説明の必要すらない志貴の最終兵器、全ての死をその眼で知り、死線・死点を貫き、通す事で完全な死を与える。
しかし、その分体への負担は大きく、軋間紅摩との死闘後は使用を極力控えてきた。
第二の遺産七夜風鐘との戦いの最中にその片鱗を見せ付けて、第六の遺産七夜紫影との死闘の中で完全に覚醒した、志貴の魔眼。
今までは『極死』と呼んでいたが正式な名称はこちら。
その能力は『存在を消し去る』と言う事。
それも人物や物体だけでなく、吸血衝動や空気、更には『死の概念』極め付けは時すらも消し去れる。
『直死』に比べて脳の負担は極めて少ない。
これは見るのが脳ではなく魂で見るからであり、その引き換えに魂魄の疲弊は大きすぎる。
『直死の魔眼』を封印した志貴の新たなる切り札。
『凶断』・・・
七夜に伝わる魔殺刀の一対、長い年月を眠りについていたが七夜志貴の手により発見、その後は志貴の手で振るわれる。
『凶薙』・・・
同じく魔殺刀の一対、『凶断』とは共打ち刀であり、一本の刀から作り上げられた己自信でもある。
過去の世界で七夜鳳明の手で振るわれその後時を越えて志貴に託された。
具現化能力・・・
『凶断』・『凶薙』に自らの思念を送り込む事で自由自在にその内部に封じ込まれた妖力を放出する。
その威力は教会の聖典すら凌駕する。
一覧
個別技
『凶断』 | 『凶薙』 |
『ファイア』 | 『発火』 |
『マシンガン』 | 『降臨』 |
『ヘビーランス』 | 『暴風』 |
『ニードル』 | 『五月雨』 |
『ショットガン』 | 『散降臨』 |
『メテオ』 | 『竜帝咆哮』 |
『昇竜』 | 『降竜』 |
共通・同時使用
『飛竜』 |
『鳳凰』 |
『凶神』・・・
第五の遺産『七夜幻陶』との死闘で折れた『凶断』・『凶薙』、遺産の寄り代となっていた『闇神』そして、志貴の愛用の短刀『七つ夜』。
この四つを一つに溶かし、再度鍛え上げた魔殺刀最高傑作にして七夜虎影最後の一振り。
その威力は『闇神』の比ではなく、『凶断』・『凶薙』では足元にも及ばない。
能力名 |
性質 |
クラス・ランク |
天岩戸(あまのいわと) | 日本神話で『天照大神(あまてらすおおみかみ)』が弟神須佐ノ男の暴虐を嘆きその悲しみのあまりに閉じこもった洞窟を封印した岩戸を具現化したもの。 『凶神』の中では最高位を誇る守りの具現化。 それはまさしく鉄壁であり、打ち壊すには惑星一つ破壊する位の力が必要となる。 |
防御結界能力 ランク〔EX〕 |
八岐大蛇(やまたのおろち) | 同じく日本神話で海の神であり暴神『須佐ノ男』によって討ち果たされた大蛇を具現化。 『凶薙』の『散降臨』と同じ性質だが威力は桁外れに上昇し一つ一つで『降臨』クラスを誇る。 |
射撃能力 ランク〔C+〕 |
雷雲 | 『降臨』の雷を無限に放出する雷雲を具現化。 近寄るものに片っ端から妖力の雷を浴びせ掛ける。 『天岩戸』が受動の防壁ならばこれは能動の防壁、『天岩戸』とは別の意味で近寄る事は困難となる。 |
攻撃結界能力 ランク〔B〕 |
竜神 | 四海竜王を束ねる中央の黄竜を具現化。 単純だが威力は大きく、射撃能力では最大クラス。 |
射撃能力 ランク〔A+++〕 |
須佐ノ男 | 日本神話において、大海原を掌握する闘神須佐ノ男を具現化。 具現化といってもその暴威を『凶神』の刀身を核として強化するもので、『竜神』とは対の近接戦能力であり、『凶神』具現化能力の双璧となる。 |
近接白兵戦能力 ランク〔A+++〕 |
雷神 | 『凶薙』の能力の一つ『降臨』の強化版。 威力は無論の事、追尾能力が備わり更には消耗妖力は全能力の中でも最小で済むとあって一段と使い勝手が良い能力となった。 |
射撃能力 ランク〔B+〕 |
四天王 | 仏教初期において信奉されていた四天王『持国天・増長天・多聞天・広目天』を具現化。 射撃能力・近接白兵戦能力を兼ね備えた万能能力に加えた上その威力は四体同時に具現化した時、二十七祖も瞬殺するほど。 |
万能戦闘能力 ランク〔A+〕(一体) 四体同時に展開した場合 ランク〔EX〕 |
神竜 | 『凶神』における最強の具現化能力。 『凶断』、『凶薙』の合同能力『鳳凰』の強化版。 全身に妖気をまとい相手に突撃を敢行する。 威力もさることながら特筆すべきは速度。 高速暗殺技法『閃の七技』をも上回る速度で相手に迫る為、ほとんどの場合相手は対応すら出来ない。 |
超高速突撃能力 ランク〔E]〕 |
『凶断』・『凶薙』と双璧となる志貴のもう一つの切り札。
主には短刀『七つ夜(古夜)』でこの技を使用している。
一覧
閃の七技・走技
閃鞘・一風 | 閃鞘・七夜 | 閃鞘・八穿 | 閃鞘・伏竜 |
閃鞘・双狼 | 閃鞘・八点衝 | 閃鞘・十星 | 閃走・六兎 |
七夜死奥義
極死・七夜(初式) | 極死・雷鳴(弐式) | 極死・落鳳破(惨式) | ???(司式) |
我流戦闘法
十七分割 | 二十七分割 | 我流七夜影殺 | 虎突 | 燕襲 |
沙貴自身の持つ『凶夜』の能力。
触れれば全てを破壊するだけでなく、全身を覆えばこれ以上無い防御ともなる。
ちなみに沙貴自身は『閃の七技』を『八穿』・『一風』・『七夜』・『八点衝』を会得している。
沙貴の最強の奥義。
『破壊光』をくまなく全身で覆い、敵目掛けて体当たりを敢行する。
姿形は志貴の『鳳凰』に酷似しているが威力はこちらの方が上。
見た者は黒い天使のようだと言うが沙貴はこの技を『壊す事しか出来ない自分の象徴』と忌み嫌いよほどの事がない限り使用しない。
対象に抱きつき、『破壊光』を全身に展開。
瞬きの間に灰にまで破壊しつくす。
単純だが確実尚且つ完全に敵を絶殺出来る。