星座紹介

やっと数が増えて、見栄えがするようになってきました。

おひつじ座 おうし座  双子座 蟹座 獅子座 乙女座
天秤座 さそり座 射手座   やぎ座   水瓶座   魚座

おひつじ座 空では、あまり明るくありませんが、まぶしい絵となりました。
あまり明るくはないのですが、形がまとまっているので見つけやすい方でしょう。三角座の南にあるのですが、三角座もまた暗くて・・・。ちょうど日の当たらない物理部の隣に地学部があるような感じです。
晩秋の星座で12月が見頃です。(おい、冬だろ!)
昔は春分点はこの星座にあって「白羊宮の原点」と呼ばれていたのですが、春分点は現在隣の魚座に移っています。これは歳差という地球の首振り運動のためです。

神話では、ゼウスのペットの「空飛ぶ羊」という事になっています。女・男さらに羊まで趣味があったとはなんと恐ろしい神様でしょう・・・。


おうし座

 絵:Masaaki Ozawa

「オリオン」と並ぶ、冬の星座の代表で、V字型の星座。

アルデバラン・プレアデス星団・ヒヤデス星団を有する。

一等星アルデバランは、「(プレアデス)の後に続く者」と言う意味。周りにはヒヤデス星団の星たちがる。

プレアデス星団(M45)、和名では「すばる」は若い星の集まり。肉眼でもよく見える6個の他にも、百数十個の星があるそうだ。ぼんやりとしたガスの中に無数の星のある姿は、格好の被写体!でも技術がない・・・・・・・・・

神話では、大神ゼウスの化身と言われる。なぜ化けたかというと、ゼウスは浮気男で、フェニキア王のフェゲノールと言う美人な娘をさらいに行くためだたのである。(ひどい神様だ)牛に化けたゼウスは、牛の群に混じってフェゲノ−ルに接近、自分にまたがった隙を見て、ダッシュで連れ去ることに成功!国に連れ帰ったフェゲノールを妻にしてしまったそうだ。助けたのをいいことに、アンドロメダを妻にしてしまったペルセウスと言い、このゼウスと言い神話の世界はひどい人ばかりだ! 

 


双子座
絵:K.Takahashi
今回、本星座紹介では初の試み?バックが風景です。
なぜかといえば、いままでグラデーションばかりでつまらなくて単調だったからです。

イメージとしては、「山の上で−仲良しの双子」とでも言っておきましょう。
さて、この星座は冬の代表的な星座で、明るさ、見え具合共々なかなかでしょう。
黄道十二宮星座では珍しいと言えます。
二人はカストルポルックスといい、乗馬とボクシングの名人だったとされています。
日本では「かど星」(門松のこと)、「蟹の目」、「猫の目」など、変わった名前もあるようです。
原画はK.Takahashiでした。描きにくいのをごめんなさい。
着色はいつもどおりM.Ozawaです。


かに座 地学部の一年生が発案したものです。

絵:H.Shimizu
蟹座というのは、ヘルクレスがヒドラ退治に行った時、
そのとばっちりを受けて踏み潰されてしまった可哀相な星座です。
この星座の星自体は暗いのですが、その中心にあるプレセぺ星団が有名です。
さて、この蟹、最後はこのようにして(ヨーロッパだともうちょっと違うスープかな)
食べられてしまったのでしょうか。
それにしても豪華なお味噌汁。
よく、いい旅・○気分などで紹介される旅館の晩御飯みたいです。
原画は、われらが地学部の一年生が発案したものです。
彼のセンスが光る作品です。


獅子座 これはかなりいい出来だと思います。重いのは悪しからず!
12星座の中では見つけやすい方の星座です。裏返しの「?」の様な形をしています。獅子の頭の部分に一等星レグルスがあります。この部分を特別に「獅子の大鎌」と呼んだりします。尻尾の星はデネボラといい「獅子の尾」と言う意味です。
春の星座で、牛飼座のアークトゥールス、乙女座のスピカとレグルスで「春の大三角」を形作っています。

