● 用語解説 ●
 
●用語名:
原子半径(atomic radius)
 
●関連用語:
原子核 → 陽子(proton)
最外郭電子 → ボーア原子
オングストローム(Å)
周期表
ボーア元素
エネルギー準位 → ボーア原子
副エネルギー準位
 
●説 明:
原子半径(atomic radius)とは、原子核の中心から最外郭電子までの距離の事を指します。原子半径は“オングストローム(Å)”という、スウェーデンの物理学者にちなんで名付けられた単位で測られます。1オングストローム(1Å)は 10-10m、つまり 1cm の 1億分の1 に相当します。
 
“周期表”と“ボーア原子”を読んで頂くと、何となくお分かりになるかと思いますが、周期表の どの族をとっても、その中の1つの元素は、その上にある元素よりも、もう1つ多く“エネルギー準位”をもっています。その為、その族を上から下に降りていく程、元素の原子半径は増加していくと考えられます。
 
 
では、ある周期を左から右に見ていっても、原子半径は増加するのでしょうか?・・・実は、この場合は増加せず、逆に減少してしまうのです。
「原子のもつ電子の数が増えるので、原子の大きさも増すのでは?」と考えてしまうかもしれませんが、電子の数が増えると同時に陽子の数も増えていますので、ある周期を左から右に見ていくと、原子核に近いエネルギー準位に入っている電子である程、より大きな引力が働く事となり、原子半径は減少してしまうのです。
 
 
族を上から下に降りていく時は、電子の入っている“エネルギー準位”が1つずつ多くなる為、原子半径が広がるのであって、電子の数が増えても、同じエネルギー準位に収まっている場合は、原子半径が縮むという事を間違わないようにして下さい。
 
 
なお、遷移元素は例外的に、原子半径が殆ど変わりません。これは、電子が“d”と“f”の副殻を埋めるからなのですが、これについては、“副エネルギー準位”を読まれれば、お分かり頂けるかと思います。
 
→副エネルギー準位
 
 
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