11月


11月27日(水) 初ステンドグラス
 盛岡はステンドグラスの似合う街だと思います。
すこし薄暗い蔵や廊下の突き当たりにほんのり柔らかい灯り。
私は、こっちに来てからステンドグラスが気になっていました。

 今日、初ステンドグラス作りを体験。
ガラスはあらかじめ切って下さってあったので、くっつけるだけですが、これがもう・・・。
ハンダゴテなんて、父が日曜大工や電気の配線やらで使うものだと思っていたのに、芸術を生み出す道具でもあるんですねぇ。
ステンシル・パッチワーク・洋裁・木工・トールペイント・陶芸・パン・フラワーアレンジメント・リース・樹脂粘土・ビーズ・陶器の絵付け。
今まで、はまってそして終わった数々の趣味。
結構、お金使いました。(今も続いているのはあるけどね。一応)

今度はステンドグラスにしよう。

 どれもこれも、何一つ「芸は身を助く。」ものが無く、「結構なご身分で。」な感もあります。
これは、母の遺伝子です。ただし、母の場合はかなりなところまで極めていました。(お金は一銭も稼いでなかったけど。)
遺伝子とは、適当に中和されたり分離したりするものですね。

 写真じゃ表現出来ないし、作品自体は誠につたないものですが、このガラスの持つ・・・直線で刺す”光り”を柔らかな”灯り”に変える、厚みとゆがみがすごく好きです。
もしかしたら、私はガラスが好きなのかもしれない。
11月27日(水)白やぎさんと黒やぎさん
 私はメールを読むのも書くのも好きです。
よほど忙しくない限り読んだその時返信します。
あんまり早いと「暇な奴だ。」と思われる様な気がして時間をおこうと試みたこともあります。
だけど、忘れちゃいそうだし相手も待っているんじゃないかと気になって、すぐ書いちゃう。
相手も同様な方だと、白やぎさんと黒やぎさんになります。
潮時が読めない人間です、私。

 時々、問い合わせやお尋ねごとのメールが来ます。
元来おせっかいな性格なので、懇切丁寧に余分なことまで書いてお返事をするからなのか、その後無しのつぶてと言うこともあります。
小さな親切大きなお世話か・・・
当初は、すごく気になりましたが、最近は慣れました。
でも、やっぱり「教えて下さい。」的なメールを出された方は、「わかりました。」くらいの返信はした方が良いのではないかと思います。
もっとも返信の返信が届けば、またそれに返信してしまうので、やはり私へのメールは適当なところで切るのがよろしいかもしれません。
 先日、ある方からお尋ねがあったのでお答えしたら「メールには必ず返信するのが常識だと言われたので返信します。」と言う返信をもらいました。
ちょっとたまげました。
なのでその方からのお尋ねには、「返信不要です。」と書き添えて返信してあげます。最近は書き添えなくても大丈夫みたい、返信の返信は来ないから・・・

 私は白やぎさんと黒やぎさんの不器用な生き方が好きだなぁ〜
11月26日(火) クリスマスの準備
 毎年、11月半ばにもなるとウズウズして参ります。
でかいツリーを出して、そこここにクリスマスグッズを飾る。リースも作らなくちゃ。
でも、毎年「早すぎない?」とのブーイングで、せめて12月までは我慢しようと思っています。
 で〜も、HPくらいは良いでしょう。
PTAのお仕事で、アンケートを作らなくちゃいけないのに、思い立ったらほかの事は何にも出来ません。
でも、それではイカンととにかくそっちをやっつけて、やぁ〜っとHPも完成です。TOPだけですが。
さて、これから不具合のメールが来るのでは無いかと冷や冷やです。


 ちなみにTOPのステンドグラスは、写真家でもあり建築家でもありステンドグラス作家でもある、伊山治男さんの灯り展でこっそり撮って来ました。
私も娘たちもファンで、お世話になっている素敵な紳士です。(勝手に写真載せちゃって悪かったかしら)
11月26日(火) にじみ出るお人柄
 珍しく温かかった日曜日に、南昌荘である方のお話を聞く会に参加して来ました。
盛岡市本町通にあるカメラのキクヤさんのご主人。大御主人ですかね。
何と説明して良いのかわからないのですが、この方から紡ぎだされる昔話や、ささやかな一言が、いちいち私の琴線に触れまして、泣く場面では全然ないのに涙がジワーっと滲んで参りました。

