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浪費型オリンピックのウラオモテ9−0607 レポートNO.67
「IOC委員歓迎に江東区の小中学生をドッキングさせた裏技」

●6月1日のオリンピック特別委員会で、松村議員が4月のオリンピック委員会歓迎に9億5千万円もの費用がかかったことが明らかにされ、各紙に報道されましたが、実は、それ以外にも、費用が別のところから出ていました。

●これは、江東区が都の補助金を受けて、IOC視察にあわせて組んだ、オリンピック共同事業で、区内の5千人に及ぶ小中学生を、校外学習に取り組ませたもの。
 下の一覧表にあるように、これに3つの事業名目で、都の補助が出ていました。その総額が、2300万円に及ぶことが、1日の松村質問で明らかにされました。

●昨年度から始まった、区市町村への補助金ばらまき事業は、年間で、1自治体あてに限度額1千万円とされていますが、江東区には、異例の2倍以上の補助が出されました。
 特別委員会では、松村議員の質問に、都オリンピック本部は、江東区の熱心な取り組みに、特別に費用を増額したとの趣旨を答弁しており、もはや原則など放り出して、なんでもありのやり方が横行していることが鮮明になりました。

●他にも、前レポートでも明らかにしたように、今年度予算で、3億円あまりと決めたばかりの費用が、数日後に電通と契約するときには、4億5千万円近くに膨れ上がっていたなど、公共予算とは思えない無原則な使い方で、歓迎費用の総額は、10億円前後になったと見られます。

●以下に、今年度の10月2日までに使われる予定の区市町村への共同事業の予定を紹介します。



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