週刊『樂店・樂座』                  2004/07/30 VOL.013
 
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┃                                   
┃      単なる客を信者客に変えてしまう魔法の集客方法を公開 
┃                                   
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       商品を売るより店を売れ!  店を売るより経営者を売れ!!




       今週の『魔法の集客』実践店 …………‥‥・・・・ 中華料理店
             〈1〉とにかく開業。そして、独りよがりを捨てる
             〈2〉悪立地を好立地に変えてしまうアノ手コノ手
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     集客のためのファースト・ステップ! ストア・コンセプト【6-後編】
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         『繁華街での餃子とラーメン専門店』
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         『山の手のハイクラスな中華料理店』

       正反対のストア・コンセプトに大転換したNさん。


           その繁盛シナリオや、いかに?! 
【前編】未読の方は→ http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000131447


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    〈1〉とにかく開業。そして自分だけの独りよがりを捨てる
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          夫唱婦随『夢』の独立開業のピンチ!



で、得意料理の餃子やラーメンにこだわらない中華料理店に方向転換します。

転換といっても、予算不足から
     「繁華街の集まる学生や若手のサラリーマン」を
          単に「山の手に住むリッチな中高年の主婦」と
                      しただけではだめですよね。


しかし、多少のことで弱音をはかないNさん。「とにかく、予算内で開店で
きる店舗をリッチな中高年の住む郊外で探そう。店が決まれば、いい料理も
閃くはず」と気を取り直して店舗捜しを再開しますが、また難題。

高級住宅街には飲食店向け賃貸物件が少なく、あったとしても芦屋のような
超高級住宅街では繁華街と変わらないほど高額なのです。


結局、大阪と京都の間にある枚方(ひらかた)市というベッド・タウンにまで
店舗捜しの範囲を広げて、ようやく開店資金に見合う物件に巡り会います。




           「とにかく開業あるのみ!! 料理に関する我欲なし」
           
           
      で、とにかくムチャクチャな悪立地で独立開業。
 でも、ムチャクチャな悪立地に負けない、モーレツな創意工夫をします。




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     〈2〉悪立地を好立地に変えてしまったアノ手コノ手
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枚方市にある最寄りの私鉄駅から山の手にある住宅地に向かう途中のへんぴな
バス停近くの元喫茶店を店舗と決めて、全財産をはたいて開店します。

ところが、この店舗…。自動車を2台ほど縦列駐車できるようにと、バス通り
から奥まった賃貸マンションの1階にあるテナント店なのです。当然ながら、
おいしそうな料理サンプルを店先に並べても、バス通りからは見えません。



     とにかく、最悪を絵に描いたような立地での独立開業!!


        中華料理店とは思われたことがないという店先。



          ………それなら、アノ手………

常連客以外には、あえて中華料理店とは判らない店頭と外装にします。どうせ、
こんな悪立地でノレンをあげても、あまり役に立ちませんからね。

    最悪の立地と元喫茶店だった店舗を最大限に活かすため
かつての想いと正反対、回転率の悪い中年女性を狙っての店舗改装に徹します。


               その一方で、
「まず、最初にやったことは、商売ではなく近所付き合い。開店までの3カ月、
私も家内も近隣の奥さんたちへの挨拶まわりや町内での集会などに出まくりま
した。商売抜きで。これが良かったんですよ」と、ニッコリするNさん夫婦。

近隣の主婦たちが「面白い夫婦が引っ越してきたわ。中華料理店を開店するみ
たいだけど、表からは店内がまったく見えないのよ。開店したら、一回いって
みないこと」 こんな感じの口コミが、広がったようです。

3カ月後に開店すると、近所の奥さんたちの口コミが効きます。少しずつです
が、近所の主婦たちが来店してくれるようになります。



       ………来店した主婦がビックリするコノ手………

殺風景な外装とは正反対に「店内のインテリア」には凝りまくっていたのです。
フランスのルイ王朝をイメージしたゴージャスなインテリア。食器も凝ってい
て、主婦たちは昼間からマリー・アントアネットの夢気分に浸れるのです。

不潔なことが大嫌いな山の手主婦のため、ゴージャスな店内は塵ひとつ残さぬ
ほど掃除を徹底しています。どんな店でも、おもてなしの基本は清潔ですよね。



        ………料理店として当たり前のソノ手………

お昼1番のお薦めメニューは、1500円の野菜サラダたっぷりのレディース・
ランチ。2番手は、3000円のフルコース・ランチ。もちろん野菜や果物を
ふんだんに盛り付け、食後には低カロリーのデザートもついています。

いずれも、中年女性の「美味しいものは食べたいけど、ダイエットもしたい」
というニーズを満たすためメイン・ディッシュは脂分をおさえ、超あっさり味
に仕上げています。



そう。店舗づくり・料理メニュー・値付け
         すべてを高利少売の中年女性客に見事にあわせたのです!!



ゆったりとした客席にしたため、席数は20しかありません。ですから、夕食
タイムは予約制。夕食タイムの客筋は、昼食時の常連主婦のファミリーです。

こんな店ですから、チラシやメニュー配布などの広告や出前サービスは、一切
していません。販売促進費は、すべて店づくりと食器・備品類にあてています。



           ……… そして、奥の手 ………

なんとなんと店内が、常連客の作品展示場になっています。常連客のちょっと
リッチな主婦たちには、絵画や写真そして陶芸など、多趣味な人が多いのです。

こんな常連客の要望で、中華料理店が画廊になってしまいます。アーティスト
となった常連客は、展示期間中に友人たちを呼んで、会食パーティを開きます。
その友人たちが「このお店、素敵よね…」といって、新たな常連客になります。


     わざわざ、へんぴな店へバスやマイカーでやってきます。
  こんな常連客たちの数珠つなぎが『魔法の集客』になっているのですよ。

        

        中華料理店が、ギャラリーになってもOK!


           この店のストア・コンセプト
       “山の手の中華料理屋・Nさんのギャラリー”



   災い転じて福とした独立開業の奮戦実話。めでたし、めでたし。




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 ◆発行 『樂店・樂座』        一枚目:大咲元延 三枚目:神田高彦
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■後記□ オレは「怪物くん」だ。まぐまぐ・ランドの王子だぞ。オレの
□好機■ 指先一本で・一本で・大怪獣も、デングリかえるぞ。…いくぞ
     3匹ついてこい。…愉快・痛快・奇々怪々の『魔法の集客!!』
     さて、本家・本物の藤子不二雄氏のマンガには、面白い傍役が
     たくさん登場します。怪物くんのお供は、フランケン・狼男・
     ドラキュラの3匹。いずれもユニークなキャラクターですよ。

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