『破滅の風』・・・(蒼崎青子)
蒼崎青子が得意とする風と破壊の魔術の混合魔術。
風に魔力を込める事で鋭利なかまいたちを発生、そのかまいたちの集合体を竜巻として敵に叩きつける。
密集した敵には効果は高い。
『メキド』・・・(ゼルレッチ)
『魔道元帥』ゼルレッチが志貴の危機に使用した火炎系統の魔術。
かつて地上を焼き尽くした天界の火炎を擬似的に発生させる。
魔術としては最高位に属するが、ゼルレッチにとっては中級の魔法に過ぎない。
『フレア』・・・(ゼルレッチ)
『メキド』よりも上位に位置する火炎魔術。
太陽の外周部から吹き上がる数十万度の炎プロミネンスを招聘する。
『極点のブリザード』・・・(ゼルレッチ)
『メキド』・『フレア』とは対極に位置する冷却系等の魔術。
極点において吹き荒れる極寒の吹雪を発生させる。
『マジックキャノン』・・・(蒼崎青子)
蒼崎青子が最も得意とする破壊を司る中位魔術。
純粋な魔力を一つに凝縮させて敵目掛けて発射する。
威力は現代兵器で言えば戦車の主砲クラスある。
『マジックレイン』・・・(蒼崎青子)
同じく破壊を司る魔術であるがこちらは初歩的なもの。
拳大の魔力弾をマシンガンの如く打ち出す。
しかし、青子が使用すればその威力は手榴弾に匹敵する。
『転移』・・・(蒼崎青子、七夜志貴)
蒼崎青子の数少ない攻撃以外の魔術であると同時に七夜志貴のたった二つの会得した魔術の内一つ。
二人とも風に魔力を込める事でその身を隠すカモフラージュとしてその風に紛れて任意の場所に転移する。
『空間閉鎖』・・・(コーバック・アルカトラス、七夜志貴)
七夜志貴にとっては会得した魔術の残り一つであるがコーバックにとっては初歩の初歩に位置する封印魔術。
任意の空間を魔力の壁で封印する。
魔術としてはただそれだけのものであるが志貴が会得した事で新たなる技を生み出した。
(詳細は固有結界で)
『強化』・・・(衛宮士郎)
初歩であるにも関わらず難度の高い魔術。
魔力を通す事で物質・自らの肉体、更には他人の肉体の硬度を増す。
衛宮士郎は正統の歴史では強化もほとんど使えなかったが、この歴史では物質と自分の肉体の強化には百%成功している。
さすがに強化の中でも最高難度である他者の強化にはまだ成功していない。
『投影』・・・(衛宮士郎)
強化の上級魔術。
魔力で物質のコピーを創り出す。
一見すると万能の魔術に見えるが創り出せるのは外見だけ更には僅か数分のみと言う効率が極めて悪い。
しかし、士郎の場合、剣に限定されるが経験や担い手の技量すら模倣が可能。
更に士郎は絶え間ない鍛錬と修行の結果、投影を基本とした『異端魔術』と呼ぶに相応しい異形の魔術を会得した。
(詳細は我流技法にて)
洗礼詠唱・・・(言峰綺礼)
聖堂教会においてただ一つ許された魔術と呼びうる奇蹟。
迷える魂を還るべき『座』に送り返す。
物理的な影響は皆無だが、魂・・・すなわち霊体への干渉能力は絶大である。
『直死の魔眼』・・・
志貴が根源『アカシック・レコード』に到達した事で得た『死』を極めた最凶の魔眼。
元の歴史では志貴は魔眼封じの眼鏡で制御していたが、この歴史の志貴は根源で出会った人物に教えを受ける。
その結果、魔眼封じ無しでも魔眼を自由自在に制御が可能となった。
『心眼』・・・
志貴個人が元より有していた淨眼。
父黄理は、人を色で把握する補助的なものに対して、志貴の『心眼』は人の心の声を文字で見る事が出来る。
本作中で志貴はこの能力を持ってエレイシア(シエル)の悲痛な叫びを汲み取り『真なる死神』として覚醒した。
『キュベレイ』・・・
ライダー(メドゥーサ)の持つ石化の魔眼。
相手がその眼を見るのではなく自分が相手を見る事によって発動される。
見ている限りその効果は続き相手が眼を閉じようが関係ない。
対魔力C以下であれば無条件で、Bならば判定次第で石化がかかる。
Aならば石化は無効だが、全ての能力ランクが一つ下がる重圧はかけられる。