神話では、ネメアの森にすむ人喰いライオンということになっています。英雄ヘルクレスに退治されて、彼のパンツにされてしまったそうです。(半分ウソ) 古代バビロニアでは巨大な犬に見立てられ、ウル・グルラという名前を付けられていたそうですが、いつの間にか「獅子」にされてしまったようです。(大犬座と区別がつかなかったからでしょう・・・。)


乙女座 Masaaki Ozawaが「人間は書けない!」と言って投げ出したので、今回は別の人が書きました。 おうし座から順番に12星座を書いているつもりでしたが、そうではなかったようです。

春の星座の代表である、乙女座。一等星スピカは、牛飼座アークトゥールス、獅子座のレグルスとともに、「春の三角」をつくる。スピカは「麦の穂」という意味で、白色1.2等星で距離250光年である。春に観測に行ったことがないので写真はないが、わかりやすい星座である。ただし星座から美女の姿を想像するのは、とても難しい…。(アンドロメダもすごい美人だそうだ、M31を見ると少しは「そうかなー」と思う。)

神話では、正義の女神アストレアとなっている説が一般的だが、農業の女神デーメーテール、もしくはその娘のペルセフォーネ、さらには収穫の女神ケレスなど説がたくさんある。用は女神であるようだ…。因みに、絵のポーズはめちゃくちゃで星座に当てはまらない。(どんな本を見ても当てはまっていないと思うけど…。)手を組んでいるのは前代未見である。足の指がないのは、女神だからである。(人じゃないから指無しでも良かろう) 


天秤座 作者によると人や動物の星座は書きにくいので、2番目は天秤座だそうです。

 絵:Masaaki Ozawa

春から夏の星座で、四つの星がいびつな菱形を作っている。黄道十二星座としては有名だが、夜空ある限りマイナーな星座で、写真の対象にもならない。(と、言うわけで写真は無し)

神話では、お隣の「乙女座」の女神アストレアが人間の善悪を計る(どーやって?)のに、使った天秤と言われる。

その神話は後で付けたようで、秋分点にちょうど良いので、そのシンボルとして、天秤とされたようだ。つまり、いびつな菱形の星の並びなど、「凧座」でも「家座」でも「壊れた定規座」でも何でも良いのだ!(ひどい結論…。) 


蠍座

さそり座です。なんか美味しそうなロブスターに見えるんですけど…。

 絵:Masaaki Ozawa

歌でも有名な「蠍座」です。この星座に生まれた女性は、棘のある人やきつい人が多いそうです。確かに僕の知り合いにもいます…。怒られそうだ!

一等星アンタレスを含み、初夏の南天を飾るS字型の星座です。アンタレスは火星と競うもの」と言う意味だそうです。色が似ているからでしょう。日本では釣り針に見立てていたようです。中国では蠍でなくて竜に見立てて「心宿」心臓と呼んでいたようです。

アンタレスは赤色巨星で、温度は太陽の半分3000度ですが、直径は300倍あるそうです。(地球の公転軌道より大きい?)

神話では、オリオンを刺し殺した蠍とされています。オリオンは「我こそは天下一」と己を誇ったために、神様の怒りに触れて殺されてしまったそうです。(神話の人みんな神様かと思っていた…。)神様って、身勝手ですねぇ。ムカつくからって殺すか?普通・・・?つまりオリオンは砂漠もしくはサバンナをウロウロしていたと言うことでしょう。 


射手座 射手座だそうです。Masaaki君の好きなマンガの「3×3EYES」の影響が見られるような…。

 絵:Masaaki Ozawa

夏の低い空、天の川の中に見られる射手座。南斗六星を含みますが、それほど目立つ星座ではありません。しかし古代の人には印象が強かったようでバビロニア時代から知られていたようです。黄道星座の9番目です。