 母が亡くなって49日が過ぎた頃に、父が母の遺影を風呂敷に包んで遊びに参りました。片時も離れたくない気持ちがそうさせたのだと思います。
ある日、その風呂敷包みを抱え父は散歩に出かけました。
そして、フラリと入ったのが「カメラのキクヤ」さん。
私や弟の家にも、母が居られる様にと焼き増しをお願いしました。
その時応対してくださったのは、息子さんの方だと思われますが、それはそれは丁寧に扱って下さり、またカメラ好きの父の話相手もして下さったそうです。
出来上がった写真に合う様にと、写真立ても選んで下さり、その頃まだまだ悲しみのさなかにあった父がとても慰められたのです。
その時、確か胸ポケットに入る大きさの写真も作り、今では母をポケットに入れて私たちの所に来ます。
 いつかご縁があれば、その時のお礼を申し上げたいと思っていたら、日曜日のお話を聞く会だったのです。
私の話を、やさしい眼差しで聞いて下さり、そのお顔を見ていたら、また涙が出て来て場違いな私でしたが、すごく心の落ち着くひと時でした。


 人は慰めようと思っても慰められるものではありませんが、他人の小さなやさしさが傷ついた心を癒すこともあるのですね。
11月25日(月) ナタデココ
  ひところ色んなデザートが流行りました。
 (今も色々出ては消えておりますが)
 それらの消息は、私の知るところではありませんが、 一つだけ私の舌から離れることの無いデザート「ナタデココ」
  静岡に居る頃は、伊勢丹地下の「マダムリー」で、一瓶400円也を購入しておりましたし、食材屋さんに行けば本場フィリピン産のも売っていました。
ところが、盛岡に来たら無い!!
杏仁豆腐にナタデココは決まりだったので、我が家から中華料理がグンと減りました。(?)
「フジッコ」からも出ているし、スーパーのデザート売り場にもありますが、違うッ!!
 グアムに行った時には、ローカルのマーケットにあったので重さも顧みず4〜5本厳重に買って帰ったほどですし
通販を見つけて、お取り寄せをしておりました。
 ところが、盛岡5年目にして、やっと見つけました。
盛岡市津志田にある食材屋さん「サトー商会」本拠地は仙台だそうです。
もう、嬉しくて嬉しくて、関心ないのはわかっているけど、夫にまで「あった、あった。ナタデココがあった。」と狂喜乱舞してしまいました。
「エー、今まで無かったの?」とは夫。「フンだ。」
 あまりの嬉しさに、杏仁豆腐無しのナタデココだけで楽しみましたが、チト甘いですな。
 それにしても、あまり流通してないのは、 皆さんお好きじゃないのかしら?

11月25日(月) 鞠花
言わずと知れた、キリン麦酒 一番絞り「鞠花」(まりばな)と呼びます。
 CMではチラリと出ますが、岩手県遠野のホップを使ったビールです。
遠野と言えば、電波少年の河童騒ぎがあったあの遠野。
ちなみに遠野の河童は赤いそうです。

