1990年6月議会での本会議代表質問
赤羽西口再開発と157号道路問題 |
6月20日、北区議会本会議で、曽根はじめ議員は、都道補助157号線建設にともなって、地域環境を守る課題を区長に質しました。 157号線は、赤羽西口から赤羽保健所前を通り、環状8号線までが92年3月に完成予定で、これまでの割合交通量の少なかった生活道路が、通過道路に変わります。 ●曽根議員は、沿線住民の生活環境を悪化させないよう、
(1)赤羽台団地を通る赤羽台トンネル出口付近の排気ガス、騒音対策について自治会との覚え書き内容を西口再開発工事中も含めること。
曽根区議は、剪定に弱い桜が寿命を縮めることにもなり、むしろ特色ある街路樹として根もとをかさ上げするなどの保存策を再検討するよう、強く求めました。 ●浮間地域の道路建設では、JRが新幹線高架の側道を有償で買えと要求しているのに対し、本来無償で自治体に譲渡すべきだと強調しました。 ●曽根議員は、次に赤羽駅西口再開発事業の完成で西口前には合計4万平方メートル(北区の全店舗面積の2割)もの大規模な商業施設が誕生することを指摘。この影響が予想される周辺商店街の活性化の取り組みに区の支援を求めました。 ●曽根議員は、4月に視察した加古川市の例を挙げ、大規模店進出により、地元商店街がさびれてしまう危険性を指摘、再開発規模内容の情報提供や周辺商店街へのきめ細かい支援を求めました。 区長は、産業情報センター(北とぴあ内)や各種補助事業の活用、アドバイザーの重点配置などを約束しました。 ◎この質問の半年後、桜の枝打ちが行なわれましたが、私の質問を来にして、わざわざ道路公園課長が「申し訳ありませんが、これから枝打ちします」と断りに来ました。切り口に薬剤を塗るなど、かなり慎重でしたが、それでもその後何本かは枯れてしまいました。今では残った桜がアーケードのように両側から枝を伸ばして、花の季節は花見客で大賑わいするようになりました。 ◎私の質問を受けて間もなく、大型店進出に対抗して地元商店街の活性化の方向を探る「近隣型商店街活力調査事業」が具体化しました。東洋大学の研究室との協力で、第1号は東十条銀座商店街の買い物利用者の消費動向を調べるというもの。まだまだ中途半端な調査予算でしたが私の産業分野の実績第1号です。 |