きいろいばけつ


作 森山京 土田義晴 あかね書房


 

ストーリー


感想 小学校1年生の頃、この本が何故だかやたら流行っていました。ストーリーはいたって単純ですが。
友達はみんなバケツを持っているのに、きつねの子だけはバケツを持っていません。ある日、きつねの子は道で黄色いバケツを見つけます。友達は一週間持ち主が現れなかったらきつねの子の物だと言います。きつねの子はそれから気になって毎日バケツを見に行きます。
不思議なお話なんですが、何か好きです。
黄色いバケツは結局、最後の日の夜に無くなってしまいますが、それまではまるできつねの子のバケツの様に描かれています。きつねの子は黄色いバケツがもし本当に自分の物になったら、と想像します。でも手に入らなかったんです。
あのバケツは誰が落とした物なのだろう?と今でも思ってしまいます。 




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