蜻蛉切り・・・
〔ランク D〕
江戸幕府開闢の功臣本多忠勝愛用の槍。
触れただけで蜻蛉が切り落とされた事に名が由来する、日本三槍の一つにも上げられる名槍。
その切れ味は健在で使い手が熟練した担い手であれば鋼鉄すらやすやすと貫けるだろう。
(現に士郎はコンクリートの壁に死徒もろとも貫いた)
方天戟・・・
〔ランク C+〕
中国漢王朝末期から三国時代初期において数多くの群雄から恐れられた猛将呂布・奉先愛用の武器。
業物であるので特筆すべき能力は無いがランクは業物としては最高位に属し最も宝具に近い業物と言える。
矛(無銘)・・・
〔ランク E〕
無銘であるので武器としてのランクは最下位であるが、担い手が『西楚の覇王』項羽である為反映を使用することにより、宝具をも凌ぐ代物と化す。
槍(無銘)・・・
〔ランク E〕
これも上記の矛と同じく無銘の代物だが、担い手が三国時代初期から蜀漢中期まで勇名を馳せた趙雲・子竜である為潜在能力は極めて高い。
青竜堰月刀・・・
〔ランク C+〕
三国時代における最も有名な武将であり、劉備との義兄弟の契りを死ぬまで守り続けた義将関羽・雲長愛用の品。
その知名度は方天戟をも凌ぎ、同じく宝具に最も近い業物である。
虎徹・・・
〔ランク C+〕
切れ味の高さを誇る日本刀の中でも最上大業物十二本の一本に数えられる名刀。
特殊な能力こそ無いが近接戦における士郎の信頼は高い。
だがそれはこの『虎徹』に限らず日本刀全般に共通している。
(余談)
ちなみに幕末、京都にて猛威を振るった新撰組局長、近藤勇の愛用の刀も虎徹だが、実際は、それに似せた偽物という説が有力視されている。
また士郎は江戸時代に発表された刀剣業物一覧『懐宝剣尺』に出ている全二百二十八工の内、最上大業物十二工、大業物二十一工を投影可能としている。
左文字・・・
〔ランク C、最大A+まで上昇〕
日本戦国時代、数多くの有力大名の手から手に渡り続けた名刀。
その為、所有者が変わると新しい所有者の力を吸収し一時的に自分の力を上げる能力を保有している。
その能力ゆえに宝具と間違われる事もあるが、村正の様に周囲の評判によって宝具に昇華していない為現在はあくまでも業物に留まる。