臨海副都心ー無償提供の「有明の丘」買い戻し
慎重に検討`と財務局長も答弁
 東京都が破綻した臨海副都心開発会計を「救済」するため。来年度から5年間で2500億円かけて 買い戻しを計画している有明の丘(14.5ヘクタール)について木内都財務局長は5日、「厳しい財政状況などを勘案しつつ、慎重に検討する必要があると考えている。」と述べました。

 有明の丘をはじめ臨海副都心開発用地は、もともと都が所有していたもので、開発会計の大赤字を埋めるために「現物出資」という名目で無償で提供(総額1兆2千億円)されたのです。開発の破綻がすすみ、青島前都政の見直し方針で有明の丘を防災用地の名目で一般会計で買い戻すことを決定しました。

 わたしは、「ただで臨海副都心に提供した都有地を、なぜ巨額の税金を投入して買い戻さなくてはならないのか。臨海開発の破綻の穴埋め以外のなにものでもない」と、財政支出の中止を求めましたが、これもふくめて事態は流動的で、予断を許しません。

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