そね質問コーナー目次へ  トップページへ

2000年2月16日行財政改革特別委員会総括質疑(1)
障害者の3つの福祉制度が一辺に切られ、年間100万円以上の影響も。

 そねはじめ都議は、石原都政が心身障害者の医療費助成や重度手当ての所得制限を改悪しようとしている問題で、障害児を育てる家庭にはとりわけ厳しい結果となることを解明しました。

 都は99年12月、重度心身障害者手当(月額6万円)、心身障害者福祉手当(月額15500円、20歳以上)児童育成(障害)手当(月額15500円、20歳未満)に国の特別障害者手当てに準じて所得制限を設ける方針を決定。1月発表の2000年度予算案にも盛り込まれました。

 この中で、20歳未満の障害者には親の所得(20歳以上は本人の所得)で支給を制限するとしています。  ところが都の方針では、4人家族の場合、年間所得704万2千円という国基準より、200万円も低い461万8千円を限度としています。これは国の手当てでは障害者本人に適用される基準を、家族の所得にも適用するためで、これによって国の手当ては受けられても、との手当てが切られる事態さえ起きてしまいます。

 さらにそね議員は、医療費助成と各手当ての所得制限を同一基準にする今回の改悪で、従来受けていた3つの施策が一挙に受けられなくなる場合があることを指摘。改悪案の撤回を求めました。

次のページへ  財特質疑目次へ
そね質問コーナー目次へ  トップページへ