸/村上龍
 いや、本当にコレは人を選ぶ。タイトルと裏表紙の紹介文に惚れて(またか)購入したのですが、村上龍の小説だけあると思えるだけの『重さ』だった。
 今まで私が読んできた小説は推理小説にしても学生物にしてもなんにしても、比較的『軽い』ものだった。もちろん人の死やその心情を深く描いているものはあったが、ここまで『重い』ものなんかじゃなかった。
 この『音楽の海岸』は最初に言ったように人を選ぶ。そもそも文章が官能的なところもあり、少なくとも15歳未満に薦めるなんてコトは出来ないだろう。
 いや、だって主人公ヒモだしね。
 当然情事も書いてある。いや、当然『官能小説』ほどリアルではないんだろうけど。<読んだことは無い。 それだけに主人公の『重さ』が出ているように感じた。
 1年も前の私だったらきっと途中で読むのを止めていただろう。それだけのものだと感じた。
 万人向けではないが、私と口論できる(例が極端?)精神をもってる人だったら読んでみてほしい。あぁ、私と口論できる=私を口論させてしまう言葉があるという意味だけど。

 要約→今日の題名はこの本を読み終わったときの一番の言葉、だ。


  01月29日 (土)
 最終兵器彼女 side story ...CHISE day's

 幸せだった。
 不幸だった。
 どっち? あたしはどっちだったの?
 ……うん、そうだよね。
 シュウちゃんと一緒に居て不幸なわけないっしょや。

 ……なのに、なのになんで……ないてるの、あたし?


 原作/高橋しん
 『いいひと』『好きになる人』などで知られる高橋しんの代表作、『最終兵器彼女』。
 そこであえて表現しなかったと私が勝手に思い込んでいる『ちせの日々』。
 それは、原作を壊すというコトになるかもしれない。
 それは、原作を愚弄するコトになるかもしれない。
 だけど、私は、書いてみたいんだ……。
                  あとがきより抜粋

  最終兵器彼女 side story ...CHISE day's
 Lyrics Mantion 管理人かちょ〜が、初の試みとして描く二次創作小説。
 高橋しんの敢えて描かなかった『ちせの日々』をかちょ〜が描く。
 最期の果実とは違う日常。T/R/Sシリーズとは違う日常。
 今までとは雰囲気を変える文章。挑戦作。

 要約→まぁ、書く予定は当分無いんだが。


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