神話では、ケンタウロスと同じ馬人で(この絵は滅茶苦茶です。弓を引いて4歩足+両手と言う姿だけはあってますけど…。)賢人ケイロンと言います。医者の神アスクレピオス、怪力ヘラクレス、英雄アキレウスなどを教育した先生だそうです。こんな人に教えを請うなんて、神話の人々っておかしな人ばかりですねぇ。 


やぎ座 山羊座です。下半分が魚になってますが、これは元々そう設定されているようです。

 絵:Masaaki Ozawa

12星座というのは本当にマイナーな星座が多くて、この山羊座も3等星以下の星ばかりで形成されています。「その方向の空を見た」ことはありますが「これが山羊座だ!嬉しいな」と確信したことはありません。

秋の星座でイルカ座(わし座のすぐ脇の6つの星からなる小さな星座)の南にあります。イルカ座からしてわかりにくいですが、3等星以下の星ばかりからなる、我が地学部のような弱小な星座です。本によって形が違うほど暗い星座です。

神話では、羊と羊飼いの守護神「パーン」が化けた、と言うことになっている。ナイルのほとりで魚座のアフロディテなどと酒盛りをいたとき、怪物テュフォンに驚きナイルに飛びこんだのだが、大酒のみのパーンは完全に酔っぱらっており、足の部分だけ魚に化け、首から上は山羊になってしまったそうだ。それを見たゼウスが、面白いので記念に星座にしてしまったそうだ。星座の世界は極悪人&変人の集団だ!

古代バビロニアでは、ユーフラテス川の氾濫期をになるとこの星座が昇ってくるので重要だったようです。


水瓶座 だいぶ漫画っぽくなっています。一寸男らしすぎるような・・・。ここだぞ〜 絵:Masaaki Ozawa 
これまたあまり明るくない星座です。12星座では、マシな方か・・・。南の魚座のフォーマルハウトからたどっていくと、見つけやすいでしょう。
秋の星座で、10月頃が見頃です。南天の星座です。明るくないので、ペガスス・アンドロメダ等に目がいっているうちに、忘れられてしまうでしょう。

神話では、この少年(一寸絵が悪いか・・・)は、トロイのイーダ山で羊を飼っていた ガニュメデスという美少年だそうです。彼の美貌に目を付けた大神ゼウスは、 わし座の鷲を使わせさらってきて(自分が化けたという説も)、小姓にしてしまったそうです。 ゼウスは女ばかりでなく男にまで趣味があったのです。おそろしやおそろしや・・・。


うお座 やっと作品が、テンポよく出来るようになりました。
            Power Bookで描いた絵を、98に移動するのはとても面倒です。

 絵:Masaaki Ozawa

黄道12星座というのは、見えにくい星座が多いです。 この魚座も暗いし・でかいし見つけにくく、写真の対象にもなりにくいです。でかいので、35mmのレンズに入るでしょうか?

「南の魚座」には、一等星フォーマルハウトがあるので、見応えがあるのですが…。

神話もめちゃくちゃで、ナイル川のほとりで酒盛りをしていた神様達が、テュフォンと言う怪物に驚いて 川に飛び込んで魚になったと言われる。(と言うことは、淡水魚ですね…。)飛び込んだ神様は、 愛と美の神アフロディテとその子供エロスだそうです。このため魚座を「アフロディテとエロス」と呼ぶこともあるそうです。 聞いたことないな−。二人がリボンで結ばれているのは、母子が離ればなれにならないためとか、親子の絆とかいわれています。「そんなことしたら逃げ遅れるぞ!」と思ったのは私だけでしょうか・・・。ホント、神話の世界は理不尽だ!!

僕は、このV字型は2本足で立つ恐竜のように(西の魚が頭)見えるので、 ベロキラプトル(ジュラシックパークに出てきた頭のいい恐竜)座と呼ぼうと思います。これもこじつけですが…。


                               トップへ