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1991年11月議会での本会議一般質問

自動車交通の総量規制やプラスチックゴミのリサイクル求める

●91年の11月21日、私は北区の環境行政の焦眉の課題、大気汚染対策とごみの減量化・リサイクルの課題について質問に立ちました。
 北本区長は、今年初め、地球環境問題を「区政の重要かつ緊急の課題として積極的に取り組む」と表明しました。ところが北区の二酸化窒素汚染は全国のトップレベル。しかも高速道路王子線の建設で一層の悪化は明らかなのに、北区には何の対策もありません。
 私は、王子線の環境アセスメント最大の根拠とされた、都の汚染対策が全て失敗し、基準が守れない以上、区長が工事凍結を求めるべきだと迫りました。
●区長は、まともな反論もないまま、都のやり方をひたすら追認、区民の命と健康には無責任な姿をあらわにしました。
●さらに私は、自動車交通の総量規制、幹線道路の汚染防止技術の導入、低公害車の普及、公害患者への国の認定の復活と、都の医療助成の年齢制限撤廃、小学生の健康調査などを求めました。
●区長は、来年度の電気自動車導入を検討、都に総量規制を求めていくと答えました。
●もうひとつのテーマは、私が昨年質問したごみの減量とリサイクルの課題です。前回は主に企業ゴミの急増で、処分場がパニック寸前の現状を指摘、企業ゴミの法的規制とともに、区が区民と協力してリサイクル事業を進め、リサイクルセンター設置や集積場、缶つぶし機を配置、団体助成、区民参加の協議会とニュース発行などを求めました。
●今回は、企業責任によるリサイクル事業として、大手スーパーの店先でトレイ屋ビニール袋などプラスチックごみのリサイクルを企業負担でスタートさせ、乾電池などにも拡大するよう提案、検討を約束させました。
●また、次の次代を担う子どもたちに、学校などでリサイクルの体験や知識を伝えていくため、「生活科」授業への応用、テキスト作成、給食ゴミのリサイクルなどを提案しました。


◎前年、私がごみ・リサイクル問題で質問した直後から、私自身ビックリするほど質問したことが、次つぎ実現し、この年は東京も「リサイクル元年」を宣言。北区もリサイクルを一歩進めてごみを減らす効果をねらい、企業を参加させてプラスチックや電池のリサイクルを提案。不十分ですが、区役所や出張所がポストになって、電池などのリサイクルが進んでいます。

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