【精霊族】 ブログに記載した幻想戦記に登場する精霊族の設定です。 精霊族はエルフや獣人にとっての信仰の対象であり、自然の意思そのものとされています。 幻想戦記の背景設定 〜精霊編〜 精霊は魔素(自然界に存在する魔力のようなもの)の集合体が思念を持った存在 寿命というものがなく、自然に消滅することはない。 樹齢数千年の大樹や純度の極めて高い魔法鉱石から生まれる事がある。 精霊王: 聖魔大戦の終結の時に世界のバランスを保つ為に己の体(=精霊なので魔力そのもの)を4つに分けて新しい精霊 光の精霊「雪沙(ゆきさ)」闇の精霊「紫音(しおん)」水の精霊「藍良(あいら)」炎の精霊「緋炎(ひえん)」 を生み出す。 4人の精霊は普段は力を抑える為に人間のような容姿をしているが、本来の姿は別にある。 雪沙: 光の精霊の雪沙は人間を守る使命を持つ。 聖魔大戦で人間は勝利して大陸の覇者となったので、 雪沙は己の役目を大陸に争いを生まない事と認識している。 魔法文明の崩壊の時には魔導巨兵となった紫音を止める為に、 人間の兵士に力を貸す。 雪沙の本来の姿は白い竜。 余談だが、滅却竜というのは雪沙の姿を見た人間が創造した架空の存在。 紫音: 闇の精霊の紫音は魔族を守る使命を持つ。 紫音は最も衰退した勢力の魔族を守る存在なので、 4人の精霊の中で最も強力な力を有している。 その本来の姿は黒麒麟(ユニコーンに似た霊獣) 紫音は己の強大すぎる力を自ら抑え、 魔族に危機が訪れる時まで自身の身を精霊珠に変えて眠りにつく。 後に偶然、紫音の精霊珠を手に入れた人間の魔導技師が精霊珠を魔導巨兵の動力源に使用する。 魔導巨兵は膨大すぎる魔力によって暴走し、人間達の古代魔法文明を崩壊させた。 藍良: 水の精霊の藍良は精霊を守る使命を持つ。 ただし、ここでの精霊とは精霊に特に従順な種族としてエルフも含まれる。 彼女は「争いを起こさずに自然と共に生きる」事を信念とするエルフや、 自然そのものである精霊を守るという非常に複雑な使命を持つために、 藍良は世界の流れを見る力、一種の未来予知が行える。 しかし、古代魔法文明の興盛・魔導巨兵による大破壊・千年後の大陸規模の戦乱再発など 「見えてしまうのに止められない」ことに彼女は深く悩む。 本来の姿は海竜。 緋炎: 炎の精霊の緋炎は獣人を守る使命を持つ。 獣人は聖魔大戦の後、蛮地に身を引いて己の領土を守る事だけを考えるようになったので、 緋炎は獣人の土地の守り神のような存在となった。 また、外の世界に出ようとする獣人達を影から抑える事もした。 緋炎が再び表の舞台に現れるのは聖魔大戦から千年後の戦乱再発の時となる。 本来の姿は不死鳥。