準指導員への道
 
文: m.kondo ,k.matsuoka


 98年度 準指への道  当初7人で始まった準指への挑戦ですが、残念ながら一人泣く泣くリタイアすることになってしまいました。(残念・・)
昨年、一昨年、さらにそのまた一年前とここ4年続けて中途退却者が出ていますが、つくづく準指への道は険しいなと感じます。
夏の合同陸トレからからだを作ってコンディションを整え、秋の学科検定も何とかみんなを通ったかな??と思って安心していたところだったのですが。(専門委員のお話だと、養講2回目以降に発送とのことでした。キビシ?)
 

・第一回養成講習会
 さて、残った6人ですが1月16日から18日に菅平で行われた養成講習会(実技)1回目に行ってきました。
天気は吹雪、晴れ、雨、となにかわけのわからないコンディションでしたが、皆それぞれ順調にスケジュールをこなしていたようです。
自分の理解は間違っていなかったと自信を持った人、専門委員の一言によって自信を失ってしまった人、さまざまですがこれから更に練習を積んで指導者にふさわしい滑りを身につけてもらいたいものです。

・秋田スキーアカデミー
 SKADI主催(講師、秋田先生)のスキークリニックへ近藤(典),古屋,松岡の3名が参加をしました。場所は福島県 猪苗代湖周辺のスキー場です。SKADIの準指組と合流し主に指導種目を中心とし、熱血的な指導に度肝を抜かれ恐る恐る帰ってきた次第です。
技術的には当連盟との違いはさほど感じることもなく、新鮮味ある空気が吸えて非常に満足。
チェーン無しであの坂を上ってきたことが自慢です・・。

  その頃、斎藤は野辺山スキー場で行われた府中市民大会で猛烈な寒さの中、旗門員として凍える手で通過票をチェックしていたのでした。
スラローム競技終了後、セットをそのままにしてもらい、2,3本ポールをくぐることが出来ちょっと満足。

・エキスパートトレーニング
 講師 山木先生のもと、準指組全員参加の合宿でした。
雪面コンタクトを目的として初日は日の出ゲレンデにてポール無しブルークで雪面の圧の捉え方をとことん追求し、弾みのある今までの滑りにひと味違った感覚を植え付けました。
ちなみに二日目、この軍団は別のゲレンデに出没したのは言うまでもありません。リフト終了時間がすぎても、踏み上げで滑る熱意に感動を覚えたのは私だけ?・・・すばらしい。
(夜は当然、全身マッサージとなりました・・・。) 

・第二回養成講習会
 土曜(雨天+寒風)、日曜(雪+霧)とまたも大荒れに天気の中、実践種目を中心に行いました。
各種目の最終確認となりましたが、それぞれ課題を指摘された模様です。
ちなみに誰が言い出したか忘れたが、乾いていないウェアを着込んでナイターにくりだしビデオ撮影までしていた軍団は私達だけ!? と、思いつつ何組か存在していたので、この軍団は病気ではないのでしょう。(多分)

・2月強化合宿
 尾瀬岩鞍と片品を使った強化合宿となりました。エキスパートから引き続き山木講師のもと指導種目、実践小回りを中心に行う。小回りは「ベンディング」動作を取り入れた素晴らしい物となりましたが、腐った雪が大敵で身体も心もボロボロとなりました。金曜朝入りした彼女達の滑りに度肝を抜かれ、焦っていた私です。
(しっしまった、こそ練か?)

・理論検定の結果連絡
 理論に合格された皆さん、おめでとう。実技検定に向けてもうひとがんばりです。心から応援致します。
しかし・・・はぁぁ・・詫び状でも・・・多くは語れません。
皆さん、最後まで全力でがんばりましょう。

・東京都下連スキー研修会
 ピーカンにより、春スキー状態となったバーンコンディションの中、指導種目中心の模擬検定が行われました。
それぞれ、花○が付いた方、どん底へたたき落とされた方等様々でしたが、色んな条件の中でも確実に点数の出る滑りも要求されるものだろうと実感しながら佐久の峠道を経由して帰って参りました。
講師は検定本番の種目別班長クラスであり、かなりシビアな模擬検定でしたが、自信はつきます。
「なるほど〜」と唸らせる身体のリズムと同調した呼吸法等、細かいテクニックを伝授してきたご一行でした。

・ポール合同自主トレ
 本番の堅いバーンを想定し野辺山でナスターレースを使用した自主トレを行う。
タイム的には多少のばらつきはあったが、それぞれ自分の滑りのチェックを行い有意義な物となった。

・オフィスK講習会
 都連専門員 小林講師による講習会が本番直前の菅平で行われました。
呼吸法(息を吸って 吐くぅーのように呼吸を止めないことによって体の緊張を取るとともに、リラックスした滑り)及び、前後の動き(荷重の動き)、荷重のイメージを徹底的にたたき込まれた模様です。参加した女性陣は何故か暗かったのが心残りでした。

・準指導員検定会 (実技 B1/B2菅平会場)
 ゼッケン番号順に青B1/赤B2をそれぞれ4班に分け、三日間にわたり実技検定が行われました。天候は最終日を除き春の陽気でしたが、バーン状況はなんとか持ちました。
1日目 基礎パラ規制、基礎パラ小、プルークボーゲン、実践パラ大。(順不同)
2日目 午前 総滑、午後 プルークターン、基礎パラ大、実践パラ小、ステッピング(踏みだし)(順不同)。
3日目 制限滑降。
 ほぼ毎週の厳しい練習の成果をそれぞれ出し切った模様です。多忙な中、集まっていただいた沢山のサポートの皆様の声援には、深い感動を覚えました。個人的には総合滑走が一番楽しく、あの裏太郎を独り占め出来て幸せすら感じさせる種目でした。
 

写真だよ! 酒パワー1  酒パワー2
              さいとっち
              おやじーず技術部長
              ともこ
              滑り1   滑り2    滑り3    滑り4    滑り5    滑り6
              おつかれ1    おつかれ2     おつかれ3
 

・結果発表!
 天候不良による午前中の制限滑降が遅れた都合上、予定より遅めに始まった合格発表でした。
各種目の総評が終わり、いざ合格発表です。赤/青ゼッケン合わせて合格率は23%前後と厳しい現実がありました。
SAFのメンバーは・・・・・ むむむ 無い、何度見直しても無い、ま さ か 全滅 ガーーーーン。
講師の皆様をはじめ、沢山のサポートの皆様にどうやって報告して良い物か・・・・・
とりあえず、今言えることは「一生懸命やりました。来年こそは・・」でしょう。
応援して下さった皆様、誠にありがとうございました。今後とも、末永くおつきあいして頂きますよう宜しくお願い申し上げます。
 



SAF Home