そねはじめ区議会質問(1)
1987年6月議会での、区議会初質問 |
「戦争体験記発行など平和事業、国立王子病院の救急機能拡充を求める」 曽根はじめ議員ははじめに、北区の平和宣言に、他の多くの自治体と同じく「核兵器の廃絶」を明記すること。また区民の戦争体験記の発行、平和基金の創設、原爆資料展の開催などを具体的に提案しました。 区長は「全会一致」のたてまえを理由に「核兵器をなくせ」との区民誰もが願っている当然の要求に背を向けました。 次に曽根議員は、国立王子病院の存続と共に、救急病院として機能を拡充し、またバス停設置への区の努力を要請。 これについて区長は「地元に高度医療の救急施設があれば心強い」と、区としての働きかけを約束しました。 また曽根氏は、空き地となっている病院所有地を早く計画通り公園に整備するよう要望しました。 最後に曽根はじめ議員は、お年寄りの最も多い桐ケ丘のお風呂付き老人いこいの家を求める声にこたえるよう求めましたが、区長は「現在の3か所で計画は完了している」と消極的な態度をとりました。 ●PS/この質問で提案した子供たちに伝える区民の戦争体験記録文集は翌年「まっかな空は忘れられない」の題名で区から出版され、2回の増刷が行われるなど区の刊行物としてはベストセラーになりました。 |