 岩手のビールだもの、嬉しくって、発泡酒より高いけど、呑んでます。
ちょっと甘味があり喉ごしまろやか。
是非、皆さんも御試飲くださいましね。
11月22日(金) 北国仕様
 先日、もりおか転妻ねっとわ〜く(長っ)の仲間が「雪が積もって来たらどうやって暮らすんですか?」と言った時。「雪が降ったら運転しない。」と言った時。
「そんな事言ってたら、それこそ生活できないよ。」とマジに思った私は、つくづく北国仕様の女に成長したもんだ。とおかしくなりました。
こんな言い方、こちらの人にはとても失礼だけど、私もそう思ってましたもん。
札幌育ちの夫に「ねぇねぇ、お買い物ってどうしてるの?雪の季節は何してるの?」と聞き、「バカにしてるのか?」とマジに怒らせた事があります。
「だってさ、ちょっと雪が降ったくらいで電車止まっちゃうんだよ。学校休みになっちゃうんだよ。」と言う地域で育った人間には、毎日雪が降るなんて生活、実感が湧かないじゃないですか?
だから、5年たった今でも寒くなって来ると「あ〜冬眠だぁ。」と憂鬱になってくるのです。
それでも、私は運転もするし、出かける頻度は極端に減るけれど、ちゃんと買い物だって行くし、ベランダで一人雪だるまを作って「ウヒヒ」と楽しんでいるのです。
 「でも、まだまだあまちゃんだぜ。」
 「わかってるって。」
11月21日(木) 生活の不一致
 年々、夫との生活観の違いが如実になって来ています。

 新婚時代、それで何度かぶつかって来たし、子どもが生まれてからは、右手に子どもの手、左手にボストンバックなんて事もあり、本来ならばとっくに通り過ぎてるべき事なのに、未だに感じるのは何故でしょう。
う〜ん、ぶつかって来たと思っているのは私だけかもしれないな。
ちゃんとけんかしたことなんて、ほんの数回。あの時とあの時と・・・思い出せます。
 でも、待てよ。今更、私たちの生活観の違い云々言ってる場合ではない。
私にとって、居心地は良いけど結構疲れるこの家庭が、娘たちの知っているたった一つの家庭ですもの。
せめて将来、夫となる人に「うちの実家はこうしてたんですっ!!」と力強く言い切れる様な家庭にしたい。
でも、お互い「三つ子の魂」持って来てるんですもんね。

 ちなみに、私の父は新聞の四隅にもきっちりこだわり、読み終わると配達されて来た時より綺麗にたたむし、テレビを見終わるとすぐ消しちゃう人でした。(あ、あ〜次見るのに・・)
母は「あなたたちだけくつろいでるなんて、どう言うこと?」と、一段落するまでは特に私をくつろがせてはくれない人でした。(あとでやろうよぉ・・)
家の隅で誰かが「アッ。」と声を出しただけで「どうした?どうした?」と全員が見に来る様な家庭でした。
 これが世の中の普通・基準と思って育ったら、違うんですものね。
その戸惑いを未だ持ち続けてる私は、ナンダカなぁ、情けないなぁと思うのです。
11月15日(金) お鼻パックンゲーム
 ゲームのやり方
1. 子どもと一緒におふとんに入ります。
2. 一つの枕に頭を並べ向かい合います。
3. 下の方にある手をつなぎます。 
4. 上になる手でじゃんけんします。「最初はグー、ジャンケンポイ」
5. 負けた人は、じゃんけんしたその手で鼻をガードします。
6. 勝った人は、負けた人の鼻をお口でパックンします。

 我が家の夜の儀式は、9時までに歯磨きが終わればしてあげる事になっていますが、次女もだんだん遅くまで起きているようになり「おやすみなさい」の”チュウ”だけの時が多くなりました。
 さて昨晩、大急ぎで用意をした次女とお布団に入り、少しお話をしたあと「さ、ママがここにいる間に寝ちゃいな。」「はーい、おやすみなさい。」と目を瞑って間もなく「あ、駄目駄目、せっかくママがいるのに寝ちゃったらもったいない。」と言い出しました。
そして「う〜んそうだ、鼻パックンゲームをしよう。」咄嗟に彼女が考案したゲームです。
そうしたら、面白いのです。
じゃんけんで負けたとき、鼻をガードするその表情。
勝った方が鼻をパックンしようと思わず発する「ハウ」と言う間の抜けた声。
目がさめるほど、ヒイヒイ笑い我を忘れて没頭しました。
「これが最後ね。」を、何度も言いながら30分も遊び「おやすみなさい。」を言うと間もなく寝息をたて始めました。
私の小さな女の子。食べちゃいたいくらい可愛い。
 寝顔を見ながら「せっかくママがいるのに寝ちゃったらもったいない。」と言った彼女の言葉が響きます。
ベタベタして来ないことをイイ事に、甘えさせて無かったのではなかろうか。
夜の儀式がだんだんに遠のいていたのではなかろうか。
私の中で子どもに対する優先順位が変わって来たのだろうか。
反省とも後悔とも言い訳とも付かない言葉が浮かび、熱いものがこみ上げて来ました。
 なかなか難しいゲームで、二人ともお互いの鼻をパックンできなかったけれど、今夜はぜひとも娘の鼻をパックンしてやろう。

