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発足間もない盲ろう者福祉を容赦なく切り下げは許せない

 そね都議は、都が財政難のしわ寄せを都民に押しつけていると指摘。代表例として、盲ろう者(視覚と聴覚の重複障害者)が生きていく上で不可欠の条件である通訳の派遣事業に対する補助を、96年度に1000万円で始めたばかりなのに、翌年には26万円削り、99年度予算案ではさらに23万円削減しようとしている問題をとり上げました。

 そね都議は、今の予算の枠では、削減がなくても40人のもうろう者に年間60時間、計2400時間の派遣が精一杯なのに、来年度予算は235時間分の削減に直結すると指摘し、「事業がどんなにかけがえのない命の綱となっても、すべての事業を見直すという方針は許せない」と力説しました。

 都が「あらゆる施策を制度の根本にさかのぼって見直す」としていることが『行政改革プラン』でいう『痛みを伴う選択』なのか」という質問に、横山財務局長は「指摘のとおり」と認めました。そね都議は、「ささやかなサービスさえ切り刻む姿勢が『痛みを伴う選択』を押しつける第一歩だということは明らか」と厳しく追及しました。

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