事務所概要 ┃ お問い合わせ ┃ サービス案内 ┃ サイトマップ ┃ 契約書の達人[top]

トップページ > 契約書の世界のリスク > 1.白紙委任状

契約書の世界のリスク

無料レポート好評配布中! 雛形はこちらから!

白紙委任状

白紙委任状とは、文字通り、白紙の委任状のことです。つまり、委任の内容がまったく書かれていない状態の委任状のことです。

白紙委任状は絶対に交付してはいけない

この白紙委任状に署名・押印するということは、委任する相手に全ての権限を委ねるということを意味します。というのも、白紙委任状には委任内容がまったく書かれていないために、白紙の部分(委任内容)に委任事項を記入して使用することができるからです。

これは、交付される相手方にとってみれば、非常に便利な委任状です。しかし、たとえどんなに信頼できる相手であっても、白紙委任状に署名・押印し交付するべきではありません。

白紙委任状という文書は、それこそ悪用しようと思えばどんなこともできる文書です。というのも、白紙の部分に好き勝手に委任事項を記入できるということは、いわば「煮るなり焼くなり好きにしてもらってかまいません」と宣言しているようなものだからです。例えば、不動産を勝手に売却されたり、勝手に債権譲渡をされたり、いろいろなパターンが考えられます。

もちろん、このような行為は、刑法に抵触する(私文書偽造、詐欺)可能性があります。また、民法によっても救済を受けることができる可能性があります(第709条など)。ただし、実際に法的手段に訴えて損害の回復を図るとなると、大変な困難を伴います。ですから、白紙委任状に署名・押印を求められても、断固として断るべきです。

大量の書類にサインする際には注意する

悪質な業者の中には、大量の書類に署名・押印を求め、その中に白紙委任状を紛れ込ませ、まんまと署名・押印をさせてしまうといった、悪質な手口を使う者もいるようです。ですから、何かの書類に署名・押印を求められた場合は、面倒でも必ず目を通すべきです。また、よくわからない書面には、サインしないことも重要です。

これほど多くの問題を抱えているにも関わらず、白紙委任状は雛形として普通に市販されています。もちろん、このような白紙委任状は、白紙部分にあらかじめ委任事項を記入して使用することを前提として販売されることです。ですから、このような白紙委任状を使用する場合は、必ず委任事項を明記したうえで、よくよく交付する相手方を見極めたうえで交付するべきです。

なお、貸金業者は白紙委任状の取得が禁止されています(貸金業法20条)。

逆に考えると、悪質な消費者金融業者、クレジット会社、サラ金業者、ヤミ金業者などの貸金業者が白紙委任状などを要求しているからこそ、禁止されているともいえます。これは、悪質な貸金業者が、白紙委任状を悪用することによって、借り手から違法な手段で債権を回収している実態があるからです。

ですから、貸金業者から白紙委任状の交付を要求された場合、専門家に相談するなり、刑事告訴を検討するなりしましょう。また、都道府県や監督官庁(財務省、金融庁、財務局など)に相談することも有効です。

弊事務所では、委任状についてのご相談も承っております。
お気軽にお問い合わせください。

弊事務所代表・小山内の主著

『改正労働者派遣法とこれからの雇用がわかる本』

日本能率協会マネジメントセンター刊
ボタンご注文はこちら(Amazon) から。
これだけは知っておきたい契約書の基本知識とつくり方 『これだけは知っておきたい契約書の基本知識とつくり方』

日本能率協会マネジメントセンター刊
ボタンこちら(Amazon)から。

〜あなたのリーガルリスクマネジメントをサポートする〜
小山内行政書士事務所
代表:小山内 怜治

〒331-0804 埼玉県さいたま市北区土呂町2-86-2-103
TEL/FAX : 048-664-6860

一部のサービスを除いて、全国どこでも対応いたします。
営業時間:平日10:00〜18:00

メールアドレス:r_osanai@msj.biglobe.ne.jp
公式ブログ:http://blog.livedoor.jp/r_osanai/

Copyright (C) 2006 小山内行政書士事務所 All Rights Reserved.