 次女と私がヒイヒイ笑いながら遊んでいるところに「おやすみぃ。」と長女が声をかけ自室に引き上げて行きました。
オイオイ、10時前だよ。アンタは中2だよ。テスト前だよ。
次女が寝てから長女の部屋を覗き、小さい声で「おやすみ」と声をかけると、寝ぼけた声で「おやすみ」と答える。
「寂しかった?」と聞くと「ううん、眠くて。」と。
頬を触れながら「じゃ、ゆっくりおやすみなさい。」
ここにも、私の小さな女の子がいる。

 夜10時。誰もいないリビング。静かな時間。外は雪。
11月14日(木) 良い出会い
 4月に4人で始めた「もりおか転妻ねっとわ〜く」は、現在メンバーが43人。
そのうちの12人はスタッフとして協力しあっています。
始めた頃には、想像出来なかったほどの大所帯になりました。
今まで、自分で何もかも把握しておきたいという悪い癖と、他の人に面倒をかけては悪いかしらと言う弱気で、気負い込んでいたところがあったかもしれません。
でも、これでは私が転勤になってしまった時、かえってみんなに迷惑をかける事になる。
 そこで、発足スタッフのアドバイスもあり、新しい体制作りをしました。
スタッフのみんなが、出来ることを・出来るかどうかわからないけど、ちょっと頑張ってみようかなと思うことを、それぞれ担う事になりました。
みんなが何とか自分に出来ることを見つけようとする姿勢。
不安を押しのけて一歩踏み出そうとする姿勢を感じ、私は感動してしまいました。
常に「私たちは一人じゃないよ。仲間がいっぱいいるよ。」と言って来た自分の言葉を、肌で感じたそのときでした。
 発足以来、何度も幸せな気持ちを味わって来たけれど、今日はどの幸福感にも勝る心穏やかな幸せを感じました。
 既に、スタッフから二人が転勤で新しい土地に行ってしまいました。
別れと出会いの中で、得られる素晴らしい何かにすごくすごく感謝しています。
11月11日(月) 雪が降りました。

 気象庁的に初雪は観測済みですが、私にとっての初雪を土曜夜に観測しました。
うっすらと、植木に降り積もる雪はとても綺麗。
街頭に照らし出される、粉雪もうっとりするほど美しい。
何事も初まりは良いものです。

 さて、これからの季節に必要なものは数あれど、まずはくつ。
盛岡で初めて出合った、スパイク切り替えシューズは、上の写真の通り。
この様に使用します。

          
 金具の前部分を起こし             後ろに倒すと立派なスパイク

本格的な冬になると、こんなギザギザがついたゴム長にズボンのすそを入れて歩く人続出。
カッコウなんて構ってられるかっ。って感じになるのです。
あ〜、そんな季節がまた来てしまった。
11月11日(月) 物入り
 どうしてこの冬はこんなに物入りなの?
まず、5年目の冬を迎えたタイヤ買い替え。
ラジオしか聞けなくなったCDコンポはCD/MDコンポに。それに伴い娘の誕生日プレゼントにポータブルMDを購入。
昨日の朝、テレビを付ければ真っ黒けッけ。
13年持てば良い方なのかしら?
家電量販店に行けば、やっぱり欲しくなる「ワイド」「ハイビジョン」
さすがに液晶の薄型は諦めたけれど、つい買ってしまった。
36型2画面表示付きハイビジョンテレビ。
エエイついでだ、PC周辺機器のCDR/Wも買っちゃった。
 ボーナスが出なかったら、年越せないよ。